旧暦の正月がやってきました。
お風呂で考え込んでいたのは
ほかにもありました。

節分2月2日問題です。
実は、ある方から質問されて
初めて2月3日でないことに
気がつきました。

「なぜ?」と思いながら、
頭の中の暦の知識を使い、
あれやこれやと考え始めました。
そして、ネットであれやこれやと調べ、
原因を探そうとしました。

しかし、124年ぶりであることは
書いてありますが、
その先がどうなるか、
などについて書いてありません。

そこで、行き当たったのは
2000年問題でした。

2000年問題といえば、
コンピュータの世界で
<データとして1999年と入れずに
99年としていたため、
2000年に00となり
1900年と勘違いして、コンピュータが
誤作動を起こしてしまう恐れがある>
ということで、
大きな社会問題になりました。

その影に隠れて、
ひっそりと起こった2000年問題とは、
実は4年に一度のうるう年です。

「当たり前じゃん!」
ですよね。
2000年は4で割り切れるので
うるう年ですよね。

ところが、確か、中学校で、
4で割り切れる年はうるう年になる。
でも、100で割り切れる年は
うるう年にならない、
と習ったような気がします。

いつぞや空港のスクリーンに
<ロシア正教会はいまだに
ユリウス暦を使っているので、
クリスマスを1月7日に祝っている>
と映し出されていました。
(ユリウス暦の12月25日は今の暦の
グレゴリオ暦の1月7日にあたる)


ユリウス暦は100年に一度
うるう年を取らなかったために、
時間的にずれが生じたのだ、
と初めてわかりました。

そして、忘れたのか習わなかったのか、
なんと400で割り切れる年は
うるう年になるそうなのです。

まるで、否定形の否定形で肯定、
のような。
マイナス×マイナスはプラスのような

それが、2000年にやってきていたの
です。
それも、例の2000年問題の陰に隠れて
ひっそりと。

400年に一度の大イベントが。
新聞の話題になることもなく。

気づいていなかっただけかも…?

そのせいで2021年から2099年までは
4年に一度は節分が2月2日になる。
1800年から2021年までは
1897年だけが2月2日になる。
というところまでは、
何とか頭をひねって理解できました。

でもすぐに分からなくなるので、
考え直さなければなりません。

後に残った1984年問題は
わかりません。

なぜ、ポツンと1984年なのか。

いろいろ調べてみました。
お風呂にもかなりつかりました。
ふやけ状態です。

でも、そのおかげで、
様々なことを知ることができました。

それぞれの天体が、無重力状態である
ところまではわかっていましたが、
地球と月を合わせても
無重力であること。

金星や火星や、そのほかの惑星たちも
地球の運動に影響を与えていたこと。

イースターの日付の決め方が
なぜ今の決め方なのか、
(春分の日の次の満月の次の日曜日)

などなど、

そして、つれづれを書こうと、
Wikipediaで節分を調べました。

載っていました!
Wikipedia恐るべし!

1984年以前も4年に1度、もしくは
それ以上2月4日の日があったのです。


考えてみれば、分かる問題でした。
1984年だけと考えていたので
分からなくなっていました。

あっけなく、解決してしまいました。

これまでの苦悩の日々は
何だったんだろう…
という感じですが

節分ととても親しくなれた感じです。

梅の花も咲いています。
急に春めいてきています。

昔の人たちは節分を大切に楽しみに
お祝いしたんだろうな。

2021/2/19 井手芳弘

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