前回は、金星のことについて書きました。
あれだけ輝いていた金星も、
今は全く見ることができず、
その代わりといえばなんですが、
山羊座の近くに木星と土星が仲良く元気に出ています。
6月9日には17夜ぐらいのお月様もやってきて
とっても賑やかでした。
今、二人(星?)で山羊座の星座の形を
生き生きと変えています。
来月には満月のお月さまと一緒に一年中で
一番明るく輝くことでしょう。
ちなみに、
土星は12年ほどかけて12星座を一周しますので、
来年の今頃は木星が土星を追い越して、
隣のみずがめ座の近くにやってきます。
土星は29年ほどかけて12星座を一周しますので、
まだ山羊座の近くに残っていることでしょう。
最近、家にずっといて
出来るようになったことの一つに
宇宙旅行があります。
と言うと、「前々から、怪しかったけど、
とうとうおかしくなったか。」
「いや、修行のおかげで超能力に目覚めたのだろう。」
などという声が聞こえてきそうです。
いえいえ、残念ながらどちらでもありません。
考え方を変えただけです。
宇宙船は地球です。
よく聞きますよね。宇宙船地球号というやつです。
それも室内ではなくオープンカーです。
オープンカーというよりも、
ネパールのバスのように
屋根の上に乗っている感じかもしれません。
バスに屋根の上に乗って走るとかなりの迫力です。
揺れたりすると、しがみつかないと振り落とされてしまいます。
それも、どれだけのスピードで宇宙空間を飛んでいるか、というと、
太陽の周りを一年で一周するのですから
時速10万km、秒速にすると毎秒30km
飛行機の約120倍の速さ、アポロ宇宙船が地球の引力圏から飛び出す速度の3倍の速さです。
そんなスピードで真空状態の宇宙空間を飛んでいるんです!
それも、バスの屋根の上に乗って!
しかも立ったり、人によっては逆立ちしたり!
すごい迫力じゃないでしょうか?
そんな宇宙空間をオープンカーで飛んで走ったら
宇宙服を着て酸素を供給しないといけません。
しっかり命綱でつないでおかないと、
飛んでいってしまいます。
大丈夫です!
大気というとても便利な気体によって包まれていることで、
それが覆いとなって、オープンでも大丈夫です。
よくアニメの戦いなどに出てくるバリアーというものです。
宇宙線が撃ち込まれても防御してしまいます。
小さい隕石だったら途中で消滅させてしまいます。
太陽の熱線も程よいところまで遮ってくれます。
中を一定の温度に保ってくれます。
素晴らしいと思いませんか?
おまけに引力というワイヤレスの命綱で
つながれていますので、
宇宙空間に置き去りにされることもないのです。
さらに、ワイヤレスなので自由に動き回れます。
私だけではなくて、宇宙船の上に乗っているものは
すべてこのワイヤレスの命綱でつながっているので、
こうやって机の上で、コーヒーを飲みながらパソコンが打てます。
お日さまが出ているときは、
このバリアーはお日さまの光で不透明になり、
私たちを覆ってくれるので、
宇宙空間を旅していることを忘れ、
宇宙船(地球)上の活動に専念できます。
そして、夜になってお日さまの光が差さなくなると、
そのバリアーの窓は透明になり、宇宙空間を見せてくれます。
現実を知ってしまうと、不安でたまらなくなると思いますので、
あまり考えないで暮らした方がいいか、と思いますが、
日々つまらなくて退屈な人には、いい刺激になるのではないでしょうか。
早く天気になって星空にならないかな~
2020/06/19 井手芳弘