何とか、ドイツに向けて出発できました。
ほとんど諦めかけていましたが、
何とか出発しました。

わずか1週間しか時間がないので、
6月の梅雨時に回そうかとも考えましたが、
梅雨時に時間を空けるのが難しいこと、
早めにニーダー氏に確認したいこと、
などあったので決断しました。
ドイツの研修について、
つれづれ数回分に充てようと思っていたのですが、
どうも1回しか使えないようです。
それにしても、ニーダーさんの仕事を見ていたのと
自分でやってみるのでは大きな違いがあります。
わからない事満載です。
当たり前のことですが…
今回のドイツ行きの目的は、
ズバリ、制作したライアを見せに行くことです。

そのために、毎日ドロドロ、こなこなになりながら作業しました。
いつ出来上がるかわからないので、飛行機のチケットも取れませんでした。
それでも何とか塗装までこぎつけて、3日後のチケットを取りました。
国内便よりひどい取り方です。
チケット代もそれほど高くなく一安心です。


今はとても便利です。
ネットで出発地と目的地、出発日と現地出発日を入れるだけで
たくさんの飛行機便が出てきます。
おまけに、出発空港と戻ってくる空港が違っても簡単です。
今回はそのまま東京で仕事なので、
なるべく疲労が少ないように、途中乗り継ぎ1回の便を取りました。
少し贅沢に。
今回、チケットを取った際に、印刷用の控えが出てきませんでした。
おまけにパスポート番号も入れなかったような気がします。
最近詐欺サイトもあるので、本当にチケットが取れたか心配でした。
福岡空港の国際線のカウンターに行ってみると、
自動チェックイン機が並んでいます。
最初にパスポートをスキャンすると、
なんと自分が取ったフライトが出てくるではないですか!
預け荷物があるかどうかを選択し、
次に座席も座席表から選びます。
後ろの窓際を取ります。
<次へ>を押すと、また座席表が出てきます。
「えっ!取れなかった?」
「瞬時で誰かに取られたんだ!」
「だって、3列全部空いていたから。」
気を取り直して最初からやり直しです。
何とか、窓際が取れました。
「次は香港-チューリッヒの座席だ!」
「うん?」
「画面が反応しない!」
係の人を呼んで、説明しますが、要を得ません。
別の、日本語が分かる人に(多分日本人)
質問します。
どうも1回目は香港まで、
2回目は香港―チューリッヒの座席をすでに取っていたみたいです。
なんと簡単な!
荷物を自動預け機で預け、出発検査を通り抜け、
出国審査を通りゲートに向かいます。
ゲートは57番です。
行ってみると、出発ゲートは54番ぐらいから60番ぐらいまでしかありません。
1~50番のゲートはどこにあるのか分かりません。
たくさんの人が並んで待っていましたが、
乗り込んでみるとガラガラです。
飛行機が大型だったせいでしょう。

3時間ほどの空の旅で香港空港に到着です。
とても大きな空港です。
建物も近代的で、たくさんの搭乗ゲートがあります。

早速、コンセント探しです。
座席にはUSB専用のコンセントしかありません。
窓際のテーブルにコンセントがありました。
早速パソコンのソケットを差し込みますが、反応しません。
他のテーブルも一緒です。
何とか使えるものを探し出し、作業です。

突然、ガタガタと大きな音がします。
振り向くと、半ズボンをはいた普段着の男の人2人が
ガタガタの台車の上に木製の脚立を載せて運んでいます。
近代的な建物と台車のミスマッチがたまりません。
福岡から飛行機に乗り込むときには
チケットと顔写真のチェックがありましたが、
香港では顔認証のカメラチェックだけで、画面に座席番号まで出てきます。
すごすぎです。
どんどん便利になってきます。
ひょっとすると、顔写真のチェックだけで
買い物ができるようになるかもです。
便利になったことと言えば、
飛行機の中にも電源部がついたことです。
以前はなかったので、
長時間使えるバッテリー搭載のパソコンが必要でしたが、
今は必要なくなりました。
また今のパソコンやUSB充電器は100-200V対応なので、
変圧器を持っていく必要もありません。
差し込み変換用のプラグがあればそれでOKです。
各空港でもコンセントが付いた座席が多くみられるようになりました。
フリーWi-Fiも充実してきています。
お金を払えば、飛行機の中でもWi-Fi が使えます。
夜中の0:40に香港を出発してチューリッヒには7:30到着です。
約14時間の飛行です。
空いているのを期待していましたが、満席でした。
チューリッヒに着くと荷物をピックアップして、列車探しです。
以前は、空港の隣にある駅のチケット売り場で切符を買っていましたが、
最近はネットで取っています。
チケット売り場にはたくさんの人が並んでいて、
銀行のように整理券を渡されます。
下手すると、30分から1時間待たされます。
ほかの選択肢としては券売機で買う方法ですが、
慣れないと、かなり大変です。
案内の人がいたりはしますが…
DB(ドイツ国鉄)のネットで取る利点は、時間と経路、
それに価格が出てくるところです。
以前、ここの駅の案内の人に、
「DBでチケット取ったら、ここで買うより安いよ。」
と教えてもらったからです。
実際には確かめていませんが…
スイスからの切符をドイツ国鉄で買えるなんて、
さすがヨーロッパです。
切符を取ったら、
QRコード付きのチケットのPDFがメールで送られてきます。
列車の中で検札があった時には
これを車掌さんがピッとしてくれます。
なるべく乗り換えが少なくて、安い切符を買いました。
ユーバーリンゲンまで乗り換え1回、
時間も1時間42分と短めです。
途中でライン川の滝の側も通ります。
Co-opのスーパーで
クロワッサンとカプチーノを買って食べてから、列車を待ちます。
乗り間違えたら大変なので、何度も確認します。
一応、ホームで作業している人に訊いてみますが、
わからないという答え。
あとで、若い方の方がスマホを示して、
「このホームで大丈夫!」と教えてくれます。
とても親切です。
スーツケースを置いて数メートル離れたゴミ箱にごみを捨てて戻ると、
駅員さんが「この荷物は誰の?」と訊いてきます。
「私のです!」というと、
安心して立ち去っていきました。
掲示板には列車名と時刻、
それに列車が止まる位置としてA-Dのアルファベットが掲載されます。
それを見て、乗る場所を探します。
日本のようにドアの場所にラインが引かれていませんので、
みんな適当な場所に立っています。
やってきた列車は2階建てです。
スーツケースがあるので1階の席を取ります。
普通列車なので、人もあまり乗っていません。
列車の中には残念ながら電源部がないのでパソコンが開けません。
列車の切符を印刷できないので、パソコンの画面を見せなければなりません。
パソコンのバッテリーが無くなったらアウトです。
スマホに切符のデータをメールで送ろうとしたのですが、
スマホがフリーWi-Fiにつなげられず、できませんでした。

途中乗り継ぎのシャッハウゼンから、
男女の警察官が乗り込んできました。
国境を越える際のチェックなのでしょう。
しばらくすると、乗客たちの身分証明書をチェックし始めました。
若い女の子が執拗にチェックされています。
身分証明書がないのかと思ったら、
後で、他の子たちと身分証明書を見せ合いながら笑っています。
そのあと、二人の警察官は、私の目の前を素通りしていきました。
多分、私から善人のオーラが出ていたのだと思います。
しばらくすると、車掌さんがチケットをチェックしてくれました。
これで、バッテリーが切れても安心です。
その前に、車掌さんが何度か目の前を通り過ぎて行ったので、
その時にチェックしてもらえばよかったと思いました。

懐かしいボーデン湖を眺めながら、
ユーバーリンゲンの駅に着きました。
エレベーターで地上に上がると、
ニーダーさんが迎えに来てくれていました。
もう一回書けるぞ!
なんだか、小学生の作文のようになってしまいました。
2025/4/4 井手芳弘