ゆっくりと、くるくる、ゆらゆら
北欧フィンランド伝統的なインテリア装飾品ヒンメリ(himmeli)。
カットした藁を糸で繋ぎ合わせた幾何学模様の多面体です。
風にゆらぐ穏やかな動きや光に当たってできる陰影、
なんとも趣のある素敵な装飾品です。

「でも、作るのは複雑でハードル高そう」と思われるている方も多いか、と・・・
私もちょっと敬遠していて取り掛かるのに時間が経ってしまいました(^^;)

確かに一気に画像のような大作が完成するわけではありません。
ただ、基本の一個の作り方が把握できれば、
カットする長さや繋ぎ方、藁の色を変えるだけで
多様な作品を作ることができます。
このブログで基本の一個(正八面体)の作り方をマスターして、
小さな作品からチャレンジしてみて下さい♪

【準備するもの】*商品の詳細は記事の最後に紹介します
・ヒンメリビギナーキット
・ハサミ
・定規

キットの内容:説明書・30cmのストロー(藁)約50本・糸・糸通し・針

ストロー(藁)は乾燥したものなので、
力が加わると割れたり潰れたりします。
ハサミで切る時にかかる圧でも、切り口がガジガジに割れてしまいます。
切りやすく、かつ綺麗な切り口に仕上げるために、湿らせると割れにくくなります。
湿らせて切った時と、湿らせないまま切った時の切り口を比較してみました。
左が湿らせてから切ったもの、右はそのまま切ったものです
※ココがあまり気にならなければ、湿らせなくてもOKです♪

湿らす・・・と言っても長時間浸しておくのではなく、
サーサーと蛇口で3往復くらい、水にくぐらす程度
50本全部は使わないので、5,6本湿らせれば十分です

キッチンペーパーや柔らかい布で軽く水分を拭き取ります

5cmのところに印を付けます。
柔らかくなっているのでハサミで軽く挟むだけで跡が付きます。

印を付けたところをカット!

5cmに切ったストロー(藁)を12本準備します

約1mに切った糸を糸通しで針に通します。
必要な糸の長さは
一辺5㎝が12本で約60㎝
結んだりする余裕が要るのでプラス30cm
90㎝…うーん半端だな・・・と思ったので1mにしました。
足りなかったら継げば良いので、
そう神経質にならなくても良いかと思います(^^)

ココからは分かりやすいように色の付いたストロー(藁)で説明して行きます。

まず、ストロー3本(黄・茶・緑)に糸を通します

いったん針から糸を外し、緑側にある糸の始まりと、
黄側から出ている長い糸を堅結び、三角形を作ります

再度針通しで針に糸を通し、今度は2本(赤・青)に糸を通します

赤・青を三角形に接続します。
青から出ている糸を茶・黄の角で堅結びすると、
二つの三角形でできた菱形になりますね♪
★Point:持ち上げて結ぶより、テーブルに置いた状態で、
結ぶ角だけを少し浮かせる感じで作業した方が結びやすかったです。
一気にギューッと結ばずヒンメリ同士を寄せながら、
できるだけ間が開かないように少しづつ締めてゆく感じで堅結びします。

更にヒンメリを2本(緑・黄)を追加します
黄色から出ている糸を赤・青の角で堅結びし繋げると、
三つの三角形でできた台形になります
更に、もう2本(赤・緑)を同じ要領で繋げると
五つの三角形からなる台形ができあがります

そこに、もう1本(黄)を通します

追加した1本(黄)から出ている糸を
始まりの糸と堅結びします
平面だったものが立体になってきましたね!
長い方の糸を、真ん中の黄に通します

そのまま隣りの緑へ通します

緑・赤の三角と茶緑の三角をギューッと寄せて・・・

できるだけ隙間が開かないように堅結びします

しっかり結べていることを確認して余分な糸を切ります

基本の一個完成!

いかかでしょう?
見た目より手順が簡単ですよね(^^)

辺の長さや三角の数を変えることで様々なデザインが生まれます。

リュースター(サンキャッチャー)との相性もバツグン!
是非オリジナリティーあふれるヒンメリを作ってみてください

今回使用したキットはこちら♪  ※Clickすると商品ページが別ウインドウで開きます。 ヒンメリに関する書籍や道具、補充用ストローはこちら♪
スタッフ 山中

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