256 冬の楽しみ

冬の楽しみと言えば、

やっぱり一番に挙げられるのは、日向ぼっこだなー、

お日様が低い位置から射してくる分、

お家の中まで光が差し込んでくる。

お日様がさしてまばゆい障子に、

木の影が映りながら、時々揺れながら、
外の寒さと風もガラス窓でシャットアウト、

陽だまりの部屋の中には至福の空間が訪れる。

その空間を満喫しているのは、猫たちと犬たち。

目をつぶり、急に大きな伸びをしたか、

と思うとまた眠り始める。

枯草で覆われて、風がない空間は最高!

ひかりの照り返しと温められた藁の匂い、

雑草の匂い、土の匂いがミックスされて、

ひたすら思いは、はるか昔の太古の世界。

そんな中で、新たな楽しみは、

天からの光のカーテン。

ヤコブの梯子とも呼ばれる、

雲の隙間から光の筋が射してくる現象です。

いつの季節も見られる現象ですが、

冬は特に多い気がします。

よく、お椀の中の味噌汁が冷めたときに、

賽の目のような模様に分かれることがありますが

(ベナール対流というものが起こってできるらしい)、

同じような現象が冬の低い雲で起きていて、

その雲の切れ間から

太陽の光がさすことで出来るのではないか、

と私は考えています。

どのようにして、

このような雲の形態が生まれるのかは、

神の味噌汁です。あっ、間違えました。神のみぞ知るでした。

空から光が降りてきて、大地を照らしている。

あの町並みは照らされているんだろうな。

あの丘のあの木あたりは照らされているんだろうな、

と想像すると、とても満たされたような、

祝福されたような気持ちがします。

そう、あそこで木たちは草たちは、

日向ぼっこしているのだろうな、

と想像する気持ちとも重なって、

背中が温かくなります。

 

空が晴れ、光が大地の全面に

さしているときは感じることができないのに、

スポットで当たるとそう感じるというのは不思議でもあります

この光の柱については、ずっと昔から取り組んでいます。

虹と共に、人々の心を深く感動させる現象です。

太古の昔から、この光の梯子を伝って

天使たちが降りてくるといわれたり、

神様たちとのかかわりが多い気がします。

以前、中高生のこどもたちと街を歩いていた時に

この現象が訪れていて、

こどもの一人から

「井手先生がいかにも好きそうな現象だね~!」

と言われました。
「???」

このつれづれでも、

何度も書いてしまっている現象です。

それほど重要視している現象ではあります。

そして、練習している現象でもあります。

何の練習かって、

雲に隠れた太陽を中心に広がっている

それぞれの光の柱が

おたがいに平行であるように見える練習です。

これは、五個のお手玉のジャグリングと同様、

全くできる兆しが見えません。

頭の中では、これは平行なはずだ、

とわかるのですが、どうしてもできません。

ましてや、私を通り越した後ろで

また集まっていくなどとは…、

頭の中ではわかるのですが、

どうしても実感できません。

ひょっとして、昔の人はこのことが

わかっていたのでしょうか?

でも、あの場所に降りてきている光と

同じものが自分の場所にもさして来ている、

と感じるのは悪くありません。

葉の落ちた木々のフォルムを見るのも悪くありません。

それぞれ違う形の雰囲気を持っています。

その他にもいろいろ。
冬は楽しいことがいっぱいです。

たき火も楽しいな。

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