ルドルフ・シュタイナー講演集
[カルマ的関連の秘教的考察]
太陽の門と月の門
ベルン、チューリッヒ、シュトゥットガルトにおける4回の講演
(1924.1.25-4.16)
人は、コスモスの中で初めて出会う一人の人間を通して、
より深く世界の中を見つめます。
一人の人間と出くわすことは一つの幸運でもあるのです。
……この事実は、翻って繊細な感情として発達しなければならないのです。
秘儀参入者がカルマ的に結びついておらず、
いわば宇宙の中で初めて対面することになる一人の人間に出くわすと、
彼は直ちに、この人間に対して一つの課題を持ちます。
彼はすぐに、アンゲロイの天球からの守護霊、
つまり、特にこの人間を守護しつつ向かい合っている
守護霊と結びつくという課題を持ちます。
……彼は、この人間のアンゲロスの言葉を彼の内面に聞き取ります。
このことは、秘儀参入者に、彼のこの人間との交際の中に
ある種の特性を与えます。
彼は自ら、彼が知り合う人間にアンゲロスが言おうとすることの
いくつかを受け取ります。
彼はその人のアンゲロスに変容するのです。
(本文より)
今回、翻訳された4回の講演では、具体的に、
人生においてどのようにカルマが体験できるかが、語られている。
シュタイナーによるカルマ論講演集[カルマ的関連の秘教的考察]の
謂わば「序曲」として構成されている。
●目次より
訳者による序文
講演1、1月25日、ベルン:月とは何か/太陽の門と月の門
/人と人との出会いのあり方/脳と悟性/宇宙的運命の感受/他
講演2、4月16日、ベルン:クリスマス会議で生まれた新しい衝動
/古代の、父と子と聖霊の秘儀/キリスト教における自由への衝動/他
講演3、1月28日、チューリッヒ(不完全な速記記録による):
太陽の門/2人の人間の出会い/カルマ的に結びついていない人間の出会い/他
講演4、2月6日、シュトゥットガルト:月の地球からの分離と月の霊的本姓たち、
人類の太古の叡智/病気について、人間の道徳生活と自然生活
/クリスマス会議とアントロポゾフィーの使命/他
訳者による解説
追悼:丹羽敏雄さんを偲んで 内田純一
◆インフォメーション
著者:ルドルフ・シュタイナー
訳:丹羽敏雄・浅田豊
発行:2025年5月5日
ページ数:154ページ
サイズ:21×14.8cm 厚み1.2cm
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