他のことを書きたいところですが、現在木工集中週間で、寝ても覚めても、
いや起きているときは木工に取り組んでいます。
それで、他の事は考えられない状態なので、木工について書きます。
機械のトラブル、体のトラブルもなんとか、やり過ごし、
あとはただ時間との戦いです。
性格なのか、経験不足から来るものか、実際の作業の進み具合は、
想像している時間の2倍ほどの時間がかかります。
「今日はここまでやったら終わりにしよう。」と予定していても、
そこまで行きつかず、次の日回しになってしまいます。
多分性格から来るものでしょう。大体の予定がそんな感じです。
教室の準備も思いのほか時間がかかり、慌てて車を走らせることになりま
す。
どこかに出かけるときも、
「こういって、こうだから、これくらいの道のりだよね。」
と思って出発するのですが、短いと思っていた途中の道のりは
思いのほか長い距離です。
一日にこなせる用事の量も、思いの半分ぐらいです。
*  *
持っている機械は、家具作りの職人さんが使っているプロの機械と比べて、
セミプロぐらいのスライド丸鋸と自動かんな盤を使っています。
(それでも、よく覗きに来られた大工さんは、「あんたんとこは道具の揃っ
ちょるー。」と毎回驚きの声を上げていました。)
そのため、直角などの精度を出すために、
手作業による微調整が必要となってきます。
今回は、かなりのところまで精度を出すことが出来てかなり満足です。
プロ的な仕事としては最低条件なのでしょうが。
プロの職人の方が見られても耐えうる物を作るのが目標です。
同じ形の部材(椅子の部品)を切り出していくと、
同じ形の積み木のようなものがたくさんできます。
「これ、子どもたちとっても喜ぶだろうな…」
ついつい拾って集めてしまいます。

三角形の切れ端が出来たときは、「これって、お家の屋根にいいよね。」
と眺めてしまいます。
木工作業所ではこのような宝の山が日々、沢山焼却されていくのです。
そのようなものを拾って集めている私はプロとしてはやっていけないで
しょう。
でも、ちょっとした幸せな時間です。

*    *
バタバタと仕事をしていても、花は咲き始めています。

ふと、梅の花に目に留まります。
建物の隙間に咲いている梅は、日陰になっています。
周りより明るくもなく、鮮やかでもありません。
でも、よく見ると、そのマイナスの輝きが何とも言えません。
心がひきつけられます。

この輝きは、お日様以外の青空の光を受けたものです。
次の日は曇りでした。
梅の木を見ると輝いていませんでした。

曇りでお日様が当たってないので日陰のはずですが、

昨日の輝きはありませんでした。
そうなんだ、日陰の輝きはお日様とは関係ないと思っていたけれど、
お日さまがあっての空の青さ、日陰の梅の花の輝きなんだ、
自然は奥深いです。

2018.03.16

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です