新型コロナウイルスの状況が刻一刻と変化しています。
誰一人、これから先、どのような状態になっていくか想像がつきません。
福岡でも感染者の方々が増えています。
旅行関係、イベント関係、飲食関係の方々はさぞかし大変なことか、
と思います。
2カ月ほど前には想像すらできなかった状態が訪れています。
何年か後には、これはこういう時期だった、
と言うようにくくられることかもしれませんが…
ちょうど、9年前に福島の原発事故が起きた時のように。
あの時も、この先日本はどうなっていくのだろう?
という、先が分からない不安が広がっていました。
あの時とは、また打って変わった情報量の多さで、
どのようなものかわからない。
どのような対策をしたらいいかわからない。
どこに潜んでいるかわからない。
という不安とともに、様々な情報が飛び交っています。
そんな中で、長い時間ネットを見ている方が多いのではないか、
と思います。
私もその中の一人かもしれません。
この前見たサイトでは、コロナウイルスの遺伝子を解析して、
それぞれのウイルスがどこから来ているか、
ということを図にしているものがありました。
研究者たちは、私たちが想像できないところまで解析をしています。
そのように科学技術が発達し、情報がすごい速さで伝わる時代ですから
この情報の氾濫は大変な事態を迎えています。
専門家の方々も、専門的な知識と経験とそれについて情報を集められ、
自分の考えを述べてありますが、見解が全く違っていたりしています。
また、与えられている情報に関しても、
例えば日本の患者数の少なさは検査があまり行われていないからだ、
との指摘があり、どこまで信頼していいのかわかりません。
そんな感じですから、私たちが右往左往するのは当然です。
真実を知りえた、と思って安心すると、それは間違いだった、
ということが、往々にして起きています。
今まで経験したことのないことを体験するとき、
いつものように事態を軽く考えて、
今までの日常の生活が壊されることに不快感を感じがちです。
いずれにせよ、これだけ科学技術が進歩した現在でも、
これまで経験したことのないものに対しては、お手上げの状態である、
ということを示しています。
これまでの生活を見つめなおす機会になるか、と思いますし、
私たちのこれまでの学びが、体験したことのない未知な物事に対して
対応していける学びであったか、
ということを改めて考えされられます。
出来事をきちんと受け止めて、
自分の中に生まれてくる不安に耳を傾けて、
これまでの常識で生きていこうとせず、
不安を受け入れ、
不便を受け入れ、
情報に対して確信することなく、
精一杯自分で考え、
行動していきたいと思います。
あたりは、いつものように満開の桜が咲いています。
2020/04/03 井手芳弘
井手先生こんにちは。ときどきブログを拝見しています。新型コロナウイルスについての井手先生のブログを読み、落ちつきと安らぎを感じました。
今後もときどき拝見いたします。
神田様
つれづれ読んでいただいてありがとうございます。
お役に立てたようでうれしく思います。
お互いにしっかりと頑張って生きていきましょう。
ペロルいで