あたりはすっかり、秋になりました。 皆さん、お元気でお過ごしでしょうか? 昨日は、中秋の名月でした。 福岡では夜中まで美しいお月様を眺めることが出来ました。
新しいホームページはいかがでしょうか?
感想、ご意見等ご連絡いただけると、ありがたく思います。
つれづれはいまだに、夏の佐渡にとどまっていました。
気持ちもだんだん遠く離れていく感じがします。
こうして、記憶の中に吸い込まれていくのでしょうか?
海を走った後、不思議な建物群に行きつきました。
まるで、ローマ時代の遺跡です。
なんと、ここは金の精錬所の後なのです。
平成元年まで稼働していたそうです。
最新の技術を使い金を製錬していたそうです。
さぞかし、様々な音がし、にぎやかだったのでしょう。
今はひっそりと静まり返っています。
そこからほんの少し車で走るといよいよ金山跡です。
坑道を入ると道は二手に分かれています。一つは江戸時代に掘られた坑道、もう一つはそれ以降に掘られたものです。江戸時代の坑道では、からくり人形をつかってその当時の様子が再現されています。
坑道を出ると、道は資料館につながり、そこではどうやって鉱石から金を取り出し、純金を取り出していたのか、が展示され、興味深く学ぶことが出来ました。そこには、金の鉱石とその中の鉱脈が展示されていました。
その後、プラスチックの透明ケースの中に入った金の延べ棒を片手が入る細い穴から30秒以内で抜き取る、というアトラクションがありました。長さ25cm幅10cm厚み3cmほどの本物の延べ棒です。(逃がした魚は大きいのでひょっとするとほんの少し小さかったかも知れません。)おまけに、周りには人一人いません。早速試みました。片手で持ち上げようとしたところ、想像以上に重くて持ち上がりません。30秒はとっくに過ぎていましたが、何とか持ち上げ、穴を通そうと試みましたが、穴が小さく抜くことが出来ません。そこへ係の人がやってきて、「手の小さな人でないと無理でしょうね。」とのお言葉、取り出した人のリストに名前を連ねることはできませんでした。
新しい坑道もめぐり、外に出ると金山の方に登ってみました。
山は真ん中から真っ二つに割れています。金が発見されてどんどん掘り進んだ結果、真ん中がすっぽりなくなって、その後そこから坑道が掘られたようです。
その景観は、なかなかダイナミックな物でした。
2017.10.05 井手芳弘