つれづれ、というコーナーを作っていただきました。
日々思ったことをぼちぼちと書いていきたいと思います。
最近、写真機を持ち歩いて写真をとることが多くなりました。
そう写真機じゃなくて、カメラ、それもデジカメです。かなり、写真機というイメージから離れていますが。
以前は、写真機—また言ってしまった—をまったく持ち歩かない人間で、
ドイツのシュタイナー関係の施設などの紹介をするのに見せる資料をまったく持ってないことがありました。
まあ、ある意味ポーズとしていたところもあったといえばあったのですが、
カメラを抱えて写真を取りまくっている人間を少し蔑視しているところがありました。プラス怠惰さです。
その私が、最近は、恥ずかしげもなく首からカメラをぶら下げて、人前でもかまわず、
でも、空や川や海や影、植物などを取りまくっているのですから、わからないものです。
昔を知っている人間は、「ああ、あいつもとうとう焼きが回ったか。」
なんて、言うかもしれませんが、いたってかまいません。
この恥ずかしげの無さは、何も中年になったからだけではなく、若かりし頃、
ヒッチハイクなる人前でしばし立ち続けたことでも鍛えられていると自負しています。
何はともあれ、写真を撮るようになったのは、自分自身が感動したものを形あるものとして残したいという
欲求よりも(実際写真を撮り始めたことで自分自身の体験は少々浅くなっているような気がする)
皆さんに、いかにこれらのことを知ってもらうか、ということから始めています。
その中のいくつかをこれから紹介していこうとも思っています。
この写真は、うん、たぶん一生に一度見れるかどうかという写真です。たぶんもうだめでしょう。
太陽が沈もうとしていた真反対から放射状の光のようなものが降り注いできたのです。
思わず、手を合わせてしまいました。そう、この日はそういえば変な日でした。
やけに雲が面白く、何枚も、何枚も写真を撮ってしまいました。
その挙句のこの現象です。このことから、遠近法についての新たな扉が私の前で開いていきました。
でも、ホームページを見ると、これをすでに撮っている人もいました。やはり、世の中広いなー。
2004.4.16.