「前回の餅つきの話は面白かった!」
と、数人の方からおほめ頂きました。
ありがとうございます。
これを励みに頑張ります。

さて、月日が経つのは早いもので、
この前お正月だったとおもっていたら、
いつの間にか1月も後半に入っています。

ふと、旧暦正月遊びをやっていたことを思い出しました。
今年の旧暦の正月は2月1日なので、
旧暦ではまだ現在、12月です。
昔の人たちは、梅の花が咲き始める春の始まりを新年としていたようです。

毎年ペロルから販売する星座のカレンダーの訳をしているのですが、
今年の説明文にバビロニアからの暦の成り立ちが書いてありました。

それによると、なんとバビロニアの新年は
3月から4月ごろの大麦の収穫月を新年としていたそうです。

それがユダヤの人たちに受け継がれ、
キリスト教のイースターになったとのことでした。

ドイツではイースターの日に日の出を拝む習慣があります。
「お正月ではなく、イースターに日の出を見るんだ」
と不思議に思っていましたが、
「ああ、新年だから初日の出を拝むんだ。」
と、妙に納得してしまいました。

ふと、
「じゃあ、どうして今の1月1日はこの日になったのだろう?」
「冬至の日でもなく、春分の日でもなく…」
新たな問いが思い浮かびます。

先日、12年生(高3)の子どもたちに授業をする機会がありました。

その中で、地球と月の話になり、
「月が地球を周っているじゃないですか。」と言われたので、
「いや、地球だって月の周りをまわっているんだよ。」って話をしました。
すると、その場が騒然となり、
「うそだ!」の声の中、
「えっ?そんなことも知らないの?」
と、得意になりながら、
なぜそうなのかを説明しました。

そして、地球が太陽の周りをまわるときに、
ふらふら波打ちしながら太陽を中心に周っていることを伝えました。

確か、以前のつれづれにもこのことを書いたように思います。

私がこのことに気が付いたのは50歳を過ぎてからのことで、
偉そうなことは言えないのですが…

理科の先生をしていたのに(3年間だけ)、
地球はきれいな円(楕円)を描いて太陽の周りをまわっていると思っていました。

そのことに気が付いたときには、
なんだか特別なことを発見した気がして、
「こんなことを言っても誰も信じてもらえないよね。」と思っていましたが、
ネットで調べてみると、
<実際は揺れながら動いている>
と書いてあったので、俄然自信を持ちました。

既成の事実なのに、どうして一般的にはならないのだろうか?
と不思議に思います。

このことを知れば、心が軽くなる人たちがたくさんいるのではないでしょうか?

だって、<自分は周りをまわっているだけなんだ>と思っていたのに、
<じつは相手も周っている!>
というイメージを持つことは悪くないと思います。

このことは子どもたちが天文学を学ぶときにぜひ知っておいてほしいことです。

これだけ情報網が発達した現在でも、
たくさんの大切な当たり前の事実が広まらないで眠っていることだと思います。

「どんなに強大な相手でも、自分がそのまわりを周ればそれなりに影響を与えることができるんだ!」
ということを子どもたちに伝え忘れました。

なんだか、説教がましくなってしまいました。

梅のつぼみが膨らんでいます。
花が待ち遠しいです。

2022/1/21 井手芳弘

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