225 夏の日々を終えて

台風と雨が過ぎ去り、突然に夏の暑さが終わって、

秋の日と風と影が射してきました。

夏の最後に四国の高知へ行きました。

台風がやってきている中で、

飛行機が飛ぶかどうか危ぶまれたのですが、

幸運にも熱帯低気圧に変わり飛ぶことができました。

飛ぶとわかったら、とても楽しみです。

というのも、普段では体験することのできない雄大な空を見ることができるからです。

高知行きの飛行機はCRで始まるボンバルディア社製で、

大体30人乗りぐらい、フライトアテンダント

(昔はスチュワーデスと呼んでいました)の方も

1名という小さな飛行機です。

また飛行距離も短いため、上昇したと思ったら、

すぐに下降し始めます。

思った通り、空はとても雄大でした。

雲は何層にも重なり、不思議な色合いが出ています。

同じ空なのに、こうも違った様相を呈するのか、

と驚くことばかりです。
昔、飛行機に乗り始めたとき、たくさんの発見をし、

たくさん学ぶことがありました。

それは、それは驚くことや美しい光景がたくさんありました。

飛行機の話だけで、一冊の本ができるほどです。

高知を訪れるのは5回目です。

一度はミュージックケア大会、

あとはライア作りとルーエでの子供たちの合宿に参加した時です。

飛行機から降りて、高知の人とお会いすると、

早速、ひろめ市場に直行です。

そこでカツオの塩たたきを食べるためです。

ひろめ市場は広い屋根つきのホールのようなところに

たくさんの食べ物屋さんが入っていて、

そこで買い物をしてたくさんあるテーブルで

食べることができます。

この前、スペインのマドリッドに行ったときに

勧められたお店も、よく似た形態になっていて、

「あっ!スペインのひろめ市場だ!」と思ったところでした。

それでも、やはり日本のひろめ市場が最高です。

おなかがいっぱいになって、

いよいよ本番の粘土を使った講座です。

四国でアントロポゾフィーを学んでいる

<クライス>というグループの方たちと、

粘土を使って植物の中にある生命力を表現する取り組みを2日間行いました。

10年ほど前に、ドイツで学んで帰ってこられた

竹下さんという方を中心に積極的な取り組みをされている会です。

2か月に一度ほど、シュタイナー関係の

いろんな方面から人を呼んで、

講座をされているということで、精力的な活動に頭が下がります。

また、デーブスさんを始め、

様々な方の講演録を出版されてもいます。

高橋さんという若いデザイナーの方との二人のコンビネーションは、

インターネットを始め新しいメディアを使いこなす若い力を感じました。

これから、四国のアントロポゾフィー運動の発展を祈りつつ、

素晴らしい夕暮れの中を飛ぶことができました。

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