二回目のライア作りで東京を訪れました。
また同じ川べりを歩きます。

やはり、サクラの木を撮ってしまいます。
でも今回は違う枝先に興味が移っているのが不思議です。

10回目を迎えるライア制作は、今回順調に仕上がりました。
皆さん、それぞれ素敵なライアを作られました。

前日に仕上がって、早々と持って帰られた方のライア。
当日参加できなかった方のタオライアがここには出ていません。
大きなライアは持ち帰って私の方で弦張りをします。

こうして、今回は皆さんで記念撮影をすることが出来ました。

ライア作りの時に預かってきた笛の修理をしました。

コロイのCフルートで、落としてひびが入り、音がきちんと出なくなったそうです。

中のブロックを外し、割れを確認していると、パカッと外れてしまいました。

外れたところを確認してみると、外に塗られたオイルが少し内側にしみ込んでいるので、

割れは全体にあったようです。

こういうものは、がぜん燃えます。

吹くものなので、
水がついても外れない接着剤を塗り、
内側に接着剤が来ないように気を付けながら、
トーンブロックのスリットの接着剤を注意深く取りながら圧着します。

その後、ペーパーややすりで形を整え、
ブロックを調整しながらはめ込み、
最後にオイルを塗ると、もう割れ目はわかりません。
音もきちんと出て、満足です。

次は、北欧のバスの車輪の調整です。

日本は、かなり湿気があるので、
隙間に余裕を持たせているつもりでも、
夏場車輪が動かなくなるものが出てきます。
車輪を外して、長い車軸と取り替えます。

そうこうしているうちに、

本題の木工がおろそかになってきます。

ただいま、家具職人真っ盛りです。

作業場には所狭しと、椅子とテーブルの部材が並べられています。
この作業のために、14年ぶりに作業場を根本的に片づけました。
おかげさまで、皆様に様子をお見せすることが出来ます。

 

よりにもよって途中で丸のこ盤のモーターがいかれてしまいました。
想定外です。

頑張って、使ってなかった昇降盤を使えるようにしました。

それから、モーターをメーカーに持っていくと「2週間ほどかかる。」
と言われてしまいました。そんな余裕はありません。

部品だけだと次の日の午後にには届くということで、
中のギヤーを注文し、自分で取り換えることに。

ところが、この作業が難航。
何時間もかけて、やっとギヤーの交換をし、
モーターを丸鋸盤に取りつけました。

なんとかピンチ脱出です。
それにしても、なんという労力。

慣れていないことをやるということは、

これほどまでに苦労することか、
と身に沁みました。

日々、このような大変な作業に取り組まれている方々を尊敬します。

ああ、梅を見に行きたい。

PS.次のピンチが訪れました。

私自身がダウンしてしまいました!

2018.03.02井手芳弘

 

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