288 ドイツ研修2

ドイツに入ってついつい忘れていました。

その間にあった素晴らしい光景を。

成田空港からアムステルダムまでは

11時間ぐらいです。

その間、日本海を抜け、

シベリアの大地の上を飛び、

スカンジナビア半島をかすめて飛びます。

ヨーロッパへ行く人は

たぶんみなさんこのルートを通ることになると思います。

窓の下には広大な大地が広がります。

ほとんどは手つかずのまま、

自然のままに残されているようです。

いまだに、

これだけ自然のままになっているところがあるんだなと驚きます。

飛行機から見る大地が全く異質のように、

下に広がる広大な大地から見ると、

空高く点のように飛んでいるこの飛行機は

さぞかし、不思議な存在なのだろう、と思います。

大体この季節に飛ぶことが多いので、

下には雪景色が広がっています。

また、シベリア上空には雲が少ないことが

多いようです。

ずっと同じような風景が続きます。

でもしばらくしてふと窓の下を眺めると

違う風景に変わっています。

特に興味深いのは水の流れが生み出す形態です。

広大な大地を流れる川は

有機的な形態を生み出します。

いわゆる蛇行です。

でも、その形態は様々です。

この画像では蛇行した中に

楕円形の形のものが規則的に入り込んでいます。

まるで、体の器官とその間をつなぐ血管かリンパ管のようです。

この写真は前回も掲載したものです。

1万メートル以上の高度を飛んでおり、

外はたぶん零下40度ぐらいはあるか、と思います。

空気は薄く、湿度はほとんどないと思います。

そんな条件で針状の氷の結晶ができていきます。

周りを流れている薄い雲もこのような氷でできています。

もちろんずっと小さい塊だと思います。

ふと見てみると、

にこっとわらっているひげづらのおじさんの顔が

現れてきました。

とっても優しい目をしています。

ついつい、写真を撮ってしまいました。

今回は、ほとんど寝ることもなく、時間が過ぎていきます。
宿題はたくさんあります。

人が住んでいるところの上を飛び始めました。

雪に覆われた畑と覆われていない畑が

とっても興味深いパターンを生み出しています。

オランダに近づくにつれ天気が悪くなってきました。

飛行機は着陸するために高度を落とし始めました。

高層の雲と、低層の雲の間の隙間を飛んでいきます。

その隙間から何とも美しいブルーが

顔をのぞかせています。

日本でもお目にかかるはずなのですが、

このような色合いに出会うのは初めてのような気がします。

飛行機は雄大な雲の間を飛んでいきます。

やはりその土地、その土地で特徴的な空が存在するようです。
雲の隙間から降りていきました。

オランダの田園風景が広がります。

オランダは世界で一番人口密度が高い国だ、

と小学校の時に習ったことがあります。

確か、1平方キロメートルに

300人ぐらいだったと記憶しています。

さぞかし、皆ギュウギュウで生活しているのだろうな、

と思っていましたが、ほとんど山がなく、

すべてを田畑として使用できるので、

思いのほかゆったりとしているように思います。

温室を高いところから眺めて見ると、

偏光現象でとてもきれいな虹色に見えます。

周りにいる人たちは、

まさか温室がこんなにきれいな色をしている

などとはついぞ思わないでしょう。

アムステルダムに着いたら、

小さな飛行機に乗り換えて、

今度はチューリッヒに向かいます。

夕方近くなりお日様はだいぶ傾いていきます。

今度はスイスアルプスの山々が

遠くに見えてきました。

山々の間を飛行機は

旋回しながら高度を落していきます。

飛行機の影を探すと、

その周りに虹色のブロッケン現象が起きていました。

もう知っています。

虹は飛行機の影ではなくて、

そして、その上には、満月を迎える

お月様が出ているではありませんか、

お月様が、このブロッケン現象のところにやってくると

完全な満月です。

満月が過ぎるとイースター日曜日です。

この土地に快く迎え入れられた気がしました。

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