つれづれ383  実験づいているこの頃

前々回、そして前回とよく聞かれることのある、

店の成り立ちやマークなどについて書きました。

ペロルの店舗の奥のハレでは月2回のペースでらせん教室を行っています。

細々ですが、いろんな場所でやってきて30年近くを迎えます。

我ながら、よく続いているな、と感心です。

それもこれも、坂本氏と参加者の皆さんのおかげです。

最近、らせん教室の中で、実験をするというのがプチブームです。

空間にとどまる光から始まり、

天道12宮の動きの体験、

そして今回は天使の梯子の謎に実験で迫りました。

おっと、水に映る虹のずれの実験も忘れてはいけません。

私は、というと、せっせと実験をする立場なので、

撮影することがほとんどできません。

今回は、気を取り直して、撮影してみました。

水面上の影はまず見えないのだ、ということを実験で

体験するために、鏡を持ってきましたが、

なぜだか、天気がいいから、ということで

外で鏡を使った実験をしてみました。

外で何を体験しようとしたのか…?

は、忘れてしまいました。

(なんでだっけ…?)

最近、(いや以前から)物忘れが激しいので思い出せません。

そう、影が逆さまになるという現象を皆さんに見せたかったのか、

と思います。

でも、きっかけはあまり重要でないことがあります。

良い天気です。

早速、鏡に自分の影を映してみました。

鏡の手前の地面の四角く明るいところは

鏡で反射された太陽の光線が当たっているところです。

鏡が太陽に対して少し横に向いているので、

その明るい四角は左の方向にできています。

しかし、鏡の中には、その部分がまっすぐに収まっています。

??

考えないことにして、

さらに近づき、自分の頭の影を鏡の中に落とし込みました。

???

なんと、手前の地面の上の影が、

そのまま鏡の中の影につながっています。

????

これは一体???何??

こんなことを示すつもりはなく、

私自身は、喜びの困惑です。

鏡の角度を変えてもらいました。

それにつれて鏡から出てくる光の筋(明るい四角)は

角度を変えて動いていきます。

でも、鏡の中の明るい四角はそのまま留まり、

私の影も手前の影とつながったまま留まっています。

(動画でお見せできれば一番なのですが…)

うーん!

「訳の分からない文章は、一年に一回ぐらいにしてほしい。」

という言葉を思い出しました。

実際にやってみると、意外な結果を生み出します。

部屋の中に入り、気を取り直して、本題の実験です。

この写真のように、天使の梯子が海面に降りている場所の

明るさの違いを実際に再現しようというものです。

いろいろと試行錯誤を繰り返した結果、海面を表すのに

アルミホイルを使いました。

アルミホイルの横方向にしわを寄らせて、

(今考えるとしわは横方向である必要はないのに気が付きました。)

それを机の上に置き、

スライド映写機に穴のたくさん開いたスライドを挟み、実験です。

アルミホイル上での真ん中の光の筋の反射は

両サイドの筋のものと比べてとても明るいのが分かります。

成功成功!

誰かが、「天使の梯子の臨場感がない。」と言いました。

そこで、部屋に線香があったのを思い出しました。

線香を何本もつけ、もうもうとした煙を漂わせてみました。

でも、なかなか、うまく光の柱が出ません。

そのうち、参加者の一人が煙に風を送る技術に熟練し、

臨場感あふれる写真が取れました。

部屋の中は線香の香りが充満していました。

2020/03/20 井手芳弘 

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