サラッと訪れるピンチ。
ドイツは何でも正確な国です。

でも、もちろん、

ドイツではグーグルマップは使いませんでした。

その代わり、DBというドイツの国鉄の時間表があります。
ドイツではこれを使ってみました。

出発バス停を入れ到着駅を入れ、

出発時間を入れると
バスの番号と時間、列車の番号、どこ行きの列車か、
どのホームについて、どのホームから乗るか、
という情報が出てきます。

駅などでは案内に行くと

このリストを印刷してくれます。
とても、しっかりしています。

 

なんと、今回は

カードを使ってネットで切符を買うことが出来ました。

なんと、ネットで買うと

普通の料金より割引で乗れる列車があります。

さっそく、ネットで割引の列車の接続を買いました。
行先はウィーンです。

国際接続でも買うことが出来ます。
とても便利です。

カードで入金すると、

チケットの画像が出てきますので、
それを印刷すればOKです。

印刷せず、スマホで示してもOKです。
なんと素晴らしいシステムでしょう。

 

イタリアの乗り継ぎのバスの乗客は

ネットで切符を取っていたので、
現金ではなく、2次元バーコードを持っていたのだ、
と今になってわかりました。

世の中は進んでいます。

印刷されたチケットを持ち、バス停に行きました。
5分ほど遅れてバスが到着です。
そうか、ここが始発じゃなかったんだ、

と思いながらチケットを見せます。

バスの運転手さんは、

チケットをずっと眺めて、
「バスの料金は入っていない。」と言います。

2ユーロ75セントを払います。

その後、話が始まり、

隣に座ったら、と言ってくれて、話し始めます。
運転中、ずっと話し続けます。

イタリアでのバスが

最後に渋滞に合った話もしました。
バスを降りて、駅に向かいます。

すでに、列車の出発の時間を過ぎています。
さっそくのピンチです。

なんとも、腰抜けの感じです。

とりあえず、列車が到着するホームに向かいました。
そこにいた若者に聞くと、

列車は遅れているとのこと、

「先の列車は、待ってくれているよ。」

と言ってくれました。
やったね。と待ちます。

遅れること10分、列車が到着です。
途中でも10分ほど停車。

駅についたら、

接続の列車は時間通りに出発していました。

次の列車は1時間後、見事にプランは失敗です。

駅のインフォメーションに行き、事情を説明します。

安い切符を買ったので、

他の列車に乗るとアウトだと思ったからです。

駅員さんは切符にスタンプと列車遅れの文字を書いてくれ、
次の列車の案内をしてくれました。

もちろん、印刷されたプランも渡してくれました。
一時間遅れの到着になります。
次の列車を待つ間、

湖岸に行き、パンを買ってお昼にします。

ボーデン湖からのアルプスの眺めは最高です。


空には飛行船が飛んでいます。

ここ、ルードヴィックスハーフェンは
飛行船のツェッペリンが作られたところでもあります。


ついついのんびりしてしまい、

慌てて、ホームに戻ると、
来るはずの列車は20分ほど遅れての到着です。

列車に乗って待つこと更に20分、やっとの出発です。

どうも、接続の列車を待っていたようです。

前の列車は

私の列車の到着を待たずに出発したのですが…

ところが、次の駅で列車は動かなくなりました。
「何かの事件があって

この先が警察によって封鎖されたため、
出発できない。」

との車掌さんのアナウンスがあります。
何時に出発できるかわからない、とのこと。
乗客の人たちは、携帯で電話を始めます。
列車から降りてホームで一服しています。


しばらくして、車掌さんが大声で、

「列車に乗ってください!」
と叫びました。

女性とは思えない迫力です。
笛の音が高らかに鳴ります。

出発の時に、

ベルも何も鳴らないドイツの列車で
初めて聞いた笛の音でした。

 

乗り換えのアナウンスがありました。

この先どうしたらいいのかわかりません。
列車の中を車掌さんを探すために歩き回ります。
5両ほど進んだところで、車掌さんを見つけ、

「大変なんですけれど、どうしたらいいでしょうか?」
と切符を見せると、

検札のスタンプを押し、

「55分発の列車に乗ると良い。」との返事。
「その先の乗り換えは?」とさらに尋ねると、
「もともとの切符のちょうど2時間遅れだから、
2時間遅れで計算すればいい。」とのシンプルな答え。

何事もなかったかのようです。
そうだったんです。

ピンチでもなんでもなかったんです。

多分。

ウルム駅に到着して列車を待つていると、
突然電光掲示板が乗るべき列車の表示から、
突然、一時間前に出発する列車の表示に変わりました。
おまけに、行先はほとんど一緒。


隣のおばさんに、

「ドイツの列車はいつもこんなに遅れるんですか?」
ときくと、

「フランスで遅れるので、その影響がこっちまで来るんですよ。」
との返事、インターナショナルです。
(フランスの鉄道がストをやっていたようです)

ホームにいる駅員さんに確認して、

正しい列車に乗り込みました。
列車に乗ると、「予約席の表示が壊れています。」

とのアナンスがありました。
全く問題ありません。

ウィーンのホテルには、迷いに迷って、

閉まる20分ほど前につきました。

全く問題ありません。

2018.08.03 井手芳弘

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