ザーレムライア
【ザーレムライアーご購入検討中の方へ】 目次
2024年1月31日をもちまして、ニーダー氏制作によるザーレムライアの受注は終了いたしました。こちらのページは参考のためこれまで通り公開しております。 今後はペロルにてザーレムライアを引き継いだライアの制作を予定しております。
3 【ザーレムライアー】楽器の選び方について
※2024年1月31日をもちまして、ニーダー氏制作によるザーレムライアの受注は終了いたしました。こちらのページは参考のためこのまま公開しております。
今後はペロルにてザーレムライアを引き継いだライアの制作を予定しております。
と大きく分けて4種類のライアーがございます。
さらに細かく分けると12種類となります。
それぞれのライアの音域の違いは、
ライアの音域について、をご参照ください。
【ソプラノ】
①「小型ソプラノライアー・27弦」
②「大型ソプラノライアー・35弦」
③「ソロソプラノライアー・39弦」
④「コンサートライアー・42弦」(大型アルトライアの大きさ)
【アルト】
⑤「小型アルトライアー・35弦」(大型ソプラノライアの大きさ)
⑥「大型アルトライアー・38弦」
⑦「ソロアルトライアー・42弦」
⑧「テナーアルトライアー・42弦」
【バスライア】
⑨「バスライア・54弦」
【キンダーライアー】
⑩「キンダーライア・ペンタトニック7弦」
⑪「キンダーライア・ペンタトニック10弦」
⑫「キンダーライア・ダイアトニック10弦」
それぞれのライアの解説は下記をご覧ください。
【初心者の方にお勧めのライア】
これからライアを始められる
初心者の方が購入される場合、
殆どの方がソプラノライアを購入されます。
その場合の選択肢として、
小型ソプラノライアにするか
大型ソプラノライア、ソロソプラノライアにするかがあります。
予算的に余裕があるのなら、
ソロソプラノライアをお勧めします。
また、木の材質に関してお迷いであれば、
カエデをお勧めします。
(音質的にも偏りがなく、バランスが取れているので、
特にお好みがなければ、お勧めです。)
大型ソプラノライアがミの音から始まるのに対し、
ソロソプラノライアはドの音から始まり、
演奏できる曲のレパートリーがより広がります。
各楽器の詳細な特徴
【ソプラノライア】
小型ソプラノライア
他のライアに比べて音域が狭いので、
高い音や低い音をオクターブ変えて演奏するなどの
手間がかかることがあります。
ライアを試してみたいという方、
とにかく軽いライア、お子様にはお勧めです。
響きは、大型ソプラノ、ソロソプラノに比べれば
多少豊かさにかけますが、響きは十分にふくよかです。
大型ソプラノライアとソロソプラノライア
同じ大きさで、構造もほぼ一緒です。
高音もいずれもレの音まであります。
大型ソプラノライアの低音がミから始まるのに対し、
ソロソプラノはドから始まります。
ソロソプラノライアの弦の間隔は
大型ソプラノと比べて
あまり狭くならないように工夫されています。
コンサートライア
大型、ソロソプラノライアに比べて、
より大きく伸びのある響きがします。
また、音域も下のHから上のe'''までありますので、
ソロソプラノライアよりより広い音域をもっています。
プロフェッショナルな演奏や
ソロのコンサートをされる方向けのライアです。
今までに十数台しか作られていません。
【アルトライア】
ライアアンサンブルなどで、
ソプラノ数台の中に
アルトライアが一台入ると響きに厚みが増します。
もちろん、ソロの演奏用としても使われている方がおられます。
ソロアルトライアを購入される方が多く、
その次にテナーアルトライアを購入される方が多いです。
まれに、小型アルトライアをご注文いただくことがあります。
大型アルトライアはほとんどご注文いただくことはございません。
小型アルトライア
大型ソプラノライアと同じボディが使われています。
ただ、表板には柳が使われています。
音域はソロソプラノライアのドの下のソから始まります。
ザーレムの弦製造の技術の粋を集め、
細い弦を何度も巻き、柔らかくて太い弦を作ることで、
低音もきちんと出る小型アルトが生まれています。
アルトライアは大きすぎて重すぎる、という方にはお勧めです。
大型アルトライアとソロアルトライア
さらに低いミから始まります。
ソロアルトライアの高音は
ファより高いラの音まで出すことができ、
大型、ソロソプラノの最高音であるレより4度低いだけです。
そのため、ソロでも弾きたいという方にはお勧めです。
大型アルト、ソロアルト、テナーアルトは
低音もさることながら、中音域から高音域も
伸びのあるふくよかな響きがします。
テナーアルトライア
さらに低いドから始まります。
ソロソプラノライア・ハイソプラノライアの
高音部は大型アルトライアと同じく
ファまであります。
【バスライア】
2010年頃から作り始められたライアです。
これまでに、5台ほどが作られています。
音域はこれまでのテナーアルトライアより
3音低いソの音から始まり、
かなり音域の広いライアです。
ほかのライアと違い、自立させて演奏します。
立ってか、高い椅子に座って演奏されます。
大きなライアアンサンブルの中で、
低い音の響きを使って 音を支えることに使われますが、
ソロの演奏用としても適しています。
【キンダーハープ】
木を削りだしたもので、
共鳴胴を持っていません。
7弦のものも10弦のものも楽器自体は同じものです。
10弦のキンダーハープは弦を変えることで、
ペンタトニックからダイアトニックに、
ダイアトニックからペンタトニックに変えることができます。
ザーレムのキンダーハープは
他社のキンダーハープの中で唯一、
調音ピンのそばにフレットがついています。
8 【ザーレムライアー】お客様の声
※2024年1月31日をもちまして、ニーダー氏制作によるザーレムライアの受注は終了いたしました。こちらのページは参考のためこのまま公開しております。今後はペロルにてザーレムライアを引き継いだライアの制作を予定しております。
2017.12.ソロソプラノ上製版カエデ製ご購入 K.K様より
「ザーレムのソロソプラノライアーが届いて一年以上が経ちました。
とても満足しています。
それまで
他の工房のライアーを使っていましたが、
ザーレムライアーの方が弾きやすく、
また音が一音一音とても良く、
弾きながら癒される感じです。
今更ながら、ライアー初心者こそ、
ザーレムライアーを使うべきであると実感しています。」
K,K様感想を聞かせていただきまして、ありがとうございます。
2019.06.ソロソプラノライアご購入 しーさん様より
ライアーを購入して1か月。少しお高い買い物なので悩みましたが、買ってよかった。
ぺロルさんから、ライアーについていろいろ教えていただけて、
安心して決めることができました。
ライアー仲間からもザーレムライアーの音色を褒められました。
毎日、弾きながら癒されています。
しーさん様感想を聞かせていただきまして、ありがとうございます。
7 【ザーレムライアー】よくあるご質問
※2024年1月31日をもちまして、ニーダー氏制作によるザーレムライアの受注は終了いたしました。こちらのページは参考のためこのまま公開しております。今後はペロルにてザーレムライアを引き継いだライアの制作を予定しております。
目次
- Q.初心者ですがどのライアから始めた方がいいでしょうか?
- Q.楽器をやったことのない初心者ですが、 ライアの演奏ができるようになりますか?
- Q.木の種類はどれを選べばいいでしょうか?
- Q.カエデ、トネリコ、サクラ、ニレの木は外見上どう違いますか?
- Q.上製と、普及版の違いは何でしょうか?
- Q.ソロソプラノライアと大型ソプラノライアの 違いは何ですか?
- Q.大型(ソロ)ソプラノライアとソロ(大型)アルトライア(テナーアルトライアも含む)の違いは何ですか、どちらを選択すればいいですか?
- Q.ライアの教室というのはあるのでしょうか?
- Q.調弦はどのようにすればよいでしょうか?
- Q.トラブルがあった時が心配なのですが…
- Q.購入後のメンテナンスは どのようにすればいいでしょうか?
Q.初心者ですがどのライアから始めた方がいいでしょうか?
A.初心者だからと言って、小型ソプラノから始める必要はありません。
最初から大型ソプラノライア、
もしくはソロソプラノライアから始めるのが理想です。
とくに、弦数の多い
ソロソプラノライアがお勧めです。
Q.楽器をやったことのない初心者ですが、
ライアの演奏ができるようになりますか?
A.初心者の方でも大丈夫です。楽器を学ばれたことのない方が
ライアの演奏を学ばれて、
演奏会までされている方もおられます。
教則本を使って独学もできますが、
できれば、先生を見つけられて、
最初のうちだけでも学ばれた方がいいか、と思います。
お住まいの近くに先生がおられれば
ご紹介することもできますので、
お気軽にお問い合わせください。
また、ライアの音量もそれほど大きくないので、
お家でコツコツ練習されるのに適した楽器です。
Q.木の種類はどれを選べばいいでしょうか?
A.基本的にはカエデをお勧めします。響きのバランスがいいためです。
トネリコは上級者の人にお勧めしています。
音の残音がカエデと比べて短いと言われており、
早い曲などを演奏するときに
音の切れがいい感じです。
もちろん、買い換えるのは大変なので、
最初からトネリコを購入されてもかまいません。
サクラは、響きが柔らかく、
残音も長いといわれています。
療法をされる方や、
ゆっくりとした演奏で
響きを楽しみたいという方にお勧めです。
ニレはトネリコと同じくらい硬い木で、
響きもトネリコに似ています。
湿気に強いといわれています。
それぞれの木の特徴を書いてみましたが、
普通に聞いてほとんど違いは感じられません。
木の質感で選ばれてもかまいません。
詳しくは、
2.ザーレムライアについて
の木の種類の項目をご覧ください。
Q.カエデ、トネリコ、サクラ、ニレの木は外見上どう違いますか?
A.カエデは木目が目立たなく、緻密でやさしい感じがします。
色は白っぽいものが多い感じです。
とても堅い木です。
トネリコはケヤキなどの仲間で、
木目がはっきりしています。
カエデよりさらに固い木です。
サクラは表面が緻密で、
木目も目立ちません。
色は少し暗めで柔らかい質感です。
ニレはかなり暗くなります。
木目もはっきりしています。
Q.上製と、普及版の違いは何でしょうか?
A.上製と普及版の違いは、フレームと共鳴板に使われている
板の材料のグレードの違いだけで、
それが価格に反映されています。
上製の板は木目がきれいで複雑です。
育つのに年数のかかった木で、
フレームや裏板に
炎の模様のような斑(ふ)が
入っていることが多く見られ、
楽器がとても華やかな感じです。
ただし、逆目が起きやすく、
カンナ掛けや加工が大変です。
普及版は上製版に比べて
年数の経っていない、
木目が単純なものが使われています。
ただし、
普及版にも長年天然乾燥された
良質の木が使われていますし、
構造的にも上製版と違いがありません。
塗装も全く同じ塗装が施されています。
上製にはハードケースの上に
布張りした黒いケースが付きます。
ストラップや楽譜入れも付いています。
普及版には黒のケースが付いています。
Q.ソロソプラノライアと大型ソプラノライアの
違いは何ですか?
A.ソロソプラノライアと大型ソプラノライアの
ライア本体は同じものです。
ソロソプラノライアのピンの数が
低音の方に4弦多いだけです。
音量や響きの違いはありません。
Q.大型(ソロ)ソプラノライアとソロ(大型)アルトライア(テナーアルトライアも含む)
の違いは何ですか、どちらを選択すればいいですか?
A.アルトとソプラノは一オクターブほどの音域の違いがあります。
基本的には好みで選んでもらって構いません。
アルトの方が弦数が多く
重さがあり、横幅も広くなりますので、
小柄な方には演奏するのに
少し大変かもしれません。
ライア同士で演奏するときには、
ソプラノよりもアルトは低い音が出ますので、
伴奏部や低音のパートを演奏することが可能です。
音としては、
アルトの方がライアが大きい分だけ、
中高音部の音も、より大きく伸びがあります。
Q.ライアの教室というのはあるのでしょうか?
A.各地でライアの教室や個人で教えられている先生がおられます。
お住まいの地域と共に、
お問い合わせいただければ
こちらから先生をご紹介することが出来ます。
Q.調弦はどのようにすればよいでしょうか?
A.調弦に関しては、チューナーを使って簡単にあわせることができます。
とはいえ、40本近くを調弦するには
やや時間がかかるかもしれません。
慣れていくと次第に早くなります。
Q.トラブルがあった時が心配なのですが…
A.当店購入のザーレムライアの場合、通常の使用におけるトラブルに関して
3年間の保証をつけています
(弦の劣化や切れは除きます)。
その期間内でトラブルがあった場合は、
送料を含め、無料で対処させていただきます。
期間を過ぎてからも、
誠意をもって対応しますのでご安心ください。
ザーレムライアのニーダー氏と
綿密に連絡を取りながら対処しています。
Q.購入後のメンテナンスは
どのようにすればいいでしょうか?
A.メンテナンスはほとんど必要ありません。演奏後にクリーニングブラシの布の面で弦を拭いていただき、
ピンの部分にブラシを当ててください。
ライア本体は柔らかい布で拭いてください。
数年後、弦が劣化してきたら弦の交換が必要です。
その時に同時にライアのクリーニングもお勧めします。
いずれも当店で行っております。
分らないことがあれば、お気軽にお尋ねください。
6 【ザーレムライアー】そのほか
※2024年1月31日をもちまして、ニーダー氏制作によるザーレムライアの受注は終了いたしました。こちらのページは参考のためこのまま公開しております。今後はペロルにてザーレムライアを引き継いだライアの制作を予定しております。
目次
- ・普段の管理方法
- ・特別なメンテナンス
- ・調弦(チューニング)のやり方
- ・弦の張り替え方
- ・関連商品のご案内(軽量ケース・弦用オイル・メンテナンスキット)
- ・ペロルでの販売実績
- ・ペロルでご購入の際の特典
- ・店頭にて実物をご覧になりたい方へ
- ・お問い合わせの流れ
- ・ザーレム工房研修ブログ
布の面で弦を拭いていただき、
ピンの部分にブラシを当ててください。
数年後、弦が劣化してきたら弦の交換が必要です。
その時に同時にライアのクリーニングもお勧めします。
いずれも当店で行っております。
分らないことがあれば、お気軽にお尋ねください。
調弦に関しては、
チューナーを使って簡単にあわせることができます。
とはいえ、40本近くを調弦するには
やや時間がかかるかもしれません。
慣れていくと次第に早くなります。
画像をクリックすると商品ページに飛びます。
【チューナー】
まず、音を合わせるために
コンタクトマイクが付いたチューナーが必要かと思います。
当店では、二種類ご用意しています。
一つはチューナーとコンタクトマイクが
セットになったリーズナブルなもの
・クリップ式チューナー
もう一つはチューナーと
コンタクトマイクが別々になったもの
・チューナー本体
・マイク本体
使いやすさとしては
別々のタイプがいいかと思いますが、
一体型でも慣れれば大丈夫かと思います。
【教則本】
ただ、先生について習われる場合は必要ないかもしれません。
【ライアー用スタンド】
当店オリジナル商品として
2種類のスタンドを製造しております。
演奏や練習時にライアを立てかけておくことが出来ます。
・ライア用スタンド「水月」
下記のザーレムライアに対応しています。
・ソロソプラノ・小型ソプラノ・大型ソプラノ
・ソロアルト・小型アルト・大型アルト・テナーアルト
【軽量ケース】
ザーレム大型・ソロソプラノライア用の軽量バッグです。
練習、演奏会などにライアを持ち歩くときに便利です。
手で持つ以外にも、肩に掛けたり、リュックとして背負うこともできます。
【弦用オイル】
ライアのスチール弦(高音用の単線)を
錆から守るためのオイルです。
キンダーハープから大型のライア類の
(巻き線になっていない)弦のみにお使いください。
【メンテナンスキット】
柑橘系テレピン油とライア用ワックスです。
ライアー表面の汚れを落とし、つやを出します。
※2012年より以前に製造されたライアにのみ
ご利用いただけます。
それ以降に製造されたライアは、
塗装の関係上ご利用いただけません。
【シルク】
ライアーをお持ちの方は、
よくシルクの布にライアーを包んでケースに保管されています。
当店では90×90cmや110×110cmのシルクが
ライア-を買われる方に選ばれています。 ソロソプラノを包む場合、
90センチはギリギリで110センチは余裕があります。
※110センチは白のみ、90センチは白や草木染めなどの色付きがございます。
ライアーを保管する際、
シルクでふんわりと包みます。
カラーやサイズ、草木染めなど
種類豊富に扱っております。
2002年より2022年2月現在まで、
600台以上のライアを販売しています。
これまで、当店から販売したザーレムライアで
板の割れや剥がれなどのトラブルは
まだ起きていません。
それぞれのお客様は、
ライア番号とともに顧客リストに管理して、
いつでも対応できるような状態にしています。
当店でご購入のザーレムライアの場合、
通常の使用におけるトラブルに関して
3年間の保証をつけています(弦の劣化や切れは除きます)。
その期間内でトラブルがあった場合は、
送料を含め、無料で対処させていただきます。
また、弦の販売をはじめ、
弦の張替え、クリーニング、など
定価の2割引にて行っております。
※当店を通されず個人間で譲渡されたライアにつきましては
保証ならびに割引き対象外となります。
※見本品・ザーレム・ソロソプラノライア・カエデ
店頭には、販売用のライアは用意しておりません。
見本として、常時ソロソプラノライア・カエデ、トネリコ、
そのほかにも数台、
ザーレム以外のメーカーのキンダーハープ等がございます。
時期により写真とは異なる場合がございます。
実店舗の営業日であれば、
いつでもご覧頂くことが可能です。
ただ、ライアの担当者から
詳しいご説明をさせていただくために、
ご来店予定日を事前にご連絡されることをお勧めします。
※ライアの担当者は
基本的に不在にしていることが多いためです。
そのほかのライアの種類に関しては、お問い合わせください。
ライアの生産が追い付かず、商品として・見本として、
様々なライアを店頭に揃えられていないのが現状です。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解いただけるとありがたく思います。
当店にご来店できない方は、
お住まいの地域にザーレムライアを持たれている方を
ご紹介できることがあります。
その場合は、お問い合わせください。
メールにてお問い合わせいただいた場合は
担当者よりご返信させていただきます。
下記ページより
お問い合わせのご連絡をください。
「お問い合わせページ」
お電話でのお問い合わせの場合は、
担当者不在時は
担当者より折り返しご連絡させていただきます。
担当者が海外等に出張中の場合は、
少しお時間をいただくことになります。
5 【ザーレムライアー】教室や練習方法について
※2024年1月31日をもちまして、ニーダー氏制作によるザーレムライアの受注は終了いたしました。こちらのページは参考のためこのまま公開しております。今後はペロルにてザーレムライアを引き継いだライアの制作を予定しております。
目次
ライアの先生のご指導のもと、
運指やライアの持ち方などを、
一から学んでいかれるのがベストです。
ただ、お近くに先生がおられない場合は、
教則本を使って独学で学んでいくことも可能です。
その場合は、時々先生からレッスンを受けて、
奏法に関してチェックを受けられることをお勧めします。
独学で勉強される場合は、
教則本を参考に進めるといいかと思います。
当店オンラインショップにて販売しておりますので、
よろしければご覧ください。
下記商品名をクリックすると
商品ページにとびます。
初心者のためのライア教則本
教則本以外のライアー関連楽譜も扱っています。
教えられている先生がおられます。
お問い合わせいただければご案内をお送りします。
下記ページよりお問い合わせのご連絡をください。
お問い合わせの際は、下記の情報を添えておご連絡ください。
タイトル
【ライア教室についての問い合わせ】
・お名前・ご連絡先・お住まいの地域
↓
4 【ザーレムライアー】ご購入について
※2024年1月31日をもちまして、ニーダー氏制作によるザーレムライアの受注は終了いたしました。こちらのページは参考のためこのまま公開しております。今後はペロルにてザーレムライアを引き継いだライアの制作を予定しております。
目次
オンラインショップ・お電話・ファックス・ご来店時にて
随時ご注文を受付ております。
ご注文後はメールでのやり取りが中心となる為、
パソコンのメールアドレスを
教えていただけると助かります。
メールアドレスをお持ちでない場合は、
お電話や封書でのやりとりとなります。
↓
②受注確認メール・受注書発送:
・ご注文をお受けした後、
ペロルより受注確認のメールをお送りします。
・保証金の請求書(受注書)を
郵送とメールでお送りします。
・その中に記載されている
ライア代金(税込価格)の5%を
保証金としてご入金ください。
ご入金をもちましてご注文確定とさせていただきます。
※振込手数料はお客様ご負担でお願いいたします。
※クレジットカードでの全額事前入金、保証金のご入金が
クレジットカードの取引上お取り扱いが出来ない事となりました。
ライア入荷後、保証金を引いた残金のクレジットカード払いは可能です。
その場合はご注文時に通信欄にて
「残金の支払いはクレジットカード希望」とご記載ください。
商品入荷時、個別にご購入ページをお作りしご連絡いたします。
その際にクレジットカードの情報をご入力くださいませ。
ただし、残金金額に5%のクレジット手数料を加算した金額のご請求となります。
在庫がある場合は全額お支払いいただけます。
↓
③ご入金確認のお知らせメール
ご入金の確認が出来ましたら、
ペロルより確認のメールを送りします。
それと同時に、ザーレムへ発注します。
↓
④商品入荷
納期は基本的に
約6ヶ月~8ヶ月を予定しております。
世界各国から注文が殺到しているため、
お時間を要してしまいます。
お待たせしてしまいますが、よろしくお願いします。
↓
⑤商品入荷連絡メール・残金の請求書発送
入荷のお知らせ及び、残金と振込先を
記載した請求書をメールと封書でお送りします。
残金のご入金をお願いします。
振込手数料はお客様ご負担でお願いいたします。
・ゆうちょ銀行 記号17480 番号55525341 イデヨシヒロ
・福岡銀行 唐津支店 普通 1079243 ペロル代表井手芳弘
上記口座のいずれかにご入金をおねがいします。
↓
⑥ご入金確認後、商品の発送
お届け日やお届け時間帯にご指定などあれば
あらかじめお知らせください。
領収証が必要な場合も
商品と一緒にお送りしますのでお知らせください。
↓
⑦保証期間
納品書の日付から3年間を保証期間とさせていただきます。
・クレジットカード(分割払い可能)手数料5%加算
・銀行振込み
・代引き
・店頭にて現金でのお支払い
がお選びいただけます。
専用サイズの箱に入れてお送りしております。
基本的には日本郵政の
「ゆうパック」を利用して発送しております。
追跡番号も、発送時にメールにてお知らせいたします。
どのライアーの場合も、送料はいただいておりません。
保証金ご入金後のキャンセル、
及び返品は原則としてお受けしておりません。
やむを得ない事情で
キャンセルしなければならない場合、
保証金の返金はできかねますので、
ご了承ください。
約6から8カ月ほど
お時間をいただいております。
基本的にご注文をいただいてから、
ザーレムの方に発注しています。
小さな工房で一台一台、手づくりしており、
世界中から注文が来ているため、
注文状況に応じて納期が変化してきます。
なるべく早い納品を目指していますが、
場合によっては、
一年ほどかかることがあります。
ご理解いただけるとありがたく思います。
ご注文いただいてから、
半年経って入荷していない場合は、
当店の方からお客さまに制作状況をご連絡します。
生じたもの以外のトラブルに関しましては
(弦の劣化や切れを除きます)、
3年間無償でケアをします。
その場合、往復の送料も当店で負担いたします。
保証期間が過ぎましても、
誠意をもって対応させていただきますので、
ご安心ください。
数多くのザーレムライアを販売してきましたが、
これまでに1台も板の割れ等のトラブルは発生していません。
また、お客様の不注意によって生じた
様々なトラブルに関しましても、
有償にて対応いたします。
当店は、独自の工房を持ち、
毎年定期的に現地のザーレムライア工房で
研修を重ねております。
また、コロイ認定の
ライア技術者の資格も持っており、
幅広い知識と経験をもとに
ライアのメンテナンスを行っています。
弦の張替え、トラブル、その他のご相談に応じます。
トラブルに関しては、逐一電話やメールで
ニーダー氏と事細かくやり取りをしていますので
ご安心ください。
弦は1本から交換、および販売をしています。
ザーレムライアに使われている巻き線は
特殊な弦が使われていますので、
より良い響きを生み出すために、
当ペロルでの張替えをお勧めします。
ザーレムライア用の弦は商品ページからお求めいただけます。
商品コーナーより
それぞれのライアの弦ページに進み、
ご注文ください。
ライアの弦はそれぞれのライアの、それぞれの音の高さに合わせた
専用の弦が使われていますので、
他の音の弦を張ることはできません。
弦の販売はザーレムライアをご使用の皆様の
サービスとして販売しており、
他の目的のためのご注文は
お受けできませんのでご了承ください。
手作りされた貴重な弦であることを
ご理解いただければありがたく思います。
*次のライアの弦には共用するものがあります。
・大型ソプラノライアとソロソプラノライア
・大型アルトライア、ソロアルトライア、テナーアルトライア
【弦のご購入の際の注意点】
弦のご注文時の間違いを避けるために
電話での弦のご注文は行っていません。
あらかじめご了承ください。
メモ欄にライア番号
(ライアの共鳴穴の中に張られているラベルに記載されています)
をお書きください。
ライア番号が記載されていないご注文は
お受けできませんのでご了承ください。
当店でご購入いただいたライアの弦は
2割引きで販売いたします。
その際にはメモ欄にライアの番号の他に
当店購入割引希望
とお書きください。
記入がないものは
割引の対象になりませんのでご了承ください。
それぞれのライアが微妙に違うので、
ご自身で巻き線を張る場合、単線の部分ではなく
巻き線がフレットやブリッジに乗ることがあります。
その場合はそのままご使用下さい。
巻き線の部分がフレットやブリッジにあたりましても、
弦の交換はできませんのでご了承ください。
工房での弦の交換を前提とした弦であることを
ご理解いただければありがたく思います。
当ペロルで交換作業をする場合は、
巻線が当たらないように調整しますので、ご安心ください。
また、持込の弦の張替えに関しましては、
この処置はできかねますので、ご了承ください。
2 【ザーレムライアー】ザーレムライアーについて
※2024年1月31日をもちまして、ニーダー氏制作によるザーレムライアの受注は終了いたしました。こちらのページは参考のためこのまま公開しております。今後はペロルにてザーレムライアを引き継いだライアの制作を予定しております。
目次
※ザーレムライアの魅力について、ペロルオーナー井手芳弘より
ご紹介します。よろしければご覧ください。
ザーレムライアーの制作者は
ホルスト・ニーダー氏です。
ニーダー氏はライアの生みの親である
初代ゲルトナー氏によって
同じタイプのライアを作ることを認められた
三人のマイスターの一人で、
その中で、現在は唯一制作をつづけられています。
ゲルトナー氏によって生み出されたライアを
さらに発展させていこうと努力されています。
そのために、
形は殆どゲルトナーのライアと同じですが、
随所に彼の考えと経験が生かされています。
彼のこだわりはライアの本体のみならず、
ライア用の弦を自作してしまうほどです。
そして、現在様々なライアメーカーの
弦の相談にものっているそうです。
演奏家からのフィードバックを受け、
常に研究、改良を怠らない
制作者の姿勢がザーレムライアの一番の特徴です。
ホルスト・ニーダー氏の望みは、
広く音楽家の方たちに
自分のライアを使ってもらい、
その経験から様々な意見を聞くことで、
まだ生み出されて歴史の浅いライアを
より発展させ、完成させていくことです。
常に気持ちをこめてライアーを制作しているため、
制作意欲が低くなると、
他の作業をするそうです。
ライア制作時に自分の気持ちを込めていくことで、
魂のこもった楽器に仕上げていきます。
ニーダー氏はヨットのモデル製作の資格を持っていて、
実際にヨットの原寸大の見本を作っていたそうです。
その後ライアづくりを始めた経歴を持つ、
とてもオールマイティな人です。
とても好奇心が強く、
新たなものに取り組むパイオニア精神が旺盛で、
独自に弦を巻く機械システムを立ち上げて、
自分のライアの弦を自作するのみならず、
家の中にも、独自の冷暖房システムを自作したり、
自家発電できる温水設備を備えたりしています。
また、若い時に
日本を歩いて縦断したという
たいへんな親日家でもあります。
初代ゲルトナー氏のもとでライア職人として働いた後、
1980年にボーデン湖近郊の「ザーレム」
という町で工房を開き独立しました。
ザーレムライアという名前はここからきています。
さらに、隣町である、現在の田園地帯の中の
古い家を改造して工房と住居を作り、
ライア制作をしています。
工房のみならず、
音楽家たちとの交流の部屋も作られていて、
ジョンビリング氏をはじめとして、
世界中のライア演奏者や他のライア制作者とコンタクトを持っています。
それらの関わりの中から
より良いライアの制作に日々取り組んでいます。
特徴1.使われる材料
カエデ材に関しては
バイオリン職人と一緒に一本の樹を買い、
共同で製材し、それをとても手の掛かる
伝統的な方法で乾燥させています。
そのほかの材料もそれぞれの材料に合わせた
特別な方法を使い、
長い年月をかけて乾燥させています。
また、そうやって乾燥させた板を加工して、
更に保管していきます。
ライアの形に加工した後のひずみを取るためです。
そうやって、手間暇をかけて安定して
響きのいい楽器が生まれていきます。
このような材料を使用しているライアメーカーはザーレムだけです。
ライアはバイオリンなどの弦楽器の
構造を手本にして作られたので、
バイオリンと同じようにフレームにカエデ、
表板にはトウヒが使われていました。
ニーダー氏は試行錯誤を重ね、
よりライアに適した他の材料を使用しています。
表板には菩提樹を、
裏板、側板とフレームにはカエデ、トネリコ、サクラ、ニレ、
などの木を使い、
それそれ特徴のあるライアを生み出しました。
ヨエックスライアはそれをヒントにして、
カエデ以外の材料を使い始めました。
特徴2.ライアの構造
表板と裏板の中央部を少し厚め
(場所によって厚みが違います)に作ることで、
弦の振動をしっかり受け止め、
木全体に染み渡るふくよかな響きが生まれています。
ライアのフレームの有機的な形は
一つ一つ手作業で仕上げられていきます。
そのことで、とても手になじみやすい
個性を持ったライアが生まれていきます。
従来のゲルトナーライアより
弦ホルダー(弦を通す底の部分)
の高さを高くすることで、
弦がブリッジ与える圧力を軽減しています。
そのことで、ブリッジに無理な力がかからず、
弦によるブリッジの摩耗も少なくなっています。
また、共鳴板を抑える力も小さくなっているため、
共鳴板の変形や割れなどのトラブルも起きません。
長年しっかりと乾燥させた良質の材を使い、
伸びたり曲がったりする木の性質を熟知した構造により、
楽器の変形や割れなどのトラブルが殆どおきません。
特徴3.接着剤
接着剤は耐水性のボンドが使われています。
普通のボンドに比べ接着性に優れ、
湿気によるトラブルもありません。
日本などの温度や湿度の変化の激しいところでも
トラブルがおきにくくなっています。
特徴4.塗装
楽器にはなるべく薄くて軽い塗装が理想的です。
ザーレムライアには、
高級なバイオリンに使われている
伝統的なバイオリン塗料が使われています。
表面にはやや光沢があり、汚れが付きにくくなっています。
塗っては乾かし研磨する、という工程を
何度も繰り返し、仕上げられています。
とても手間のかかる塗装方法です。
そのことで、楽器の響きに良い影響を与える、
薄くてしっかりとした塗面を作り出しています。
表面には落ち着いた光沢があり、
従来のオイル樹脂塗装
(2010年ごろまでのライアは、オイル樹脂塗装されており、
ワックスで拭き上げられています)
に比べ、汚れが付きにくくなっています。
表面にワックスをかける必要もなく、メンテナンスの手間がかかりません。
ザーレムライアとほかのライアの響きの違いほど
大きくはなく、微妙な違いです。
あくまで目安として、
選択の際の手助けとしてお考えください。
材料による価格の差はありません。
表板の菩提樹と色合いが似ているので
全体的な統一感があります。
音色:他の材質に比べ一番バランスがいいといわれています。
特徴:一般的にライアに使われる材料で
バイオリンやチェロなどの弦楽器にも使われています。
とても堅い木です。
上製のライアに使われている材料には
美しい斑(ふ)
(板の表面がまだらに輝いて見えるもの)が入っています。
ケヤキの色を白くした感じに似ています。
カエデ同様、前板の菩提樹との一体感があります。
音色:やや硬めで、切れがよく、
明るく、早い演奏を要求されるプロや
上級の演奏者のニーズに応えられるものです。
特徴:野球のバットの材料になるほど堅い木で、
カエデより堅く、重い木です。
そのため、表板の菩提樹と
少し色合いの違いがわかります。
音色:柔らかく、響きに余韻があります。
ゆったりとした温かい演奏に適しています。
特徴:カエデやトネリコなど他の材料に比べると
やや軟らかい木です。
上質で硬質なサクラを用意していますので、
上製のみの扱いとなります。
表板の菩提樹とかなりの色の差があります。
音色:トネリコのように硬質で明るい音がします。
特徴:木にたくさんのミネラル分を含んでいて、
とても堅い木です。
他の木に比べ湿気による変化が小さいため、
湿気の多い国にはこのライアが送られています。
【木の種類と特徴】
【材質による響きの違い】
(ソロバスライアにはありません。サクラは上製のみです)。
どちらもライア本体の構造はまったく同じで、
同じ工程を経て作られており、
塗装、弦やピンも同じものが使われています。
違う点は使われている木のグレードと
ライアを入れるケースの違いです。
少しずつ大きくなった木が使われています。
そのために木目が詰まり複雑になっていて、
ほとんどの場合、斑(ふ)が現れています。
斑(ふ)とは写真に見られるように、
木目に対して垂直方向に現れる木質の明暗の模様で、
とても美しいものです。
木の繊維が波打つように通っているために、
カンナをかけたりする作業がとても難しくなります。
大きくなった木が使われています。
そのために木目が単純で
木目の間隔が広いものが多くみられます。
黒のケースが付きます。
このケースは手で下げる以外に
肩ひもで下げられるようになっています。
チャックの付いた楽譜を入れるスペース(ポケット)があります。
留め具は一か所で、あとはチャックで開きます。
樹脂製のシートが張られています。
金具で三か所留められています。
肩ひもや楽譜を入れるスペースはついていません。
・調弦キー:
布の面で弦に付着した汚れを拭ったりすることができます。
弦の裏側や弦と表板の間をクリーニングすることができます。
仕様は上製版と普及版で異なります。
どちらも調弦キーやチューナー等の小物が
入るサイズのボックスが付いています。
湿度計が付いたものもあります
(お選びいただけません)。
鍵が付いており、施錠して保管することも可能です。
個体差はありますが、
上製版ケースの方が重いです。
例:ソロソプラノケース
普及版:2.6kg
上製版:3.0kg
1 【ザーレムライアー】ライアーとは/ライアーについて
※2024年1月31日をもちまして、ニーダー氏制作によるザーレムライアの受注は終了いたしました。こちらのページは参考のためこのまま公開しております。今後はペロルにてザーレムライアを引き継いだライアの制作を予定しております。
目次
20世紀初頭にスイスで生まれた比較的新しい楽器です。
音楽家であった、
エドモンド・プラハトが考案したのが始まりです。
プラハトは最初に楽器製造マイスターに制作を依頼し数台作り
それを障がい者施設の療法楽器として使用していました。
その後、彫刻家である、ローター・ゲルトナーと出会い、
現在の丸い巻貝型のライアの原型ができました。
プラハトがライアを考案した
きっかけとなるエピソードをご紹介します。
彼は、スイスのドルナッハ近くにある
ゾンネンホフという障がい者施設で働いていました。
ピアニストでもあったプラハトはある日のこと、
障がい者の人たちに、自分の素晴らしいピアノの演奏を聴かせました。
ところが、障がい者の人たちは
その演奏を喜ぶどころか、耳をふさいだのです。
彼はショックを受けるとともに、その原因を考えてみました。
そして、強大な張力によって張られた
ピアノの弦から生まれる音に、
敏感な障がい者の人たちは耐えられなかったのだろう、
と思い至りました。
そして、弦の張られたフレームをピアノの中から取り出し、
それを指で直接弾くという楽器のイメージがわいてきたそうです。
ハープとライアの構造の大きな違いは、
ハープの弦が直接共鳴箱(下側)から出ているのに対し、
ライアはギターのように共鳴箱の上にブリッジがあり、
そこに弦が乗っています。
また、ハープはガット弦が使われているのに対し、
ライアは金属弦が使われています。
ライアはその後シュタイナー関係の施設に広まっていきました。
それからシュタイナー学校でも、音楽の時間に取り扱われるようになり、
一般の演奏者にも広まっていきました。
このように、療法楽器として生まれてきたライアは、
人の胸の領域に働きかけ、人をリラックスさせ、
歌を歌いやすくする働きがあるといわれています。
ゲルトナー工房で始まったライア製作は、
ローター・ゲルトナーの正式な後継者である
三人のマイスターの中の一人、
ザーレムライア工房の
ホルスト・ニーダー氏に唯一受け継がれています。
その後、一般の演奏者にも広まり、
スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』で、
木村弓さんが演奏したことで一般にも広く知られるようになりました。
その後は日本ライアー饗会が発足し、
ライアー愛好者の普及に努めています。
ゲルトナーライア工房、
ザーレムライア工房、
ヨエックスライア工房、
コロイライア工房、
アウリスライア工房、
などがあります。
そのほかにも国産のものもなど、さまざまな種類があります。
その中の代表的なものの特徴をご紹介します。
【ゲルトナーライア系】
(※写真はザーレムライアー・ソロアルトの画像です。)
ゲルトナー、ザーレム、ヨエックスライアは
初代のゲルトナーライアの形状を引き継いでいます。
フレームをつなぎ合わせ、
単板共鳴版を両側に貼っています。
ピンのそばにフレットがついています。
【アウリスライア】
(※写真はアウリスライアー30弦の画像です。)
単板を張り合わせ削りだすことでライアを作っています。
共鳴胴を持っておらず、音は小さめです。
ピンのそばにフレットはついていません。
【コロイライア】
(※写真はコロイ・大型ソプラノライアー35弦です。)
一枚の単板から削り出したフレームに、
三枚の単板を張り合わせた共鳴板を両側から張っています。
ピンのそばにフレットはついていません。
ライアを演奏される方々は
主に432Hz に調音されることが多いようです。
それは、シュタイナー教育の創始者である
ルドルフ・シュタイナーが
張力の弱い432Hzを[癒しのピッチ]
として提唱したところから始まっています。
療法用として使われていたライアは
そのピッチを採用して使われることが多かったようです。
もちろん、440から443 Hzに調音して演奏しても、問題ありません。
チューニングピン:
弦を巻いてチューニングキーで絞めることで
音程を調整するピンです。
フレットピン:
弦を等間隔に配分するために、
フレットのところに打たれたピンです。
フレット:
ギターのフレットのようなものが、
埋め込まれていて弦がそこに乗っています。
ブリッジ:
木でできていて、
全音の弦と半音の弦が違う高さに乗っています。
サウンドホール:
音を共鳴させるために表板に開けられた穴です。
表板(おもていた)、トップ、もしくは(共鳴板きょうめいばん):
ライアのボディーに貼られた板です。
主に、菩提樹の板が使われています。
側板(そくばん)、サイド:
ライアのボディの側面に貼られた板です。
何枚もの板を重ねて張り合わせています。
裏板(うらいた)、バック:
フレームの板と同じ板が使われています。
ヘッド:削り出された一枚の板で、
ピラーとしっかり接合されています。
チューニングピンやフレッド、
フレッドピンなどが取り付けられています。
ピラー(ネック):ヘッドとボディをつないでいる板です。