136 雲海のオイリュトミーの余韻

雲海のオイリュトミーの余韻としての

元気いっぱいかわいさ満点の白アリさんの反響が(不評)があり、

改めてその存在の大きさに見とれてしまいます。

 

今度は、雲海のオイリュトミーの余韻として風のオイリュトミーをご紹介したいと思います。

雲海は、見ることが出来ますが(もちろん周りの風の動きは見ることができません)

風そのものは見ることができません。

風は様々なものを使って自分自身を表現します。

それは、木の葉だったり、落ち葉だったり、木の梢だったり、雲の動きだったり、

波の動きだったり、します。

それは、「私」が自分の体を使って表現されるのとどこか似ているような気がします。

今回は、波で表現された風のオイリュトミーを見てみましょう。

おっと、ちなみに波は映されたもので表現されています。

朝早く湖のうえに漂うのは青い反映です。

空の青さを一身に受け湖はその肌を柔らかく起伏させます。

深い眠りから目覚めたかのように自分をただ鏡にして周りの世界を受け止めます。

しかしそこに漂うのは、深い眠りのベールの奥にある青い世界のようでもあります。

湖のほとりの風だまり陽だまりでは、

駆け抜ける風がお日様の光を浴びて青く染まりながら自分自身を温め、目覚め始めます。

あっちへ反し、こっちへ戻り、ゆっくりと弧をえがきながら。

それは、風の透明な竜が身をゆっくりとくねらせているようでもあります。

しっかりと目覚めた竜は周りの風と戯れながら、湖の上を動き回ります。

静かに、ゆっくりと、すべてを携え、そこには影のように青い深いさざ波が漂い、ついていきます。

それは、オイリュトミーというより風の能の舞いのようです。

 

世界の広さは心の広さ、

心の中に広い広い世界を育て、

目の前の世界を広く広くしよう。

世界の輝きは心の輝き

心の中を喜びで光輝かせることで、

目の前の世界を輝かせよう。

世界の深さは心の深さ。

心の中に深い思いを持つことで、

目の前の世界が語り始めるように。

世界の温かさは心の温かさ。

心の中の深い思いの中に愛の光をともすことで、

目の前の世界が神様の愛の光で満たされますように。

来年もよろしくお願いします。

 

2009.12.18.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です