107 ヨハネス・キュールさんの講座

先日、福岡でヨハネス・キュールさんの講座が行われました。

この、一連の虹の話も、この講座に向けて書いてきたところもあります。

今回は、この講座に関して書いていきたいと思います。

今回のテーマ 「ゲーテの色彩学」

虹,ハロー,暈,光環,薄明現象など,空に生まれる色彩現象から学ぶゲーテの色彩論、

こう書きだすとても難しく、中高生時代の理科の授業を思い出して、

敬遠してしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし、講座に参加された方々は体験されたと思うのですが、

難しいというよりもとても美しいもので、

空には何とたくさんの美しい現象があるのか、と感動させられるものでした。

そして、それが人間の感情とどうつながっているのか、という話でした。

このテーマは、私がずっと長いこと追い求め、空に発見してきたものでした。

そのテーマを、アントロポゾフィーの自然科学の代表であり、

シュタイナー学校の物理と化学を担当されてきたキュール氏が

どのように展開されるか、はとても興味のあることでした。

それは、目の中で起こっている生理的な色彩現象である残像現象、

色つきの影から始まって、空に起こる、虹、暈(ハロ)、光環(太陽の周りの虹色)、

薄明(空の青や夕日の赤)などの現象、

そしてそれらの現象の原理となる、プリズムや微粒子のスリットを通した色彩。

そして最終的にそれぞれの色が人間の感情に与える役割と

人から始まり人に戻るゲーテの色彩論の組み立てに従って行われました。

そして、どの現象の次元でも色の円環(虹色を円く配置したもの)の配置があるというものでした。

そして、その色彩論を書くに至ったゲーテの体験について語られていきました。

まだ、終わってボーっとしています。

あまりにも、内容が深いためにまだまだ整理できない状態です。

キュールさんは台風のように行ってしまわれました。

また、頑張って虹について書いていきたいと思います。

 

2008.10.10.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です