第44回 ニュールンベルク玩具メッセ

 

今年も来てしまいました。

何となく、一年の目標になっています。

ニュールンベルクの玩具メッセの会場です。

昨年も書きましたが、世界で一番大きな玩具の見本市が今年も2月の始めに開催されました。

この会場には、世界各国からたくさんの商人たちが訪れるのですが、

その中には、たくさんの日本人もいます。

つみきやの原田氏もメッセに出てくると言う話を聞いていたので、

この会場で顔を合わせることができるかな、と思っていたのですが、

案の定、何度も顔を合わせました。

福岡で顔を合わせることがほとんどないので、とても不思議な感じです。

写真は12あるホールのうちの一つです。

野球場が入るくらいの大きなホールの中に、たくさんのブースが入っていて、

その中を歩き回って店を訪ねます。

12のブースの中で、私たちが興味深いのは1から4までの木の玩具や楽器、

手作りのブースと11のゲームのブースです。

数年前までは目を皿にしていろんなブースをめぐっていたのですが、

たいていの良い商品はすでに日本の輸入代理店が独占契約を結んでいます。

これらの代理店から品物を入れることができない当店は、ほとんどあきらめ気味です。

でも中に時々きらっと光るものが残っています。

今回感じたのですが、一回見たつもりのブースを何度も通ってみると、

「エー!こんなのもあったのー」といった感じで、新たな発見があります。

又、昨年たくさんの木彫りが並んでいた店が、

木のパズルばかりを出していたりと結構様変わりもしています。

何年か通ううちに、ペロルのオリジナルを作りたい、と言う気持ちがだんだん高まってきています。

オリジナルの木彫りのマリアや天使たち、

オリジナルのアドヴェントカレンダーなんか出来たらいいかな、と思います。

商業の分野になると時々不思議なこともおきます。

ドイツでは、Waldorfpuppen(シュタイナー人形)の名前を

ケテ・クルーゼというドイツの一般の玩具会社が商標登録したため、

シュタイナー学校の人たちや一般のはその名前を使うことができなくなったそうです。

 

ここは、今回留めてもらったプライベートのお家です。

メッセのときは町中の宿が満杯になるため、メッセの人たちのためだけに一般の家を宿にしています。

いつもギリギリになる私は、航空券は何とか手にしたものの、

宿はニュールンベルクのツーリストインフォメーションに連絡したけども満杯で取れずじまい。

直接来たほうがいいと言われ、駅での野宿を覚悟で、飛行機で到着しだい、

夜の9時半にツーリストインフォメーションへ、

(いつもは7時までだそうでメッセの3日間だけ10時まで開いてるそうです。)

ホテルは高いところばかり、首を横に振ると係りの人は困った顔、

最後に「プライベートは?」と聞かれ、もちろんOKと答えると、3件のリストへTEL、

みんな出払っているのでお手上げの状態、

隣の係りの人が一つ見つけて電話すると繋がり、何とか救われました。

ながーい、ながーい一日(24+8時間)と前日の徹夜状態(2時間睡眠)から開放されて

天国に辿り着いた気分です。

写真は載せないで、という希望で、眼鏡だけの登場になったのですが、

やはり知り合いから、「全く知らない人を留めるなんて考えられない。」と言われるそうです。

当人は「いろんな人と知り合いになれるから楽しい。」と言っているそうです。

プライベートの宿の人はもちろん人好きの方ばかりなので、ついつい話も弾んでしまいます。

 

メッセに来ると毎年会う手回しオルガン弾きです。

みんながメッセ会場から帰る6時過ぎに駅へと続く陸橋の上で演奏しています。

怒涛のように押し寄せる人の波と寒風の中、

シリアスな顔をしてひたすら取っ手を回し続けている横を人々は無関心に通り過ぎて行きます。

ついつい同情心を起こしながら通り過ぎていた私でしたが、

たまたま昼に出て来たときにその場所で立ち話をしている彼を見つけました。

怒っているように話をしている彼は

(ここでの仕事の上がりが悪いので、「メッセの客はなんてけちなんだ、トイメッセなのに。」

と言っているように聞こえる)近づき難かったのですが、

意を決して近づき、話しかけました。

意外とにこやかに話してくれた彼のドイツ語はすごい訛りで、

全く解読不能、何とか聞きつけたのは、ここでの上がりはとてもいい!ということ、

なんだか安心し、もちろん帰るときはお金を入れ、彼は「ありがとう」と首を振ってくれました。

 

2006.02.17.

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