320 再び飛行機から、過剰サービスの続き
こんなに引っ張るなんて考えてもみませんでした。

こうやって深みに入っているのかもしれません。

様々なドラマを生み出しながら、空のショーは終わりを迎えます。

パチパチパチ。

「ブラボー!」「ブラボー!」

周りから絶賛の拍手の嵐です。

もちろん、周りの人たちは、何もなかったかのように寝ています。

下の世界は闇のベールに包まれていきます。

アンコールも終わって、あたりは急に明るくなったかと思うと、会場はまた暗くなります。

えっ!?とその暗がりの中を眺めてみて、びっくり。

暗がりの中、雲の隙間からうかがい知れるのは、真っ赤な地上でした。

それは、あたかも天界からみた地獄のようでした(地上の皆さんすみません)。下が闇に覆われ、光が下の空気が濃密な世界を通してやってくることで、真っ赤になっているのです。

飛行機はしだいに、この闇の世界に向かって降りていきます。

何が待ち受けているのでしょうか?そう、幻日現象と暈現象がいまだに現れてきます。

突然、飛行機はこの闇の世界へと突入しました。

そして、いきなり太陽の色合いが変わったのです。

それまで、真っ白だった太陽が、突然オレンジ色に変わったのです。

それは想像だにしていませんでした。

だって、それまで真っ白に輝いていたものが、オレンジ色に変わるんですよ!

ありえない話です。

この事は、何か大切な意味合いを含んでいるような気がするのですが、今の私にはまだわかりません。

長い、長い時間でした。いや、とても短い時間だったかもしれません。

長ーい、長ーい、アンコールでした。

こんな素晴らしいことはなかった。

思い返しながら、暖かい気持ちになりながら、家路をたどるのでした。

* * *

追記

もうこれ以上訪れないだろうと思っても、つねに窓の外を眺めていること。決してあきらめないことが大切です。

この出来事から一週間ほどして、また素晴らしい夕暮れの中を飛ぶことが出来ました。

なんと美しい色合いなんだろう。どうしてこのような美しい色のコンビネーションが生まれてくるのか、驚くばかりです。

と、私はここであることに気が付きました。このことは、また機会があればお伝えしたいと思います。これまでずっと雲を観察してきたご褒美でしょうか?

これは、それから一週間ほどたった日のことです。また現れてしまいました。今回は雨だし、カメラを持っていくのはやめよう、と思ったのですが、気を取り直して持っていきました。

ほら、やっぱり何もない、とパソコンを打ちながらふと外を見て、びっくり仰天!

美しい環水平アークが目の前に広がっているではありませんか!

今までに見たこともない情景です。

ずっと、ずっとついてきてくれました。

なんという美しさでしょうか。

ここで、わたしは前の雲の美しさの時に気が付いたことを更に進めることが出来ました。