食生活を改善して、体もとても健康になったそうです。
昨年の夏にこの地を訪れたので、
今回は一年ぶりではありません。
次の日曜日(3月31日)がイースターなので、
イースター休みが始まるだろうから、
その前にお邪魔しよう。
とその前の週に訪ねようと考えたのですが、
どうも前の週の金曜日から祭日が始まるようで、
ちょうど祭日に当たってしまいました。
それにもかかわらず、ニーダーさんは快く迎えてくれて、
職人の人たちが休んでいる休日の間、
メンテナンス、価格の変更、ケースのこと、塗装のこと、
さまざまなことを話してくれました。
空いた時間は、
キプロスのこと、トルコやイランのことなど、
自分が若い時に出かけて行った国のこと、
どうしてこのような情勢になったのか、
など話してくれました。
改めて、そういうことに知識のない自分を知らされます。
なんでも、こういうことはニーダー氏の趣味でもあるそうで、
お子さんたちや若い人たちがこういうことに
興味をまったく持たなくて残念だ、といわれていました。
休みの日まで時間を作っていただいて申し訳ないと言うと、
「大丈夫」と言われ、
「自分がザーレムの地で工房を始めたときは、
とにかく時間がなかった。
工房として家を改装する仕事も自分でやったし、
朝から夜まで、休日もなくずっと働きずくめだった。」
と言われました。ドイツ人もそんなに仕事するんだ、と感心しました。
イースターの日曜日、
一緒に泉に水汲みに行きました。
以前、エンゲンというそこから30kmほど離れた場所にある
シュタイナー関係の学ぶ施設
<ユーゲントゼミナール>(若者のためのゼミナールという意。
今は行なわれていない)で、
イースターを体験したときに、同じように、
泉の水を汲みにいったことを思い出しました。
その水で目を洗うとよく見えるようになるという言い伝えがあり、
その泉で目を洗いました。
車を止めて、畑のそばと川沿いを歩きながら着いたところは、
岩壁に張り付いたチャペルでした。
どんな泉かなと楽しみにしていたのですが、
岩に取り付けられた金属製の管から水が流れていました。
ドイツ語の泉Brunnenという言葉、
英語のspringという言葉もそうかと思いますが、
湧いて池の様になっているのもそうですが、
井戸という意味もあります。
何人かの方々が水を汲みに訪れられていましたし、
天気がよければもっとたくさんの人たちがやって来るんだ、
という話を聞くと、その行事は伝統的なものなんだ、
と思ってしまいますが、
シュタイナー関係の施設や学校が多いこの地域では、
シュタイナー関係の方々だけが訪れているのかもしれません。
また、訊いてみたいと思います。
ヴィンターさんにもお会いしました。
今も日本語のクラスに通われていて、
お土産に書かれている日本の文字を一生懸命に読まれていました。
それから、奥さんに「海苔巻を作るときは、
巻く前に海苔を焼くのかどうか、と聞かれ、
海苔巻が好きだと言うことを知りました。
今度来るときは海苔巻を作ることを約束しました。
新たなアトリエにお邪魔しました。
そこは光がよく入るとても気持ちのいい部屋でした。
その家を別の方と2人で借りられているそうで、
自分の部屋で制作する傍ら、隣の部屋で定期的に
教室を開かれていて、とても使いやすくて満足しているとのことでした。
また、日本での講座の話をしておいとましました。