いろんな国や、地方に行くと、とても歓迎を受けることがあります。
「あれも食べなさい、これも食べなさい、これはどうだい、…」
など、お腹がパンパンでも、勧めてきます。
同じようなことが、周りの自然の世界でもよく起きます。
すごい現象を見せられて、
呆然自失の状態で目を丸くして立ち尽くしているのに、
容赦なく次から次へとサービスがジャブのようにやって来ます。
相手の方も私が驚いてくれるものだから、
嬉しくなっているのでしょうか?
前回の最後の彩雲の絨毯にもうろうとして、
気を失いそうだったのですが、さらにそこに一筋の光が見えてきました。
こ、これは、め、めったに見ることのできない、げ、げんしょう!
途端にもうろうさから目覚めました。
何と呼ぶか、はまだ調べられていません。
この現象は、二度目ぐらいで、ほとんどお目にかかれていません。
ましてや、ほんの少ししか見せてくれていないものです。
と、ところが今回はずーっと、ずーっと続きます。
永遠に続くアンコールの演奏のようなものです。
海面で、太陽が反射することで
起きているように見えますが、そうではありません。
この現象は、考えるに、
薄い薄い雲が平らな氷の粒からできていて、
その氷の粒が水平に浮くことで、
そこに太陽が映り込むことで起きていると思います。
地上から見える同じような原理で起きる現象として
太陽柱という、太陽が沈みかけるときに長く伸びる現象があります。
この現象は、太陽がかなり低い位置にないと
生まれてきませんし、太陽自体が伸びるのに対し、
この白い輝きは太陽の真下の離れたところに起きます。
まるでミヒャエルの剣のようです。
と、この長いアンコールに重ねるように次の現象が…
なんと、右側に虹の現象が、幻日現象です。
ん?ここに幻日現象??
これ現実現象?
とシャレを言ってしまいたくなるような驚きの現象です。
幻日現象というのは、
太陽の左右21度ぐらいのところにおきる現象です。
と、ところがこの幻日現象の場所には太陽がないのです。
ミヒャエルの剣の左右に起きている現象?
その瞬間剣はなかったように思います。
もう、理解の範疇を超えている、超常現象と呼びたくなる現象です。
そこへひっそりと左側に登場したのが、虹色に輝く雲の円盤です。
ジャーン!
黄金色に輝く海を背景に、
白い光の柱の上を、ゆうゆうと通り過ぎるのでした。
完全にダウンです。
えっ?
まだ続く??
‥‥‥‥!?