ホテルについて、さっそく店の仕事です。
メールチェックをして、調べ物をしようとしましたがうまくいきません。
ネットはつながっていますが、ページがありませんと出ます。
ウィキペディアも開きません。
音楽を聴こうとユーチューブを開こうとしますが出来ません。
どうも、中国ではこれらのページは開けないようです。
そのほか、様々なページが制限されます。
仕方なく、諦めます。
おなかがすいたので、街へ出て食堂に入りました。
ほとんどわからず、
漢字で見慣れた担々麺を指さして頼みました。
それは、スープもなく
日本の担々麺とは似ても似つかぬものでした。
あまり口に合わず、残念です。
街にはいたるところに、公共の警備員が立っています。
殆どは、若いとても純朴そうな顔をした人たちです。
夜も、とても安全です。
それにしても、高層ビル群の夜景は
すごい電飾で輝いています。
どうも、そのビルに登れるようなので、
時間があれば登ろうと思います。
次の日、地下鉄に乗り、リニアモーターカーの駅につき、
メッセ会場に向かいました。
ホテルの人の案内が不十分で、一駅歩くことになりました。
それに、出口を間違え、道路を渡ることができません。
地下鉄のそれぞれの出口に改札があるので、
出てしまえば、ほかの出口に回ることができないことがわかりました。
やっとの思いで、メッセ会場につきました。
そこは、巨大な会場で音楽メッセはE1~E8、W1~W5、
それに民族楽器コーナーが2つ、
合計15の建物が使われています。
それぞれに、
ピアノの建物、弦楽器の建物、ドラムの建物、ギターの建物、
民族楽器の建物、と別れています。
ピアノには2つの建物が使われています。
ピアノといえば、ヤマハ、カワイ、スタンウェイ、
ぐらいしか知りませんでしたが、
ホールいっぱいに様々なメーカーが所狭しとブースを出しています。
もちろん、すべて初めて聞いたメーカーです。
それぞれのブースでは、
エレガントに着飾った美女たちが演奏を披露しています。
「どう、素敵な私が演奏する曲素敵でしょ!」と幻聴が聞こえてきます。
ドラムの建物は最高(最悪)です(あくまでも個人の意見です)。
それぞれが、自分の自慢をするかのように、
ドラムを思いっきりたたいているので、
会場は高デシベルの騒音の渦です。
耳をやられたら困るので、
しっかり耳を抑えて通り過ぎていきます。
しかし、私以外に誰一人として、耳を押さえている人はいません。
次はギターの建物です。安心したのもつかの間、
アンプで増幅されたエレキギターの洪水です。
アコースティックギターも負けじとアンプで音を拡大しています。
「俺、すごいだろー!」「イカスだろー!」の音の渦です。
ところどころ耳をふさぎながら、足早に通り過ぎていきます。
木工作業で使っている
防音用のヘッドフォンを持ってくればよかったな、と思いました。
中国の民族楽器コーナーはこれまた、
たくさんの二胡のメーカー、
琴のメーカー、ヒョウタン笛や
チャルメラのような笛、竹の横笛のメーカー、
それに尺八と同じ笛(尺十二ぐらいの笛もあります)のメーカー、
などとても豊富です。
日本独自の楽器と思っていたのに、
これほど同じものがあったとは驚きです。
そんな中で、日本の琴のメーカーも出てきていました。
ここの建物の楽器も、
すべてアンプを通しているのでやはりうるさいです。
でも、ドラムやエレキギターほどではありません。
一日、へとへとになるまで周り、帰路につきました。
次の日は周り残りを周るつもりです。
とても疲れました。
2018.11.02 井手芳弘