とうとう、つれづれ500回を迎えました。
<パーン!パーン!パーン!>
我ながら良く頑張ってきました。
雨の日も雪の日も日照りの日もただひたすら書き続けてきました。
ただ、黙々と取り組んでいたらいつしか500回になっていました。
だいたい3日坊主の私が、ここまで続けてこられたのは奇跡です。

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その間何が辛かったかって、
もちろんテーマ探しです。
何について書こうか、何について書こうか、
と悩み続けていました。
まるで、毎晩のおかずを考えている主婦の方のようです。
毎晩じゃないだけ、私の方が楽かもしれません。

時々、「とっても面白かった。」とか、
「ゆったりと文章を書かれているのですね。」など、
励ましの言葉をいただくことがあります。
「頭を悩ませながら、缶詰状態で、
締め切り時間を気にしながら書いています。」
と言うと、
「…」という反応をされます。
「そのようなことを感じさせないほど私の文章は上達したんだ。」
と自分をほめてあげます。

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ドイツに行ったときは楽です。
その話題で4、5回分書けますので。

それにしても、文章が苦手な私が、
よくぞこれまで続けられたものだ、
とまた自分をほめてしまいます。

いろんなことについて書いたように思います。
たぶん、最初の頃の文章は未熟で読むのも恥ずかしいところですが、
そのころはそのころで、
きっと、一生懸命に考えていたり、
発見していったりしていたのだろうな、
と思います。
これからも、一生懸命に書いていきますので、
皆様よろしくお願いします。

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先日東京のシュタイナー学園で授業をしてきました。
普段は 福岡から遠く離れた片田舎で日々作業に明け暮れています。
福岡市のはずれにあるペロルに定期的に行く以外はあまり、
他のところへ行くことはありません。
そんな中で突然、高校の理科の先生をやるわけですから、
その切り替えは半端ありません。
直前まで自分が先生をしている姿を想像できません。

まず、学校に行きつく前の川崎駅や新宿駅で躓いてしまいます。
エスカレーターで躓くわけではありません。

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住んでいる田舎ではほとんど人と顔を合わせることもなく、
猫と顔を合わせるぐらい。
福岡に行ってもほとんど店にいて、
天神など年に1回行くか行かないかです。

刺激のない中で、感性を研ぎ澄ましたまま、
突然駅の雑踏の中に放り込まれてしまいます。

感受性バリバリのまま、やってくる人の波と出会ってしまい、
「ああ、この人はどのようなくらしをしているのだろうか?」
「この人は、どのような人生を歩んできたのだろうか?」
など、無意識に想像している自分がいます。
そして、走馬灯のようにイメージが駆け巡り、頭がウニになります。
多分、しばらくすると慣れて、都会人に成れると思いますが…

授業がある期間、八王子のホテルに滞在して、
そこから朝早く電車で通勤です。
今回は朝の授業だけですので、
お昼ごろホテルに戻ってきて、
そのあとひたすら授業の予習と成績付け、
店の仕事で一日が終わります。

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関東は福岡や佐賀に比べて冬は良い天気が続くのに、
どこにも行けません。

もう結構いい年になって、
余裕のある日々が訪れているはずですが…

いろんな 便利な道具も増えたはずです。
使いこなせてないのか、
能力が落ちているのか分かりませんが、
相変わらず暇ができません。
それどころか、
何だか前より忙しくなっているような気がします。

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ミヒャエル・エンデが書いた『モモ』の話を思い出してしまいます。
お話の中で、 灰色の紳士の時間泥棒たちがそれぞれの人たちから時間を奪っていくのです。

私の場合、たまに時間を奪われるのはインスタグラムです。
自分の投稿しようとしたついでに、つい他の投稿を見てしまいます。
私の投稿 よりもはるかに 面白い投稿がたくさん流れてきます。
見たら最後、抜けられなくなります。
以前は家電店のテレビを見て、抜けられなくなっていました。
「テレビが家にない」
って自慢してもむなしくなります。

鍛えたはずの意志が脆くにも崩れ去ります。
我に返って、
「ああ、時間が奪われてしまった。」
と後悔します。
最近良いことを思いつきました。
「時間泥棒たちはアーリマンの手下で、
インスタグラムもアーリマンが働きかけていると考えてみよう!」
(あくまで個人的な見解です)

「アーリマンって?」
「えっと、説明していなくてすみません。」
アーリマンというのは、
R・シュタイナーの話の中に出てくる二人の悪魔の中の一人で、
人間をどんどん、杓子定規にし、物質的にし、冷たく利己的にし、
攻撃的で、機嫌悪くしていく存在だそうです。

ただ、気を付けなければいけないのは、
アーリマンを退治してはいけないらしいのです。
うまく付き合う必要があるようで、
節分の鬼のように、
追い払うぐらいにしておいた方がいいそうです。
というのも、アーリマンは自分自身の一部でもあるからだそうです。

考えてみると、ペロルはSNSのお世話にもなっているわけですからね。

そこで私は<SNSをアーリマンとの試合>と考えるようにしました。

「今回はアーリマンにしてやられた。」
「次回は負けないぞ!」

果てしない戦いは続いていきます。

2025/02/07 井手芳弘

つれづれ500 頑張ってきました!」への2件のフィードバック

  1. 500回目のつれづれ日記 素晴らしいです。
    私は三日坊主ところか 1日坊主です。
    私のうちにもテレビはありますが 電源を抜いてしまいました。あっても無駄な情報ばかりだからです。そうなるとスマートフォンやタブレットなどで情報を得るしかありません。そして新聞もとっていません。この生活がもう何十年と続いていますが なんとかなっています。いっときTwitter に はまってしまったこともありましたが それも今ではすっかり なくなりました。今は午前中に Twitter や Instagram を見てそれから必要最低限の情報を得て スマートフォンの電源を切ります。私も外に出たりするのがあまり好きではないので夫と2人で家で会話をしたりしています。私も ドイツが大好きなのでドイツにいった時は毎日 ドイツで生活するように過ごしています。私は東京に住んでいるので うっかりすると時間泥棒に狙われます。最近では時間泥棒にも慣れて時間を奪われないように生活することができるようになりました。
    今回は アーリマンのお話がとても興味深かったです。
    退治をしてはいけない。アーリマンとは そこそこうまく付き合わないといけないのですね。
    今回も楽しいお話をありがとうございました。

    1. 宮田知子様、
      つれづれを読んでいただきありがとうございます。
      コメントありがとうございます。
      宮田様もドイツ大好きなのですね。
      アーリマンと節分の鬼は似ていて、
      「鬼は外」と家の外に追い出しますが、
      決して絶滅させてはいけない存在だと思っています。
      楽しい春をお迎えください。

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