いまだにドイツ旅行に張り付いている。
もう次に書くものは決まっている。
そう、虹について、いよいよシリーズが始まるのだ(しれーっと予告)。
でもその前に、旅行の整理をしておかなければ。
本来、人と応対することの苦手な私は(うそばっかり、と周りから言われます。
でも当人はいたって深刻です。)ドイツで人ときちんと応対することを学んだように思います。
中途半端な思わせぶりな態度や言葉を使うのではなく、
きちんと相手にわかるように、自分のことを話す。
という練習をさせられ続けたように思います。
今回も考えたら、たくさんの人たちに会いました。
それは、昨年も泊めていただき、わざわざ駅まで迎えに来てくれた、
ニーダーマイヤーさんとその家族(写真1はそのお家の朝食時に居間から撮った写真です)、
それから、メッセで出会ういつも取引をさせていただいている業者の方々、ペロルさん。
今回初登場、メリンガーのサンボさんとその家族、ライア教則本のバイルハルトさん。
エンゲンのベニッツさん(奥さんは日本人)、ヴィンターさん、ニーダーさん、
ブレフェルトさん、ボッケミュールさん。
あっ!わすれちゃいけないラウターバッサーさん新登場!
うーん、名前を挙げただけでもたくさん。
もし、このような仕事と活動をしていなかったら、こういうこともなかっただろうな、と思います。
こういう人たちと出会ってよかったことは、みんなそれぞれに信念を持って生きている人たちを知ることです。
小中高となかなかそういう出会いのなかった私は、
今此処に来て、たくさんの尊敬できる人たちに出会えてとっても幸せです。
そして、それらの人たちのがそれぞれ暮らしている様と出会え、
それを想像できるだけでとってもうれしくなります。
2枚目の写真は、メッセの会場で、変な楽器をしゃもじのようなものでたたいているのは、
アウリスのアンダーソン氏ととベーメ氏です。
メッセに行くと、必ず彼らのブースに立ち寄り、いろんな話をします。
スウェーデンにあるアンダーソン氏の工房には一度訪ねていったことがあり、
その陽気な性格とは裏腹に(?)に仕事に打ち込んでいる姿が印象的でした。
これは、ポストカードを作っているメリンガー社のサンボさんとその家族です。
シュツットガルトのウーランスホーエにある初めてのシュタイナー学校の近くに店を構えられていて、
出版社はそこから10キロほど離れたところにあります。
店をされている奥さんとは、たずねるたびに話をしていたのですが、ご主人とははじめて。
妙な親近感を抱きながら(年齢的にもそんなに変わらないし、仕事として抱えているものも近いからかも)
注文のカードをその出版社から、
後で私が滞在しているペロルさんところへ夜の9時ごろ届けてくれることになりました。
後で電話があり、「よかったら出版社に来てみるかい?」と言われ、
夜の9時から車で話をしながら出版社に向かいました。
彼は、カラフルでスポーティな車でやってきました。
超かっこいいめがねがピッタシでした。
たどり着いてみるとそこは、ご自宅兼出版社で、
一階の倉庫には慣れ親しんだたくさんカードや本が山積みされて
、サンタさんの発送所的な雰囲気でした。
自宅兼なので仕事を際限なくやってきた、という言葉に、
わかる、わかるとうなずいてしまっている私でした。
とっても気さくでオープンな方でした。
ボーデン湖はとってもいい天気でした。
ここには会う人がたくさんいます。
ヴィンター氏と再会を喜びながら、ボーデン湖畔を散歩しました。
湖は、近年水の浄化の努力でとても澄み始めた、ということでした。
岸辺では水鳥たちがのんびりと波に揺られています。
ここで、やっぱり光と影と色の談義になりました。
私たちの再会を祝福するかのように、湖には、とてもきれいな薄明現象がおき、
初めてその現象にはじめて出会うヴィンター氏を驚かせていました。「ワーオ!」(彼の口癖)
彼と訪れたラウターバッサーさんのところは驚きの連続でした。
振動によって水が作る形体を研究されている方で、一昨年のヴェレダカレンダーにも採用されました。
カメラが壊れて写真を取れなかったのが残念です。
彼からいただいた、水の形体のDVDは驚きの連続でした。
やっぱり無味乾燥なレポートになってしまいました・。
でもかくして、旅行は終わりました。
最後のチャンスと、窓に張り付いてオーロラを探しましたがそれもかなわず。
ただ、美しい朝焼けが、私を祝福していました。
完
さあー次行こ!
2008.03.21.