前回のつれづれは分かりやすかったと感想をいただきました。
みなさんからいろんな感想をいただくのは励みになります。
今回もわかりやすいつれづれを書こうと思います。
以前も書いたかと思いますが、
お風呂の中で考えごとをすると
とても集中できます。
集中できる、というか、
いろんな考えや以前あったことが、
頭の中を流れていく感じです。
そして、普段は、考えていないけれど、
どこかで気になっていたことについて
ふと、考えてしまいます。
先日もお風呂で考え事をしていました。
そして、たまに考える。
「鏡に映る像は、右手と左手は逆になるのに、
頭と足は逆にならない、」ということについて
考え始めました。
いくら考えても謎なので、
普段は考えないようにしていますが、
お風呂で溶け出してしまいました。
「えーと待てよ、右手に箸を持たせて、
左手に茶碗でしょ。」
「そうすると、向かい合わせの鏡の私は、
左手に箸を持ってるよね。」
「それじゃ、頭は上で、鏡に映った頭も上だよね。」
「足にはなっていないよね。」
「なぜだろう。?」
「体を横倒しにしたとして、
頭が右で左手が上で、
でも、頭は頭で足ではないし…」
考えてもわからないことをまた考えてしまいます。
新聞の脳トレに
<鏡に映った時計の時間を答える>
という問題が時々掲載されます。
針がついた円いアナログの時計です。
その問題を解くときに私がやる方法は、
鏡に映っている時計の図を、
時計を透かして裏から見ている図だと想像することです。
つまりスケルトンの時計を裏から見てる、図だと。
「何でわざわざそんな訳のわからないことを!」
「向かい合わせで考えて、
対応する時間を考えていけばいいじゃないか。」
と、言われるかもしれません。
でも、私としては、
このイメージを使えば、直感的に時間を知ることができるのです。
今度はこのイメージを使って
茶碗と箸を持っている自分の像を裏から透かして見ます。
「う~ん!」
やはりわかりません。
「待てよ!?」
「じゃあ、周りの風景を映している鏡の像を裏から見るためにはどうしたら??」
「鏡に映った風景をスケルトンにして、裏から見てみると…」
訳の分からないところに入り込み始めました。
ふと、
「ところで、カメラの中にできる像は上下さかさまだけど、
左右はどうだっけ。」
「箸がこっちで、お茶碗はこっちで…」
箸とお茶碗が大活躍です。
「お茶碗を持ち上げない韓国や中国の方々は、考えるときに左手に何を持たせるのだろう。」
「西洋では、左手はフォークなんだろうか?」
「パスタの時は、右手はフォークになるから…」
余計な考えが入ってきます。
しばらく、頭の中で作図してみました。
そして、驚くべきことに、
カメラに映った像が、左右逆の鏡に映った像と同じではありませんか。
「えっ!?」
上下さかさまの像ができるということでごまかされていました。
「どうして、このような大事なことを学校では教えてくれなかったのだろう?」
「大事なことではない?」
お風呂から上がて早速ネット検索です。
本当に便利です。
検索してみても、どこにもそのことは書いてありません。
ピンホールカメラのページに
<そのまま印画紙に感光させると、左右逆の鏡像の写真になる。>
と書いてありました。
目から、うろこです。
以前教室の子どもたちにピンホールカメラを作ってもらい、
中の印画紙に直接感光させたことがありましたが、
「あれは、左右さかさまだったんだ!」
今さらながらの驚きです。
「どうして気が付かなかったのだろう?」
もっと驚きです。
「だからわざわざフィルムに露光させるんだ。」
「拡大させるためだけなかったんだ。」

「インスタントカメラは直接取っているから裏返しにしているのだろうか?」

「デジカメは、写した像を裏から見るかように信号を変換しているのか?」

「それじゃ、人間の目は?」

また、わからない世界に入り込んでいます。
2024/2/2 井手芳弘

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