ザーレムでの研修と話し合い、それに、ブレッフェルト氏との交渉など、毎年出かけていく必要があるのですが、昨年は原発の事故のために取りやめにしました。
今年は、去年果たせなかった研修に再挑戦です。
今回は、ヨーロッパ文明の基礎となっているギリシャを理解する研修を最初に入れました。
しかし、準備に裂く時間がなく(いつものことですが)宿も取らないまま(日本からの取り方もわからず…)夜中の2時にアテネの空港に着く、という訳の分からない行程でした。一昨年は、ローマに12時頃についてしまい、大変な思いをしてしまったので、どうなることかと心配しながらも、朝まで空港で時を過ごして、それから宿探しをすればいいさ、とこりずに、楽観的に考えてしまいました。
そして、空港でさっそく小人さんにあってしまいました。
ココロスコスさんというギリシャ人の方でした。
空港へ夜中に到着してみると、何とまだ店は空いていて、何とインフォメーションも開いていたのです。公的なインフォメーションではなく、どこかの旅行社の案内所のようなところがいくつか空いていたので、行くことにしました。手前の店にはなんだか怖そうなおじさんがいたのですが、<最初に出会った人にきく>というメルヘンを思い出して、行くことにしました。そのおじさん、ココロスコスさんこそが小人さんだったのです。宿のことを聞いてみると、何と、今からでもOKとのこと、24時間チェックインすることが可能だとのこと。バスの便も24時間あるので、今すぐにでもホテルに行くことができるとのことでした。
ギリシャの古代の建物に興味がある、と話すと、なんと彼の奥さんは考古学を勉強していて、古代ギリシャの建築や位置についてとても興味深い話をしてくれました。
そして、どこに行ったがいいか、ということを親切に話してくれたのです。ホテルの予約を頼み、ツアーの予約をしました。(彼の名前で15%オフにしてくれました。)その間3時間ほど、気が付いてみると5時になっていました。
彼の写真を取らせてもらい、HPに書くことの承諾をいただき、日本のお土産のお菓子を渡し、バスに乗り込むことにしました。ホテルに荷物を預けてツアーに参加するために。
アテネの町の中心部について、ホテルを探そうとしたのですが、まだ暗くもあり、小人さんに任せて安心しきってしまい、ホテルの名前も確認しなかったものですから、確認書に書かれたホテルの名前らしきものを町の人に見せつつ、タクシーの運転手の人たちに助けられ、違うホテルの人に助けられ、最後は、通りすがりのタクシーに助けられ、やっとたどり着くことが出来ました。
みんなとても親切でした。というか、ちゃんと準備をすれば、すべて難なくこなせたことかもしれませんが…
宿泊は午後からだったので、ホテルで荷物を置いて、と考えていたら、部屋は空いているので荷物を置いていいし、中に入っていい、とのこと、早速部屋に荷物を置き、シャワーを浴び、さっぱりすることが出来ました。
そして、ミケーネという史跡に向かうツアーに参加することになりました。
その次の日は神託の場所デルフィ
そして、三日目はいよいよパルテノン宮殿
四日目はエーゲ海の島へのクルージングという
自分でも信じられないくらいきちんとした日程を組んでしまいました。