3年ぶりのヨーロッパです。
これまで、一回の旅行で4,5回分のつれづれ原稿を稼いでいたように思います。
今回も何回分かにしたいのですが、
目的がザーレムの手伝いのみなので、どうなることか…
なかなか、ザーレムから荷物が届かず、
電話をかけると、大変な状況をつらつらと話され、
いよいよ心配になり、
規制が撤廃されたこともあり、
夏休みの機会に手伝いにでかけることにしました。
最初は、「ザーレム40周年の疲れのため、
すぐに夏休暇にするから来るのまた先にしてほしい。」
と言われ。あきらめていました。
ところが、あとで「休暇を9月に取ることにしたからよかったら来ない?」
と言われ、急遽チケットを取りました。
ハイシーズンであること、
急にチケットをとったこと、
史上最高の燃料サーチャージ額であること、
などが重なり、
チケットは今までの倍ほどかかりましたが、
今を逃しては、またいつ行けるかわかりません。
今までは3月から4月の春休みに出かけていたので、
夏に訪れるのは40年ぶりです。
なんとか頑張って、
毎年ドイツ行くことを自分に課していました。
もともとが怠け者なので、
苦行のように課すしかなかったのです。
コロナがやって来て行かなくなったことで、腰砕けになり、
今回はなかなか出かけられませんでした。
行くときは何の検査もなくフリーで行けるのですが、
帰りにはどこかでPCR検査を受けて、
その書類を提出しないと戻ってこれません。
まさに、<行きはよいよい、帰りは恐い。>です。
福岡から前日の夜飛び、羽田空港の近くで宿をとると、
次の日、成田から出発しました。
出発2時間半ほど前に出発カウンターに着いてみると、
すでに長蛇の列になっていました。
窓際はあきらめていたのですが、
なんと幸運にも窓際をとることができました。
今回の楽しみの一つは、新しいルートを飛べることです。
航空会社はスイスエアで、今までであればシベリア上空をずっと飛んでいました。
今回はロシアとウクライナが戦争状態にあり、
どのルートを飛ぶのかが問いでした。
飛行ルートは太平洋を日本列島に沿って札幌まで北上し、
そこからシベリアを通るようにでていました。
「日本に対して(いや、考えるとスイスに対して)
敵対的な態度を示してるのに、飛行機が通過するのは許しているんだ。」
と驚きましたが、
なんと、飛行機は日本列島に沿ってさらに北上し、
ロシアとアラスカの間を通り、
北極の上を通るルートに変わりました。
うまくロシアを避けていました。
後で知ったのですが、このルートのおかげで今まで11時間ほどのルートが
14時間ほどになったそうです。
飛行機の窓からは、
今までとは全く違う北極の氷の海の世界が続いていました。
2022/08/05 井手芳弘
ドイツへ行ったことはありませんが「つれづれ440」を読んで&写真を見て疑似体験できてワクワクします☆窓際の席が取れたのも必然だったのですね。次号も楽しみにしています。ありがとうございます♪
佐崎洋子さま、
つれづれを読んでいただき、ありがとうございます。
今度は、ザーレムライア工房での体験を書かせていただきます。