300 奈良研修・5(橿原神宮、長谷寺)

つれづれも、めでたく300回目を迎えました。

わーい!わーい! パンパン!

思えば、長い道のりでした。

雨の日も風の日も…

<雨やー 嵐にゃー

負けーぬーけど、やっぱりネタが出ないのは苦しいなー>

調子のいい時も悪い時も、淡々と書き続けた勝利です。

さて、お祝いはこれくらいにして、

研修記に戻っていきます。

阿部文珠院でより覚醒したわたくしは、

さらに道を先へと進めていくのでした。

と、忘れていました。文殊院の前に行ったところを。

それは橿原神宮(かしはらじんぐう)です。

明日香村から車を走らせることわずか、

駅からさほど遠くないところに橿原神宮がありました。

橿原神宮は初代の天皇である

神武天皇が祭られている神社です。

この地に神武天皇の宮があったとされています。

軽い気持ちで訪れてみて、その巨大さに圧倒されました。

駐車場の広さをはじめとして、

鳥居の巨大さ(大神神社の鳥居も巨大だった!)

敷地の広さ、駐車場から神社の方向とは

違う方角に広がる緑の芝生と木々、

ついつい誘われてそちらをまず歩いてしまいました。

何とか駐車場に戻り、(しかし暑かった)

今度は神社に向かいます。

広大な敷地を通り本殿にたどり着いてまたびっくり!

巨大な賽銭箱の前には広々とした

白砂の庭が広がっています。

その周りは回廊で囲まれています。
対岸がかすんでしまうぐらいのイメージです。

そして、驚いたことに、

その庭はきれいに箒の目が立てられているのです。

とても、手入れされている感じです。

感心しながら、横の販売所の巫女さんに、

「この庭は一週間に一回ぐらい掃かれるんですか?」

と聞くと、「毎日掃いています。」

との返事が返ってきました。

更に「朝、一人の神主さんが掃いています。」との返事に、

目が点になってしまいました。

しばらく、白装束の若い神主さんが

頭に鉢巻を巻いてフウフウ言いながら

庭を掃いている姿が頭から離れませんでした。

* * *

車は一路長谷寺へと向かいます。

長谷寺というとアジサイで有名な寺ですか?と聞かれました。
調べてみると鎌倉にも長谷寺があり

そちらがアジサイで有名なお寺のようです。

長谷寺について、門をくぐろうとすると、ちょうど改修工事中でした。

横のところから入り、少し歩くと、

階段が続きその上に屋根がつけられ、

吊り灯籠が下がっています。

いわゆる登廊というものらしいですが、

屋根+吊り灯籠付きの階段(登廊)というものが、

こんなに風情のあるものか、と感心させられてしまいました。

 

まるで、美術館の体験展示物か、

テーマパークのアトラクションの中を歩くようです。

いやいや、テーマパークのアトラクションとは

比べ物にならない荘厳さと落ち着きです。

階段を歩く大変さが、どこか和らぎます。

どこか遠い世界へいざなわれていきそうです。

この灯篭に灯がともった暗がりの中を歩いたりしたら、

たまらないだろうな、と想像してしまいます。

道の途中から雅楽に出てくるお面をかぶった踊り手が出てきそうです。

道の途中に不思議な一枚の落ち葉を見つけました。

石になったかのような葉です。

思わず立ち止まり、恐る恐る裏返してみます。

こういう特別な状況ではいろんなものが不思議に見えてきます。

やっとたどり着き、巨大な十一面観音様を拝みます。

観音様のような姿勢と表情をした

係りの女性の方(和尚さん?)に何かを聞いたような気がしますが、

恐れ多くて忘れてしましました。

ひとしきりグルグルまわって降廊を降りていくと、

いよいよ室生寺へと向かうのでした。

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