白い花たちが風に揺れる、
それは私の意識を解き放っていく。
それに支えられて、私はどんどん昇っていく。
まわりが霧につつまれた世界に入り込む。
そこには上も下も遠くも近くもない。
ただ、光に包まれている。

意識状態が混沌とし、
予感だけが頼りの季節に開いた玉手箱。

それは太陽の昇る(沈む)角度をめぐる謎。

朦朧とした意識の中で、何とか解決した自分をほめてあげたい。

しかし、その箱はさらなる謎を中に秘めている。

平行とは何ぞや?

そして、根本的な問いである、

<主観と客観のかかわり>

あまりに膨大な謎に、しばらく蓋を閉じることに。

これでしばらく平穏に暮らせる。

と思っていたところに一通のメールが届きました。

水に映る虹のずれの写真を
フェイスブックに投稿されていた方からでした。

その写真を見て、なぜそうなるか確認するために
現地を訪ねていったのでした。
「そういえば、
あの時はいろいろと水面に映る虹のずれについて考えていたな。」
「らせん教室でも取り上げたな。」
と懐かしく思い出していました。

後で考えると懐かしさだけですが、
その時は、今回の太陽の昇る角度以上に頭を悩ませていました。

そして、もう一度、その問題を考えてみることに…

やり始めると、この問題が未解決だったことを思い出しました。

「どうして、こんなに頭を悩ませることが身近にたくさんあるのだろう。」
「ただでさえ、考えなきゃならないことが沢山あるのに…」
そう思いつつ意識はそちらの方へと引きずられていきます。
単なる現実逃避なのかもしれません。

ふと、
「水面に映る虹の写真は投稿されていないだろうか?」と考え、
早速インスタグラムを検索してみました。

残念ながら、見つけることができませんでした。
それでは、とグーグル検索をかけてみます。
<虹の水面反射で画像検索をすればいい>とのコメントを見つけました。
皆さん親切です!
引き続き、画像検索をかけました。
なんと沢山の虹の写真があることでしょう。
おまけに、一枚の写真を選択すると、
関連画像が自動的にたくさん出てきます。
その関連画像の中の一枚を選択すると
さらに、また、たくさん関連画像が出てきます。
もはや、元の画像へ戻ることはできません。
赤ずきんちゃん状態です。
戻るボタンと<虹の水面反射>の再検索を駆使しながら
画像を探していきます。
驚くべき虹の写真が沢山ありますが、
鏡のような水面に映る虹の写真は
探せど探せど見つかりません。

あらためて、
あの写真と出会えたことのありがたさに感謝です。

ん!?

虹の写真に交じって不思議なイラストが…

ん!?

「これ、自分のジャン!!」

全くの<驚きジャン!>です。
らせん教室の時に黒板に描いたものを写真撮りし、
それをこのつれづれに載せていたものでした。
<粉ミルク缶現象>の再来です。
(以前、私が子どもの時にあった粉ミルク缶で、
その缶には女の子が粉ミルク缶を持ったイラストが描かれていて、
その缶の中には、女の子が粉ミルク缶を持った
同じイラストが描かれているもの。
<マトリョーシカ現象>とも呼ぶ:著者の勝手な解釈と造語)

前回ははるか昔のことでした。
インデアンテントづくりの講座を予定していて、
作り方が分からないので検索したら、
なんと自分の講座が検索上位に挙がってきていました。

今回はさらに関連画像が付いています。

関連画像を見てさらに驚き!

そこにはもはや虹の現象とは何の関係もない、
スピリチュアル関連のイラストばかりです。
イラストのみなさんは瞑想していて、宇宙とつながっています。

わたしは、ただ、虹が水に映る現象を自分から見たときに、
どのように解釈できるか、を物理的に具体的に表そうとしただけでした。

R・シュタイナーの言葉が思い起こされます。
<物質的なものを徹底的に追及すると精神的なものにつながる。
精神的なものを徹底的に追及すると物質的なものにつながる。>
私の好きな言葉の一つです。

鏡のような水面に映る虹の写真やーい!

2022/07/01 井手芳弘

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です