257 鬼が笑う

今年こそは大丈夫、と感じたのですが…
でも、毎年感じているようにも思います。

何がって、やることです。それも、年賀状書き。

いつも、お正月に年賀状を書いているので、

今年こそは年末に出そうと頑張って、

早めにデザインは決定しました。

「よし、いけるぞ!いいペースだ。いつもより早い!今年こそ!」
「お正月に、年賀状は終わってるぞ!」

月日はたって、やっと出来上がったのは

1月1日の夜。夜中に車を走らせ本局へ…

頑張った日々を思い起こしつつ、

一年に一度賀状と共に皆さんの顔を思い浮かべつつ、

いくばくかの達成感と、

「ああ今年も結局一緒だった~!」という

試合に負けてしまった敗北感が入り混じりつつ…

「終わったんだ。」とポストに入れて、ポストに手を合わせてきました。

正月三日、やっと天気が良くなってきました。

この日は、リンゴローソクで使った杉の葉を燃しました。

まあ、いわゆる鬼火焚きです。

今年は、葉がまだ完全に乾燥していないので、結構煙が出ました。

「そういえば、煙の絵も教室の子どもたちと描いたよな~。」

「背後が暗い場所では煙の色は青くなるのに、

空などの明るい背景では、オレンジ茶色に変わるんだよな~、」

って思いながら。

燃え終わり、ふと見ると、鬼の姿が!

やっぱり鬼に笑われている…

* * *

このつれづれにしたって、

いつも締め切りの時間を過ぎてしまって迷惑をかけている。

「今年こそ!」と思いつつ、

気がつくとやっぱり…遅れてしまっている。

ウウ、何を書こうか…?

中学校の時の作文を思い出す。
というか、とうに忘れていたのに、
私の子どもが、思い出させてくれた。

「パパの作文、中学校にあって、読んだよ!」

*    *

<何を書いたらいいかわからない。

時計の針の音だけが静けさの中に響いている。

まだ、作文提出していないの?、

と言う○○先生の怒った顔が目に浮かぶ…>

って、変な作文!

「そう、それぞれの時に

全力を出しているはずだから、

今全力で取り組んでも同じぐらいのところなんだよね。」

って、妙に納得してしまう。

中国に行ったときに会った

日本の若者の言葉が妙に響いてくる。

「私は、怠け者です。

だから、怠けられない環境の中に自分を置くのです。」
確かにね。

このような仕事をしていなかったら、

このようなことを書くこともなかったし、

自分で自覚することもなかったよね。

少なくとも、いろんなことに気付くことも。
みんなには迷惑をかけてしまっているけれど。

気づくって、本当に不思議なこと。
気づく前には、全く気がつかないんだから。
当たり前? 気づく前? なんちゃって。
去年も、いろんなことに気付かさせてもらった。
有難いこと。

波が、私を呼んでいる。

波の色合いが私を呼んでいる。

水の中の光が私を呼んでいる。

全てはお前の影との関係にあるんだと、歌を歌っている。

これから、何を語りかけてくれるのか。
その語りかけが、少しでも分かるように、日々、学んでいこう!
感覚を研ぎ澄まして…

でもどうやって?
分からない!

とにかく、呼び声を聞いていこう!

本年もよろしくお願いします。

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