143 ミュージックメッセ

今回は、星の話をお休みして、ドイツのミュージックメッセ、他のお話をします。

 

今まで、2月にニュールンベルクで催されているトイメッセに行っていましたが、

今年は3月の終わりにフランクフルトで開催されるミュージックメッセに行ってきました。

 

いつもは、雪がたくさん残る寒い季節ですが、

今年はイースター前の緑が見える季節になりました。

今回は、ザーレムライアのニーダーさんの好意で、

ニーダーさん、それにニーダーさんの娘さんの3人で

キャンピングカーを使って出かけることになりました。

 

フランクフルトのメッセの会場には、キャンピングカー専用の駐車場があり、

一泊一台18ユーロ(?)払うと、専用のトイレ、及びシャワーが使えるようになっていました。

ニーダーさんは飲み物から何から、すべて持ってこられていたので、

車の中で朝食を食べメッセに出かけ、夕食を車で食べ、車の中で眠るという生活でした。

車の中には、こんろやシャワーも付いていて、

時々、山の中に車を止めて過ごす、ということでした。

ずっと、パン屋さんの車の改造車、

もしくは宅急便の改造車を夢見ている私には、たまらない高級車でした。

フランクフルトは人口が50万人ほどの都市ですが、

ドイツの国際空港として、各国のドイツ行きの飛行機はフランクフルトの空港に向かいます。

メッセ、及び銀行の都市としても有名で、超高層ビルと巨大な建物が立ち並ぶ、不思議な町です。

 

このミュージックメッセも世界最大のもので、さまざまな楽器メーカーが店を連ねます。

楽器のメーカーについては、詳しくないのですが、

知る人ぞ知る由緒あるメーカーが顔を連ねていることでしょう。

このメッセでは、やはり日本のヤマハが一つの建物を占めるほどの大きさでした。

トイメッセではタミヤがかなり大きな場所を確保していましたが、桁が違うようです。

 

各楽器メーカーのブースの前では、ストリートミュージシャンさながら、

その楽器を使った演奏が行われています。

それぞれに選りすぐられた演奏者らしく、その前には人だかりが出来ています。

演奏も素晴らしく、私たちを音楽のイメージの世界に連れて行ってくれます。

それは、まるで、音楽によって、祈りの行為をしているかのようでした。

無名な人たちの中に、これほどの人たちがたくさんいることに驚きました。

ここで出会った楽器たちも、後日、皆さんに商品紹介のコーナーで紹介したいと思います。

 

また、イギリスのエマソンカレッジにあるフローフォルムの考案者で、

研究をつづけられているジョン・ウィルクスさんにお会いすることが出来ました。

残念ながら、ちょうど今、エマソンカレッジが閉校になり、

今後どのようになっていくか全く分からない状態のときで、

皆さん大変は思いをされているようでした。

ウィルクスさんの建物は敷地の端にあり、

そこには、さまざまなフローフォルムが所狭しと並べられていました。

ジョージ・アダムスという数学者の自然の中のフォルムと数学のかかわりの研究を基に、

フォルムを作られたそうで、

数学的なカーブを持った新しいフローフォルムに水を実際に流して、見せていただきました。

そこには、とても不思議なリズムと水の流れがうまれていました。

短い時間でしたが、フローフォルムを使って水を流した物の検査結果や効果、

それに先人たちの研究結果などを教えていただきました。

それは、驚くべきものでした。

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