秋はいたるところで、イヴェントや祭りが行われます。10月は私の周りでも様々な催しがありました。
前回ご紹介したヨハネス・キュールさんの講座に始まり、
次の週は家づくりの会(COMOの会)主催の炭焼き体験宿泊、
さらに次の週は福岡シュタイナー教室の展示会でした。
それぞれの会とも主催される方々の働きでとても素晴らしいものになったように思います。
その働きに頭が下がる思いがするのと同時に、
参加している子どもたちの生き生きとした嬉しそうな顔を見ていると、
やってよかったな、という気にさせられ、疲れも吹っ飛ぶ感じです。
かかわられたお母さん、お父さんがたも同じ気持ちか、と思います。
10月12、13日の連休に行われた炭焼き体験宿泊は昨年度家づくりをした場所で行われました。
9月の23日にインデアンテントを建てて、今回は炭焼きの体験と共に、
インデアンテントの中に泊まろう、というものでした。
もちろん、その二回の催し以外にも、お母さん方は、その場所やほかの場所で、
テント用のポールの竹を切ったり炭用の竹を割ったり、
テント用のシートのカッティングと縫製をしたりとたくさんの作業をこなされてきました。
炭焼きの体験は何度かあるものの、インデアンテントを実際に立てた経験のない私は
適切な助言をすることもできずに手探り状態で進んでいきました。
ただ、テントの中で火が焚ける、それを夜外から眺めてみると、巨大なランタンに変わる。
ということだけを楽しみに作業が進みました。
初めて、立てた9月23日のテントでは、みんなで15本のポールを立てた後、
テントをかぶせ、その中で火を焚き、乾杯をし、楽器の演奏をしました。
ポールになる竹の高さの位置の特定が少しずれ、
スカート状態のテントになったので裾のところから外が丸見えの状態でしたが、
それでも、お母さん、お父さん方は
子どもたちが中で何をやっているか見えたのでよかった、よかったと言ってもらいました。
炭焼きの時は前回の反省をもとに、竹の高さを決めました。
それでも、微妙に違い、テントを外し、ポールを解体し、再度場所を変えてチャレンジしました。
苦労のかいがあって、とても立派なインデアンテントが出来上がり、
その雄姿を眺めながら、みな満足そうでした。
炭焼きではドラム缶を加工した中に割った竹をつめて、
その上に鑑賞炭が入ったカンをつめて火を付けました。
大きな子供も一生懸命に火の番をし、夜中に火止めをして、
次の日にあけるととても素晴らしい炭が出来上がっていました。
そのほかに、魚のくし刺し焼き、はがまご飯、竹の楽器、弓矢づくり、
手打ちうどん作り、と盛りだくさんな内容を子どもたちは楽しく体験してくれました。
最後に、自分たちの周りの自然やお母さん、お父さんたちに
感謝の気持ちを感じながら会を閉じました。
2日間ともとてもいい天気に支えられ、
最後には祝福するかのように、空に美しい彩雲が現れていました。
私自身の大遅刻で最初は、どうなるかと思ったのですが、
いろんなことに支えられました。ありがとうございました。
2008.10.24.