ルドルフ・シュタイナー講演集
[カルマ的関連の秘教的考察]
カルマ的・宇宙的関連から観た人生
プラハにおける4回の講演
(1924.3.29-4.5)
人は人間に出会い、そして双方の人間の今後の運命を一緒に演じ
これまでの人生全体を、深い節目となるやり方で変えます。
そのようなカルマ的な出会いには、過去に関わる月のタイプと、
未来に関わる太陽のタイプがあります。
太陽と月が星界において、互いに関係しあっているように、
私たちの月的なもの、過去は、私たちの太陽的なもの、
未来に繋がっています。運命はまさに人間の中で現在を通して
過去から未来へと継続していきます。
私たちが考え、感じ、感受するものは、ここ地球上では、
あたかもそれが私たちの皮膚の中に閉じ込められているかように、
マーヤの形で現れます。死後生においては、
私たちが内部で考え感じることや心情で発達させるもの、
それは世界全体に属し、世界全体の中に働きかけます。
アントロポゾフィーは、基本的にそれが単に
私たちの頭に語るのではなく心臓の中に、
超感覚界において、超感覚界の存在たちを通して
私たちが受け取ることができる印象について、
1つの感情、1つの知覚、気づきを発達させるとき、
初めて本来正しいものになります。
(本文より)
*
人間が再びカルマに、本当のカルマに帰っていく、
本当のカルマを生き尽くすための・・・
宇宙からの一条の光、カルマ認識の書
『カルマ論全集(日本では未訳の3巻~6巻)』第5巻に収められた
プラハ講演(1924.3.29 ─ 4.5)の全訳
●目次より
訳者による序文
| プラハにおける4回の講演
第1講演、プラハ、1924年3月29日
私たちの文明の誤り。原叡智。秘儀における覚醒と原教師。
月の存在たちと太陽の存在たち。人間の運命の把握のための観点。など
第2講演、プラハ、1924年3月30日
アカーシア年代記。太陽の負空間と太陽存在。
ヒエラルキーたちの協働作業とそれらの死後の人間への影響。
死後生活におけるエーテル体を通しての星々の秘密の把握。など
第3講演、プラハ、1924年3月31日
自然の秩序の領域における肉体の中の、そして高次のヒエラルキーの
領域における霊体の中の人間の生活。
霊界の諸映像と諸行為は人々に現れ、そして彼らの降下において
精算への願いを実現させる──ゴルゴダの秘儀とムハンマド主義。など
第4講演、プラハ、1924年4月5日
私たちはコスモスを理解するときにのみ人間の本性を理解する。
1つの人生の諸行為のもう1つの人生への移行の例。
ガリバルディーの仲間。バイロン卿。マルクス。
ムアウイア-ウイルソン。──2度生まれる者。など
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|| カルマ論を通して人生と人間の本質を探る
─ 月のカルマと太陽のカルマの間にある人生とヒエラルキー存在 ─
(訳者による解説)
◆インフォメーション
訳・解説:丹波敏雄
出版:涼風書林
ページ数:125ページ
発売日: 2021/12
サイズ:A5判フランス装 約21 x 15x 1cm
ISBN978-4-903865-49-2
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