268 最近気づくこと
ライアやクロッタやいろんなものを
頑張って作りました。
以前より手際ばよくなり、
腕が上がっているように感じるのは
気のせいでしょうか。
物を作り始めると
そればかりに集中してしまって、
外の世界に
なかなか気持ちが向かわなくなっている
自分に気がつきます。
あたりは太陽の祭り、
夏至に向かっている中で、
日々淡々と過ごしてしまっています。
そんな中、世界はやはり、常に移り変わっています。

夕日の写真を撮りました。

美しい夕日に出会うと

ついついカメラを構えて撮ってしまいます。

そういえば、お日様って、沈む前になって初めて、

何とか親しみのある存在になってくるように思います。

地上的になるというか。

空の高い所にあるときは、

あまりにも光が強いので、

その輪郭をとらえることもできませんし、

何色をしているかもわかりません。

でも夕方近くになると、

肉眼で見ることができるようになるし、

黄色から赤に移り変わる色合いもわかります。

それに、なんとなく、

空にぽっかり浮かんでそこにいる、

という感じがします。

それまでは球体の存在というよりは、

どちらかというと、光そのものといった感じです。

とても、直視できません。

お月見というのはあって、

一晩中月を見ていることはできますが、

お日様を拝めるのはせいぜい、

日の出と日の入りのほんのわずかな時間だけです。

教室で夕日の絵を描くことがありますが、

そんなときに悩むのは、

太陽を周りの空間の色より濃い赤で描くか、

それとも薄い赤で描くか?ということです。

いつも見ているはずなのに、このことが結構あいまいです。

この前、きれいな夕日が見られたので、

車を停めて早速観察しました。

「そうか!」「周りの空より太陽の方が濃い赤なんだ!」
早速、写真を撮って記録です。

撮って眺めてみてさあびっくり。
この写真を見るとわかるように、

周りより中心が明るくなっています。
「そんなはずは…」

パチリ!(どこかで聞いたようなシチュエーション)
シャッタースピードを変えて撮ってみます。

そしてすぐに確認!(以前のフィルムのカメラではできない芸当です)
やはり、中心が明るい!

何度、条件を変えて取ってみても、中心が明るくなっています。
これって、自分の目が間違っている?
いやいや、自分の目の見え方が基本のはず…

カレンダーや雑誌に載っている

いろんな夕日の写真はきちんと写っているのだろうか?
ついつい考えてしまいます。

* * *

家の裏庭の地面に目をやるととても不思議な葉っぱが落ちていました。
「うーん美しい!」
よく見てみると、虫に食われて、葉脈だけが残ったようです。
どうにかして、この美しさを取っておけないものか…
「ところでこの葉はどこから?」

頭を上げて、サクラの木に目をやると、

突端の葉っぱに虫に食われた

円い穴がぽつぽつと空いています。

まるで、葉っぱに小さな木漏れ日の穴が開いたようです。
まるで、葉っぱがポツポツと少しずつ気を失っていくようです。
間もなく、夏至が訪れます。

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