明けましておめでとうございます。

皆さん、お正月はいかがお過ごしだったでしょうか?
昨年は新型コロナの流行で大変な一年でしたね。

昨年末の大きな出来事といえば、
土星と木星の大接近でした。
ちょうど冬至の日に当たりました。

20年に一度は近くに来ますが、
これほど近くに来ることは
400年に一度だそうで、
今まであまり天体に興味がなかった人たちも
空を見上げていたのではないか、と思います。

その数日前に空を見上げたら、
細い三日月と土星と木星が仲良くしていましたので、集合写真を撮ってみました。

ちなみに、
今年の年賀状はこの写真を選びました。

ジャジャン!

これまで、毎年謎かけのような写真にしていたのですが、なんだか、止めました。
なんだか、きれいな写真にしました。
と言っても、一番きれいというわけでもありません。

―何言ってるんだろう?―

ハイブリッド写真です。
半分何か言いたい写真です。

場所は大川市で筑後川の河口です。
『のだめカンタービレ』の故郷でもあります。

前回、前々回とこのつれづれで水を追って
源流までたどり着きましたが、
その川が流れ着いた先です。
その先には広大な潟を持つ有明海が広がっています。

筑後川は筑紫次郎(つくしじろう)と呼ばれ、
日本三大暴れ川の一つに数えられています。
川が急流というわけではなく、
大雨の時には手が付けられなくなる
という意味です。

昔は一夜川とも呼ばれていて、
一夜にして豊かな田畑が荒廃することから
名付けられていたようです。

近年も何度となく、
大変な被害に見舞われていますが、
以前はより甚大な被害が起こっており、
水害との戦いの歴史でした。

そんなことを全て受け止めて、
下流域では静かにゆったりと流れ、
海からの潮と混ざり合いながら、
表面を穏やかに、鏡のようにして、
その上の世界を映しています。

そこには、太陽とその左側に虹のような
幻日現象が写りこんでいます。
幻日現象も実は、
水が氷の粒としてかかわって起きている
現象です。

橋を車で渡っているときには
もっと鮮やかだったのですが、
橋を渡り、先でUターンし、
また橋を渡って車を停め、
歩いて橋の真ん中に来た時には
既にその鮮やかさは少し引いていました。

このように流れ続けながら、
すべてをその中に携えながら、
表面を鏡のようにして、
世界を映していけたらと思います。

本年もよろしくお願いします。

2021/01/08

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