216 再びドイツ研修 パート2
どっぷりとくれた夕方、
列車はユーバリンゲン中央駅に着きました。
中央駅といっても、駅舎はなく、
地下鉄のホームに天井が付いていないような、
トンネルの合間に空が見えるような変わった場所です。
そこから地上に上がると切符の自動販売機しかありません。
何度ともなく訪れている駅なので、
「ああ、やってきたか。」という感慨もひとしおです。
ールでしか連絡していませんでしたが、
ザーレムライアのニーダーさんが迎えに来てくれていました。
「たまたまメールを見た。」といって荷物を持ってくれました。
一目見て、とても精悍になられて、
若返られた感じがしました。
体重がかなり減ったということでした。

食生活を改善して、体もとても健康になったそうです。

昨年の夏にこの地を訪れたので、

今回は一年ぶりではありません。

次の日曜日(3月31日)がイースターなので、

イースター休みが始まるだろうから、

その前にお邪魔しよう。

とその前の週に訪ねようと考えたのですが、

どうも前の週の金曜日から祭日が始まるようで、

ちょうど祭日に当たってしまいました。

それにもかかわらず、ニーダーさんは快く迎えてくれて、

職人の人たちが休んでいる休日の間、

メンテナンス、価格の変更、ケースのこと、塗装のこと、

さまざまなことを話してくれました。

空いた時間は、

キプロスのこと、トルコやイランのことなど、

自分が若い時に出かけて行った国のこと、

どうしてこのような情勢になったのか、

など話してくれました。

改めて、そういうことに知識のない自分を知らされます。

なんでも、こういうことはニーダー氏の趣味でもあるそうで、

お子さんたちや若い人たちがこういうことに

興味をまったく持たなくて残念だ、といわれていました。

休みの日まで時間を作っていただいて申し訳ないと言うと、

「大丈夫」と言われ、

「自分がザーレムの地で工房を始めたときは、

とにかく時間がなかった。

工房として家を改装する仕事も自分でやったし、

朝から夜まで、休日もなくずっと働きずくめだった。」

と言われました。ドイツ人もそんなに仕事するんだ、と感心しました。

イースターの日曜日、

一緒に泉に水汲みに行きました。

以前、エンゲンというそこから30kmほど離れた場所にある

シュタイナー関係の学ぶ施設

<ユーゲントゼミナール>(若者のためのゼミナールという意。

今は行なわれていない)で、

イースターを体験したときに、同じように、

泉の水を汲みにいったことを思い出しました。

その水で目を洗うとよく見えるようになるという言い伝えがあり、

その泉で目を洗いました。
車を止めて、畑のそばと川沿いを歩きながら着いたところは、

岩壁に張り付いたチャペルでした。

どんな泉かなと楽しみにしていたのですが、

岩に取り付けられた金属製の管から水が流れていました。

ドイツ語の泉Brunnenという言葉、

英語のspringという言葉もそうかと思いますが、

湧いて池の様になっているのもそうですが、

井戸という意味もあります。

何人かの方々が水を汲みに訪れられていましたし、

天気がよければもっとたくさんの人たちがやって来るんだ、

という話を聞くと、その行事は伝統的なものなんだ、

と思ってしまいますが、

シュタイナー関係の施設や学校が多いこの地域では、

シュタイナー関係の方々だけが訪れているのかもしれません。

また、訊いてみたいと思います。

ヴィンターさんにもお会いしました。

今も日本語のクラスに通われていて、

お土産に書かれている日本の文字を一生懸命に読まれていました。

それから、奥さんに「海苔巻を作るときは、

巻く前に海苔を焼くのかどうか、と聞かれ、

海苔巻が好きだと言うことを知りました。

今度来るときは海苔巻を作ることを約束しました。

新たなアトリエにお邪魔しました。

そこは光がよく入るとても気持ちのいい部屋でした。

その家を別の方と2人で借りられているそうで、

自分の部屋で制作する傍ら、隣の部屋で定期的に

教室を開かれていて、とても使いやすくて満足しているとのことでした。

また、日本での講座の話をしておいとましました。

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