夜に飛ぶ予定だった飛行機を次の朝に変更して飛び立ちました。

久々の沖縄行き。

前回は、昨年の6月ごろ、沖縄のコロナ感染者が増える前でした。

今回は感染者も少なくなり、仕事で出かけることになりました。

沖縄行の楽しみの一つは飛行機からの眺めです。

もちろん、沖縄行でなくても、飛行機からの眺めはいつも楽しみです。

でも、沖縄行はその中でもより楽しみです。

その理由の一つは、海の色が島の側でエメラルドグリーンの色をしていること。

もう一つは、天使の梯子の逆現象が起きるのを期待していることです。

そう、飛行機の影にできる
ブロッケン現象(グローリー)の真実を知ったのも沖縄行でした。

そういうわけで、沖縄行には特別の思い入れがあるのです。

そう書いていると、

「沖縄行きの楽しみは飛行機からの眺めだけ?」

と言われそうですが、もちろんそれだけではありません。

美しい海に行けるのもとても楽しみです。

まるで遊びに行くみたいです。

いや、<仕事です。仕事!>

朝は、あいにくの雨交じりの天気でしたが、
飛行機が高度を上げると空の上はいつも晴れです。

もちろんその下は一面雲の大地で覆われています。

今回も右側に座るので、太陽は反対側になります。

雲の上には、一昨日月食になって注目を浴びたお月様が
ぼんやりとたたずんでいます。

まず探すのは自分の影の場所です。

いや、飛行機の影の場所です。

その周りには、必ず何らかの現象が起きているからです。

「ありました、ありました!」

遠くて飛行機の影は見えませんが、

その周りに起きる虹色の現象が見えます。

雲が次から次へと虹色に染まっては色が抜けていきます。

この世のものとは思えぬ色彩に、ただただ、心を動かされます。

皆さんにもおすそ分け、と写真をスマホでパチリ、パチリ。

(カメラはあいにく故障して修理中です)

後で写真を見直しして、
その色合いが綺麗に写っていないのにショックです。

そのうちの何とか分かるものがこちらです。

少しずつ高度を下げ始めると丸い虹の輪の中に
飛行機の影が見えるようになりました。

雲が近くなっても虹の輪の大きさは

変わりませんが、飛行機の影はどんどん大きくなっていきます。

それで飛行機の影に対して、虹の輪が割合として小さくなっていきます。

今回もこの様子を動画で取ってみました。

そして、雲の層を通り抜けると、
更にその下に、もう一層雲の層が現れました。

その雲の層に、上の雲の層の隙間からの光が
木漏れ日(雲漏れ日?)として降り注ぎます。

何とも雄大な現象です。

サンドイッチのように重なった雲の先が切れ、
上の雲がつららのように下がっています。

雲のサンドイッチから抜けてきた時に、
雲間から下の島とエメラルド色の美しい海が見えました。

飛行機の影の虹の輪が今度は下の雲に現れます。

その時です。

海の飛行機の影の場所から放射状に光が放たれているのを発見!

それも、今回は前回とは違い、長い時間出ています。

見事な光の放射が飛行機の移動に合わせて
海上を滑るように動いていきます。

早速、スマホでパチリ。

更に動画撮影です。

前回に初めて見た時は、ありえない現象に、
訳がわからず、ただただ呆然としてしまいましたが、
今回は違います。

この現象は、雲間から見える天使の梯子を
空から地上へと逆方向に見た時に現れます。

地上から見た時は広がって見える天使の梯子は実は平行な光の筋なので、

空から下を見ると狭まっていき、
海の場所から広がっているように見えるのです。

その光の筋が四方に広がって見えるためには、
その光の筋の中から眺める必要があります。

素晴らしい空からの贈り物の数々に、

「ああ、沖縄に来てよかった!」

「来た甲斐があった。」

とただただ空に感謝しました。

いや、これで終わりではありませんでした。

これから沖縄着陸。

これからが本番でした!

2021/12/02 井手芳弘

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