260 早起きはつれづれの得
「何を書いたらいいだろうか?」
いつも更新時には悩むこと…
「でも、とにかく何か書かなきゃ…」
売れっ子の作家の気分(?)を
2週間ごとに味わっているのは贅沢なこと?
今日も、お正月だというのに
(旧暦ですけど)朝から悩み続ける。
「部屋で頑張らないと、時間が…」
いや、写真も撮りたいから、
車からカメラを取って、
とりあえず車でコンビニに朝ごはんを買いに…
「いや、寒いけど、少し歩こう。」* * *コンビニからそのまま戻るつもりが、

ついつい海岸に魅せられて…
「ちょっと海見てみよう」
「後ででもいいじゃないか?」「どうして今?」
「歩きついでだし…」

「いいジャン、ちょっとぐらい」

自問自答しながらフラフラと歩いていく。

「面白いじゃない!」

「道を挟んで向こう側では

初日の出が長く続いているのに、

手前の方では切れている。」
「手前の方は、堤防の道のせいで

波が無くなっているから、お日様の反射が長く続かない…」

「とりあえず、初めて見る光景だ。写真撮っとこう。」

カシャッ
「向こうに堤防の道に渡るところがあるぞ!」
「あそこから渡ってそして帰ろう。」
かすかに深みの予感

「これも何とも言えない。」
得も言われぬ表面の色合い
途中に藻のような緑色の浮遊物
「似たようなものを見たことはあるけど、こんな感じ初めて。」
パシャリ

「そうかこれもありか。」
「波のせいで堤防の向こう側は

太陽が長く伸びているけれど、

こちらの静かな海面では浮いているものが

輝きながら繋がっている。何とも言えない啓示的な現象だ…」

パシャ

渡る道にたどり着くと道路を挟んでセブンイレブンが…
「ここでもよかったな」
「帰りにコーヒー買いにこよ。」

渡り始めて右側の海を覗きこむと、

底が深いグリーンになって透けて見える。

目を足元から先にやると、

だんだんと底が見えなくなって空が反射する。

「この移り変わりが何とも言えない。」
「こんな感じの移り変わり方は今までなかったような…」
カシャン

みると、左側は先ほどの緑色の藻で表面がおおわれていてとても汚い。
「なぜ、こんなにこちら側だけこんなに藻が…?」
コション

堤防の道にたどり着いて長く続く道を眺める。
かすかに堤防の横柵が道路にゆがんで映って面白い。
「こんなのも初めて!」
やったね。これでつれづれ書けるかも。
プッシャ

早速コンビニに行き、コーヒー買う。
<あと、一杯でコーヒー無料のクーポンだ…>
「コーヒーを飲みながら道路の歩道を歩くとするか…」
「いやいや、厳しく、海の観察をしながら帰らなくては…」

…まさか、この後訪れることになるたくさんのおまけを知る由もなく…

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