暑い日が続きますね。
お盆で、各地は大賑わいでしょう。
ビアガーデンも繁盛していることでしょう。
暑い暑いと言いながら、
この暑さも今だけだと思うと、
しっかり楽しんでおかないと、
という気になります。

パリ・オリンピックの観戦で寝不足の人々も多かったのではないでしょうか?
私は、見始めるとハマってしまうので、
見ないようにしていました。
でも、新聞で結果を見るとやはり気になってしまいます。

それにしても、人間ってすごいな、と思います。
オリンピックの選手たちにしろ、
音楽家の人たちにしろ、
匠の宮大工さんたちにしろ、
ここまで出来るんだ、という信じられない能力です。
日々の努力の積み重ねが、発展させていくのでしょう。

「自分にも積み重なっていくものがあるのだろうか?」
と思ってしまいます。
なにも、積み重なっていないような気がしますが、
何かが積み重なっているのかもしれません。
年齢だけは確実に積み重なっています。

そう、ライアの修理に関しては積み重なっているのかもしれません。

そう、星空の観察を通して積み重なっているものがあるのかもしれません。

梅雨が明け、暑さと共に星空もやってきました。
私は佐賀の田舎に住んでいるので、
夜は満天の星空が楽しめます。

いつもそばにあるものなのに、
観察するたびに新たな発見があるのは不思議です。
ということは、その前はそのことは知らなかった、
ということですよね。
たぶん、まだ知らないことがたくさん隠れているのでしょう。

最近は蚊が少なくなってありがたいです。
子どものころは家の中にいても、蚊帳の中に入っていました。
たまに蚊も参入してきて、大騒ぎになりましたが…

日が暮れて少し過ごしやすくなってくると、
南の空にさそり座が見えてきます。
その左側にはいて座がさそりを狙って弓を向けています。
天の川がさそりの尻尾といての矢の間から立ち上がっています。
そして、ずっと夜空を横切り、
その中をハクチョウ座が気持ちよさそうに泳いでいます。
もちろん、その両岸には織姫と彦星が輝いています。

「七夕の日に織姫と彦星は一番近づくから見なくちゃ。」
と頑張る必要はありません。
二人の距離はいつも同じ、
天の川の両側に離れています。
でも、サンタクロースと一緒で、
ひょっとしたら七夕の日、
私たちが眠ったころに出会っているのかもしれませんが…

七夕以外の時の方が静かに観ることができます。
七夕以外は二人も寂しい思いをしているかもしれません。

私がいつも観察しているのは、黄道十二宮の星座の動きです。
今は、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座が直線に並んでいるかを確認しています。
どの星座も南の空の低いところに出ています。

<黄道が星座のどのあたりを通っているかを知らないと正確に直線が引けない>、
ということに先日ハタと気が付きました。
そして、星座のカレンダーに書き込んである黄道の位置を確認しました。 
てんびん座は下の方、さそり座といて座はかなり上の方を通っているようです。

もう一つ気が付いたことがあります。
夏の夜は、低い位置にあるいて座を中心に黄道がかなり寝ていて、
冬の夜はふたご座を中心にかなり高く立ち上がっているのですが、
どちらも出ている12星座の数は同じだ、ということに気が付きました。
黄道が寝ている方が、少なそうですけれどね。

そのほかに取り組んでいることがありました。
黄道の北極を探すことです。

北極から23.4°離れた位置にあり、曲がりくねったりゅう座に囲まれています。

残念ながら黄道の北極には星はありませんが、りゅう座を目安にその場所を探すことができます。

北極星を中心に黄道の北極は時計と反対周りに回るので、りゅう座の位置を探します。
最初はわからなかったりゅう座が分かるようになったのはうれしいです。

いつも目の前にある点の集まりだったものが、
意識を向けていくと、そこから数限りないことが湧き出てくる。
星空って、そんな存在だなって思います。

そう、それと、
頑張って意識を向けて数分間見続けることで、
確実に自分の心の呼吸が整って深くなっている気がします。
ご褒美は、時折輝く流れ星です。

瞑想のことはわかりませんが、
星空瞑想しているような気がします。

2024/8/16 井手芳弘

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です