なんだか、いろんなことが一斉に、
これでもか、これでもか、
と押し寄せて頭がウニ状態です。

ライアの修理も山のように押し寄せています。
学園の生徒たちの成績の文章も書かなければいけません。
本の翻訳も待っています。
ザーレムに持っていくためのライアも完成させなければいけません。
それどころか、ドイツに行く飛行機さえとっていません。
ああ、確定申告もしなければいけません。
去年のように、出発前の飛行場で確定申告を終わらせるのだけは避けたいです。
「ああ、やることをリストアップするのが恐ろしい。」
「いつも、こんな感じだったっけ?」
過去のことを忘れてしまう健忘症とボケのミックス状態です。
多分忘れてしまうから、これまでやってこられたのかもしれません。
そんな状態の中、全然違うことが頭に浮かんだりしてしまいます。
先日、『世界に一つだけの花』という歌を口ずさんでいました。
とても素敵な歌詞で、小学校の合唱曲にもなっているそうです。
「ナンバーワンにならなくてもいい、
もともと特別なオンリーワン」という歌詞です。
サンテグジュペリの星の王子様の物語の中に出てくるバラの花を思い出します。
これはペロルの商品でも目指していることです。
他とは比べられない商品を販売することで、
価格競争の中から抜け出ることができるわけです。
なるほど!と思っていて、
ふと、不思議に思いました。

この歌を歌っていたのはSMAPで、
確かこの歌はナンバーワンヒットになったと思います。
ナンバーワンにならなくていい、
と歌うことでナンバーワンになってしまいました。
「歌を作った本人はどういう思いでこの歌を作ったのだろうか?」と考えます。
ナンバーワンの歌になるように作ったのかもしれません。
YouTubeの中にも不思議なものがあってついつい見入ってしまします。
いつぞやは、「深い森の中を一人歩く少女。」
というのがありました。
とても心配でハラハラして見てしまいましたが、
「この画像誰が撮っているのだろう?」
と思ってしまいました。

先日、列車のつり革につかまりながら、
ドアの上のIT関係の求人広告を見ました。
好条件にはワケがある。というキャッチコピーが書いてありました。
「そうなのか…」
「どんなワケがあるのだろうか?」
と考えこんでしまいました。
今はIT関係の人材の給与がかなり高いようです。
「なぜ、高いのだろうか?」
「一体そのお金はどこから来ているのだろうか?」
考えてみてもわかりません。
あとで考えてみようと、写真を撮りました。

最近不思議なのはアマゾン配送です。
安くて便利なので、ついつい使ってしまいます。
プライムは送料無料になるので魅力です。
先日電気部品のボックスを見ました。
確か98円ぐらいで、プライム配送でした。
申し訳なくて、店で買いました。
どうしてそのような価格で販売できるかさっぱりわかりません。
ペロルの配送業者の送料は上がりっぱなしです。
同じように販売をしている身としては、
完全に取り残された感じです。
ガラパゴス化しているというのでしょうか?
世の中はやはり複雑怪奇です。

こんなときは、日向ぼっこに限ります。
お日様の光を浴びて、
心に風を流そう。
良い考えが降り注いでくるように!
自分ができるようになったことを考えてみたいと思います。

出来るようになったと思っているだけかもしれませんが…
一つは木の動きに自分が同化できるようになったことです。
自分の中の気の形を
外にある木の流れに沿わせることができるようになってきています。
これは、たゆまぬ木の観察の中で、
それぞれの木の枝の成長をイメージしてきたことのたまものだと思います。
冬の枝だけの木を見て、うっ! とか言っている自分がいます。
もう一つは、
光の差し掛けに何か存在を感じれるようになったこと。
これはたゆまぬ日向ぼっこの修行のたまものです。

それから、
それぞれの土地が持っている土地の雰囲気が少し感じられるようになったこと。
私の師匠であるボッケミュール先生はこれをゲニオス ロキと呼んでいます。
例えば筑後川流域は何とも言えない独特の優しい雰囲気に包まれています。
私が住んでいる唐津とは全く違います。
それは、その土地の文化にも影響してきている気がします。
そう、あとは、星空を眺めながら
地球と一緒に宇宙へ飛び出せるようになったこと。
そうこれはたゆまぬ温水行のたまものです。
金星と月が出た日(いや夕方)には、
自分が立っている場所が
斜めってカーブしていっているようなダイナミックな動きです。
「ダメなところはいっぱいあるけれど、
結構いろんなことができるようになったな。」
自画自賛です。
春の光は誘う、
植物たちの目覚めを。
かたい殻を開き外の世界に伸びだしていくように。

「おっと!」
「それどころではありません。」
「やることを終わらせないと!!」
2025/02/21 井手芳弘