ロッテンブルグ/アルト4300
・ a'(ラ)=442Hz
・音域:f1~a♭3以上
・バロック式
・サイズ:約47.5cm
・材質:メイプル
メイプルにはパラフィンがしみこまされていて、楽器に緻密さと落ち着きを与えています。
・製造国:ドイツ
・ハードケース、グリス、掃除棒、クロス付き
オーナーコメント
メックはリコーダー専門メーカーとしてさまざまなリコーダーを制作していますが、
その中で代表的なロッテンブルグのアルトリコーダーを紹介します。
響きは明るさと明快さを持っており、高音もとても気持ちよく音を出すことが出来ます。
音が安定していますので、重奏でも、リコーダーのアンサンブルでも合わせやすい楽器です。
プラスチックのリコーダーは型に樹脂を流し込んでいく工程で作られますが、
木のリコーダーは一つ一つ工程を踏んでいかなければならず、
ほとんど手作りともいえ、とても手間のかかる作業です。
そのため価格は高めになりますが、このメックのロッテンブルグは、
工程により機械的な作業を入れることで、価格と比較してとても質の高い音質を持っています。
また、品質のばらつきも少なくなっています。
指使いはすべてバロック式なのでご注意ください。
バロック式とは本来リコーダーに使用されていた指遣いで、
後で改良されて生まれたドイツ式の指遣いと比べて、
ソプラノでファとオクターブ上のファ(アルトはほとんどがバロック式です)が少し複雑ですが
(ドの音に指をふさぎ、右手の中指だけを開ける)すぐになれますし、
その他のリコーダーを吹いたり、より良い楽器を吹いたり、するときに慣れておけば便利ですし、
半音付きの曲を吹くときは、ドイツ式よりはるかに簡単になります。
木のリコーダーは唇に当たる感触も違い、長く吹いても唇が滑る感じがしません。
また、吹いた時の息の抵抗がとても柔らかな感じがします。
ただ、手入れや保管に気を付けなければいけません。
でもそれもぞんざいに扱わない程度のものですし、大切なものに少し気を使いながら
一緒に育っていこうという気持ちを持ってもらえたら、と思います。
その昔、大きくなってからプラスチックのリコーダーを買い、独学で練習した後、
リコーダーの先生にしばらくつきました。
その時に紹介してもらってロッテンブルグのアルトリコーダーを買いました。
プラスチックのソプラノリコーダー使っていた私は、
その音色がとても澄んでいて温かくて美しかったのを覚えています。
また、吹き馴らしとともに、木の楽器が単なる物ではなく、一緒に育っていくものなのだ、
という印象を受けました。今も手元にあります。
↓アルトリコーダーのワールド、ロンド、ロッテンブルグのデザイン比較です。
商品説明
木製のリコーダーの音色をお楽しみください。
商品仕様
製品名: | メックリコーダー/メック ロッテンブルグ(カエデ) |
---|---|
メーカー: | MOECK/メック |
製品重量: | 220g |