まだ引きずっています。楕円のことです。
ついつい、気がつくと、ボーっと考えている自分がいます。
ボーっとするのは季節のせいでしょうか?
そういえば、前回の楕円の問いは、
前回のつれづれを書いた後に、
なんと、すっきり解けてしまったのです。
つれづれの文章を書く機会があったからなのか、
こどもたちの教室のおかげなのか、
両方のおかげかもしれません。
いずれも、そういう機会を与えてもらったことに感謝です。
それぞれの環境で、それぞれの機会を与えられ、
それぞれにその分野を深めて進んでいくのでしょう。
そのときには、更にいろんなことに気がつきました。
遠近法と結びつくテーマです。
つくづく、球は不思議なものだなあと思います。
日本語ではたまと呼び、
それに当てはまる漢字を探しても、
球、玉、珠、霊、魂と沢山あります。
日本のねこの代表的な名前も<たま>です(関係あるかな?)。
日本人は、円い球に様々なものを見ていたのではないか、と思います。
自然界の中で、球の形をしているものがいくつかあります。
私たちの生命の源になって、いつもそばにいてくれる太陽。
形を変えているけれど、元の形は球である月。
そして球としては認識できないけれど、
私たちの足の下にいてくれている大地である地球。
そして、はるかかなたにあって点としてしか存在しない、
でも近づくと(できないけれど)だんだん球の形になっていくだろう星々。
それと水。
水滴としてきれいな球を作り空に浮かび、
時々、お日様と遊んで、虹を作ってくれるもの。
でも、溜まると平らな水平を作り、
全体として地球の大きさの大きな球を作る不思議な存在。
それと付随して生まれるシャボン玉、それに気泡。
生き物の世界で忘れていけないのは、
イクラ、それにアブラナの種。
球はみんな私たちには、真円として認識されています。
月は不思議です。
私たちには、つねにその一部しか見せていないからです。
私たちにとっては単なる円の存在でしかないもの。
それが、毎日形を変えていきます。
誰だって、煎餅(月餅)がかじられているとしか考えないでしょう。
それも楕円の形に。
「球は私たちには円としてしか見ることができない。」
と書きました。
それでは円は、というと楕円としてしか見ることができません。
唯一円に見えるのは、
円の中心を垂直に伸ばした場所からだけです。
そのほかの場所からはすべて楕円に見えています。
ところが、円として存在しているのに、
どこから見ても真円として見えるものがあります。
その一つが虹です。球の太陽と球の水滴が円い虹を作ります。
もう一つ私が知っているのは、
星の一日の動きです。
星は、北極星を中心に一日できれいな円を描きます。
実際に目で見ることはできませんが、
星空の写真などを見ると、
円になっているものをときどき見かけます。
うお座とおとめ座はずっと直線を描き、空を一周します。
小さな円はだんだん大きくなると最後には、直線になります。
点と円(曲線)と直線は同じ仲間です。
なんだか、わからなくなってきましたね。
円と直線と言えば、
やっぱり満月とススキでしょうか?
葉っぱは曲線ですが、
茎はかなりまっすぐしています。
他にも探してみようっと!