より秋は深まっていきます。
時々、抜けるような青空の晴れたが天気が訪れます。

木々たちは葉に光に満たし楽しそうです。

これからやってくる冬の暗がりと寒さを前に、

ちょっと心の葉っぱのひだを開いて、

しばし日向ぼっこです。

自分だけが日向ぼっこ好きなのかなぁ?

と思っていたらそうでもなさそうです。

誰だって、この水晶のような光を

そのまま通り過ぎさせるのはもったいないですよね。

しばし、葉っぱをボアーとさせて芯からの日向ぼっこです。

この前、あるホテルで無料の夜泣きソバ

(醤油ラーメンの簡素なもの)を食べていたら、

「千と千尋の神隠し」をやっていました。

私が見たことのある、数少ない映画の一つですが、

夜泣きソバを食べ終わった後も

画面に吸い付けられ、

ずっと立ち尽くしてしまいました。

テレビに対する免疫ができていないと

こうなるから気をつけなければいけません。

所構わずこうなってしまいますから注意が必要です。

ある時は、質屋さんのテレビ、

ある時は家電店のテレビ、

店員さんが「どうですか?お買い得ですよ?」

って話しかけてきた時なんか、

「邪魔しないでほしい」という気持ちが出て

つい顔がこわばります。

結局、部屋に帰って続きを見てしまった私です。

その時に見た提灯に見えます。

その提灯にはララララと書いてあります。

なんといい感じの葉っぱの提灯看板でしょう。

ララララ・ポン ララララ・ポン

こうやって、どこかでひそかに看板が出されているのでしょう。
レレレレレ とか ヌヌヌヌヌ コココココ とか。

それぞれの場所で、提灯広げながら、

お店を出しているに違いありません。

最近、画期的でうれしいことがありました。

それは、飛行機の離着陸時の

電子機器の使用禁止が解禁になったことです。

もちろん、電波を発信する携帯電話などの

通信機器はだめですが、

機内モードに設定して電波を

出さないようにすれば大丈夫です。

これで、待望の離着陸時前後の

写真が撮れるようになりました。

もちろん、離陸や着陸で滑走路を

走っているときはさすがにカメラを構えるのは

突発的なことが起こる可能性があるので

おとなしくしたがいいでしょうが、

それ以外はデジカメもOKです。

これまでこの間の空のドラマを

どれほど涙を呑んで我慢したことか。

真剣に、フィルム式のカメラを持ち歩こうか、

とさえ思っていました。

この日も、素晴らしい風景のオンパレードです。

どうしてこうもまた毎回違う風景が広がるのか、

と不思議でなりません。

あまり寝ないで早起きして飛行機に飛び乗り、

「飛行機の中でゆっくり寝よう」との考えの浅はかさ。

ついつい一睡もせずに外を眺め続けてしまいました。

ある朝、あるカフェに入りました。

座る席はもちろん窓際です。

できるなら人があまりいない店が好きです。

味と空き具合どちらを取るか、

って言われたら、ウ~ン、

やっぱり空き具合かな、ってところです。

ボンヤリと外を眺めていると、

左から走ってきた自転車が突然消えていきます。

かと思うと、右からやってきた自転車が消え

今度は左から現れます。

もう、コーヒーどころではありません。

ウ~~~~~ンと考えた挙句、やっとわかりました。

ビルの左側が手前のガラスに映って

反転しているではありませんか、

それも右側にぴったり重なっているので、

とても左が映っているなど、考えようがありません。

わかってからも、角度的にどうしてそうなるのか、

さっぱりわかりません。

次の日の朝、カメラを持って同じ席に座り、

写真を撮りました。

開店すぐだったので、やっぱりお客さんはほとんどいませんでした。

世界は不思議なことだらけです。

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