今週の火曜日に教室の作品展をやりました。
火曜日にこひつじ幼稚園の施設をお借りしてやっている教室で、
大人のクラスが二つ、子どものクラスが低学年と高学年の二つあります。
今回は急きょ作品展をすることになったので、皆さんに迷惑をかけながら、
外的なお知らせもできないまま、内輪で行うことになりました。
それでも、お手伝いをたくさんいただき、なんとか開催することができました。
この写真は、高学年の子供たちが作ったスプーンです。
丸ノミでくぼんだ部分をまず彫り、それから周りをノコで切ってから、ナイフで削って、
最後にサンドペーパーで仕上げた後オイルをつけて完成です。
子どもたちは頑張って仕上げました。
作業は大変で、磨く作業を徹底的にさせるので、特に大変ですが、
つるつるに仕上がっていくところはとても気持ちがいいようです。
これは見ただけでは分かりにくいですが、やはり高学年の子供たちと夏休みに作った日時計です。
独楽が紙の上に固定されていて、独楽の軸の先は北極星を示しています。
独楽と紙には目盛が書いてあり、
太陽の下で軸の影が出来たところの目盛を読めば時間が分かるようになっています。
子どもたちは、えっ?太陽がないときは時間が分からないの?夜は使えないの?不便だ。
何のために作るの?など、最初は気乗りのしない様子ですが、とても熱心に作ってくれて、
完成しして太陽のもとに置いて時間があったときはとても感動的なものでした(私が感動しました)。
前の年に作ったピンホールカメラもそうでしたが、現在の便利なものを知っている子どもたちは、
エッ?一枚しか撮れないの?など、不満そうですが、とても熱心に作ってくれます。
ちなみに、この日時計は、私が太陽の動きや天体の動きを考えているうちに思いついたものです。
普通ある日時計は機能的に無駄な部分を取り外してあるものが多いので、
天体や太陽の動きとの関わりが分かりにくくなっています。
この日時計を作るなかで、天体の動き、太陽の動きに意識が向くように、と考えました。
自分を貫いている北極星からやってくる地球の軸が自分自身を貫いていることを感じることは
とてもいい体験ではないか、と思います。
これは、少しわかりにくいですが、銀のモールで作った雪の結晶です。
これは、大人の作品です。
子どもたちも低学年生で簡単なものが作れます。
ストロースターのホルダーを工夫して使うことで六角形のかわいい星が出来ていきます。
それぞれのモールをねじってつなぐのでストロースターより簡単に作ることができます。
ストローと比べて折れにくいので作業も楽です。
大人の方たちには簡単すぎるかな、と思ったのですが、とても熱心に作られ、喜んでいただけました。
このような手作りを通して、太陽や星のこと、雪のことなどをもっと体験できるように導ければと思いました。
2009.03.20.