つれづれ322 佐渡紀行2
今回、新たなホームページへ引っ越して初めてのつれづれです。ページは変わりましたが、つれづれはこれまで同様月2回のペースで書いていきますので、よろしくお願いします。
これに先立ち、これまでのつれづれを初回から見てみました。それなりにいろんなことを考えていたんだな、と自分を振り返るきっかけにもなりました。季節は秋になり、振り返る季節でもありますので、ちょうどよかったかもしれません。
これからも、つれづれっていこうと思いますので、よろしくお願いします。

先日、うれしいことがありました。私が撮影したポストカードをお送りしたところ、
とても気に入っていただいて、他の天使の梯子の写真をCDのジャケットにしたい、
とお申し出がありました。そう、思っていただけただけでもうれしいです。

さて、つれづれはまだ夏の宿題が残っています。
佐渡紀行を続けます。

泊まった金沢旅館は、とても古い旅館で、部屋も狭いですが、純日本風で、なんと壁には素敵な絵が描かれた大きな金屏風が張り付けてあります。外国の人だったらぜひとも泊まってみたいと思うような雰囲気です。こんな安宿にしておくのはもったいないくらいです(高くなると困りますが)。

朝起きると、宿の女将さんとお話をしました。「素敵な部屋ですね、外国の人とかとても喜ばれると思いますよ。」というと、たいそう喜んでくれて、「裏庭からは湖が見えるんですよ。」と教えてくれました。
「湖???、ここから湖ですか?」
何を言われているか、さっぱりわかりません。街の真ん中の裏庭から湖が見える??

言われた通り、狭い通路を通り、お住まいの横を通り、裏庭へ、

そして、ジャ~ン!

な、なんと庭の先には、大きな湖が!
何が起こったかわからず、呆然自失で立ちすくんでいると、
「この湖は新潟県では一番大きな湖なんですよ。」
女将さんが説明してくれました。
なんと、素敵な場所でしょう!ここに休息所があれば、日がな湖を眺めていたいものです。
ここから、小舟で出かけるのも乙なものです。
手漕ぎの船に乗って、「お客さんどちらまで?」なんて言われながら乗っているのも最高でしょう。
妄想が始まります。
「もったいないですよ~!」「これ~!」
「ぜひ、こちらをきちんと整備して、使えるようにしてほしいです。」
それから、ありとあらゆる提案をしました。
女将さんは、「お客さんとこういう話をすることはないですからね。」
「たいへん参考になりました。また、とても元気をもらいました。」「頑張ります。」
と言っていただきました。
というか、日本の財産の大変な損失だと思います。
入り口から裏庭を抜けて、秘密の湖に抜ける風が吹いてくれることを願って、宿を後にしました。
今日の目的地は佐渡の金山です。佐渡の金山と言えば、私にとって、遠山の金さんぐらい
ポピュラーな存在です。新潟のニュースでは連日佐渡の金山が世界遺産の候補から外れたことを報道していました。
トラックを走らせて、金山に向かいました。

途中、遠回りして、海岸線を走ります。
途中に不思議な岩の島がありました。
岩の上の方が不思議と白っぽくしており、曇りなのに光が当たっているように見えます。
私はこれを常照岩と名付けました。
なかなか、金山に行き着きません。
遠山の金山です。

2017.09.15 井手芳弘

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