いよいよ冬景色がやってきました。
遠くの山を見ると、うっすらと雪化粧です。
初めてスタットレスタイヤを買いました。
「やっと、タイヤを履き替える時がきたか!」
と武者震いしています。

先日12月の満月がやってきました。
私は勘違いしてSNSに16日が満月と書いてしまいましたが、
15日だったようです。
ネットで確認すればすぐにわかることでした。
感覚を頼りにしたのが間違いでした。
自分の感覚の間違いに気づいたのはよかったのかもしれません。
本当にネットはネット(ドイツ語で親切という意味)です。

言い訳、というわけではありませんが、
満月が12月15日だ、ということはすぐにわかりますが、
12月の満月が一年中で一番高く上がることや、
ましてやここ18年で一番高く上がることなどは
どこにも記載されていません。
「きっと、ネットの情報網に載っていない大事なこともたくさんあるのだろう。」
と想像します。

フェイスブックで偶然に夕日(朝日だったかも)の画像が出てきました。
海の上の太陽から四方八方に光の筋が出ているもので、
とても素晴らしい写真でした。
ただ、なんとなく違和感を感じ、
光の筋がどこから出ているかをたどりました。
本来、雲にさえぎられて筋ができるはずですが、
どこを探しても光の筋ができる要素がありません。
どう見ても合成です。
それなのに100人以上の人たちが、
「素晴らしい!」
というコメントを寄せています。
違和感を感じたコメントは1人だけです。
このことを得意そうに教室で語りました。

そして次の日、
「太陽の真ん中を通る細い雲がそのような筋を発する可能性はないのだろうか?」
「いや、で・き・な・いと思うけど…?」
いろんな状況を想定しながら、
一段深くわからなくなっています。
画像をコピーすることを忘れたので、そのページを探しましたが、
二度と出てくることはありませんでした。

最近、やらなくなっていた1時間整理を再開しました。
ついついやらなくてはいけないことにすぐにとりかかってしまい、
整理が後回しになって
より周りがぐちゃぐちゃ状態になってしまっていました。
「忙しいから散らかるのは仕方ないんだ。」
と自分に言い聞かせていました。
そして、ある時、ハタと悟りました。
「整理の時間枠を設定しないと、いつまでたっても混乱状態は続く。」
「いや、それ以上に増していく!」
前回も気が付いたはずなのですが、
どうしてか、忘れてしまっていました。
多分、老化のせいでしょう。

でも、今回の新たな気付きは少し進化しています。
「1時間が終わったら切ることも大切だ!」
という気付きです。

旧バージョンは、1時間が始まる時にはなかなか調子が出なく、
後半になってノリだし、
時間が終わってもだらだらと整理し続けることがよくありました。
そのため、下手すると一日整理をしてしまい、
やらなくてはいけないことがやれなかった、
という状況によく陥っていました。

今回は、時間が来たら切る、
というバージョンアップ版で取り組んでいます。
少しずつ身の周りが片付いているような気がします。
ついつい、やめきれないこともありますが、
「今までたまりすぎて追いついていない状態なので仕方ない、
と自分に言い聞かせています。

最近挑戦し始めたものは、インスタライブです。
ペロルのスタッフたちからの提案で2回ほど取り組みました。
1度目は「シュタイナー教育について」、
2度目は「クリスマスについて」のテーマで話をしました。

いや~、大変です。
無茶苦茶緊張します。

それでも、皆さんの温かいメッセージに力づけられています。
芸能界の方やユーチューバーの方々を今まで以上に尊敬してしまいます。
いつの日か、カッコよく余裕で話せる日を夢見ています。

インスタライブでもお話しさせていただきましたが、
12月になると、教室でリンゴローソクという行事を行います。
アドヴェントシュピラーレとも呼ばれています。

部屋の中央に木の切り株を置いて、
その上にローソクを立てて火を灯し、
切り株に向かってモミの葉っぱ(教室では杉の葉使用)で
渦巻きを作っています。
子どもたちは一人ずつ手にローソクを立てたリンゴをもって
その渦巻きを歩いていき、
中心のローソクから火をもらいます。
そして、渦巻きの途中に置かれた円盤に
火の灯ったリンゴを置いていくという行事です。

ドイツのシュタイナー幼稚園で体験させていただき、
とても印象に残りました。
それで、日本に戻ってから、小学生の子どもたちとやり始めました。
それからずっと、やり続けています。

私はその場を取り仕切る役目、
天使の役目なので、魔法が使えなければいけません。
魔法を使えるようにするためには、
道具はすべて自分で調達しなければいけません。
話が長くなりましたが、
そのために12月になると、
渦巻きに使うモミ、いや杉の葉を自分で取りに行きます。

高いところの枝を切るために、
長い棒の先にのこぎりを取り付けて枝を落とします。
上を見ながらの作業なので、首が痛くなります。

今回奮発して、最適と思われる鋸を買い、
刃だけを棒の先にネジで止めました。
今までの苦労は何だったんだろう、
と思うほどよく切れて大満足です。
慣れない作業で大変ですが、
山で葉を取っているときには、
なんだか山の精霊を感じるような気がして、
得した気分になります。

ずっと長いことやってきたことで、
行事がお祭りに替わってきた感じがあります。
そんな中で一番成長させてもらっているのは
私自身のような気がします。

あたりが暗く寒くなり、
空には満天の星が輝く下で、
一軒のお家だけに明かりが灯り、
動物たちが温かく見守る中で
一人の赤ん坊がすやすやと眠っている。

このイメージはキリスト教徒以外の私たちにとっても、
とても力となる根源的なイメージのような気がします。

体の中心に温かいものを灯し、
しっかりとコートに身を包み、
大きく息を吸いながら、
たくさんの星々を眺めながら、
この寒空の下を歩いていきたいと思います。

PS.スタットレスタイヤのサイズは合っていましたが、
ホイールのネジ穴が合いませんでした。
まさかそんなことがあろうとは、現実は小説より奇なりです。
まだまだ雪には挑めません。

本年も温かいご支援ありがとうございました!

2024/12/20 井手芳弘

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です