ローズウィンドウ枠ミニを使って月の満ち欠けのグラディエーションを作ります。


材料

ローズウィンドウ枠ミニ 一セット(2枚)、

ローズウィンドウペーパー2枚(同じ色でなるべくうすい色のもの)


必要な道具

セルロース系接着剤(セメダインCなどの昔からある透明なもの)、

木工用ボンド、鉛筆、ハサミ、カッター、コピー用紙、サインペン、


1.ローズウィンドウペーパーをローズウィンドウ枠の上に載せ、枠の外側から1ぐらいのところに鉛筆で印をつけてください。

2.鉛筆で印をつけたところをハサミで切りとります。

3.枠の裏側(デコボコしていない方)の枠の内側より5mmぐらいのところに接着剤を少し山なりになるように塗り、その上に先ほどの紙を乗せ貼り付けます。その時に紙を軽く四方に引きしわをとります。これで、ローズウィンドゥペーパーが一枚、枠の上に乗りました。

4.コピー用紙などに、ローズウィンドウの枠を乗せ、内側を鉛筆でなぞります。もしくはコンパスなどで内側と同じ直径の円を書きます。そこに様々な楕円形を月の満ち欠けに見えるように書きます。この写真を印刷して使われてもかまいません。ただし、写真のものは13日分しかありませんので、実際の満ち欠けと少しずれが生じます。

5.枠より少し大きめに切った(のりしろ分)ローズウィンドウペーパーに先ほどのパターンを一枚ずつ写し取ります。一枚目は、右端がほんの少し欠けたもの、2枚目はその次に欠けたものという感じに鉛筆で写し取っていき、ハサミでカットします。その後で、鉛筆の線を消しゴムで、紙を破らないように消してください。

6.一枚全体に紙を張った枠の部分に更に接着剤を塗り、カットした紙を一枚ずつずらしながら貼っていきます。透けて見える月の重なりの部分には接着剤をつけなくても大丈夫です。透けるときれいに重なって見えます。ただし、めくれが気になる方は、指の腹に接着剤かのりを少量取り、重なりのへりの部分に注意深くつけてください。たくさんつけると紙にしわが出来たり、透けたときに跡が残ります。

7.すべての紙を張り終わったらしばらく待って接着剤が乾いてから、枠よりはみ出している紙があれば、まとめてカッターで切ります。乾いてないとずれるのでご注意ください。

8.もう一つの枠の裏側に木工用ボンドを塗り、上から張り付けてください。接着剤(セメダインC)を使ってもかまいません。ただし、接着するまで、より時間がかかります。

9.重石をして、乾くまで待つか、貼り付けてしばらくして再度しっかりと抑えつけてください。

10.枠に穴をあけ、糸を通して、窓辺の上の木枠などに張り付けると色が透けてとてもきれいです。その際、水滴がつくような窓であれば、窓に枠がつかないように気を付けてください紙を貼り合わせた面を表として眺めた方が、シャープなグラディエーションが生まれてきれいです。暗い方から明るい方通して眺めることで透けて見えますので、昼間は室内から楽しみ、夜は外の人たちを楽しませることになります。


注意、接着剤を付け過ぎると、枠の内側からはみ出て汚くなるので、気をつけてください。


ローズウィンドウペーパーを貼る際にセメダインの代わりにスティックのりを使うこともできます。ただし、ずらしたりの修正がしにくくなります。スポンジのり、木工用ボンド、合成ゴムの接着剤などは、絶対に使わないでください。修正ができませんし、紙にしわが寄ることがあります。


ローズウィンドウペーパーの代わりにトランスパレントペーパーを使うことも可能です。その場合、より透明度は増しますが、長い月日の間に色が抜けていきます。


*手軽にお試しいただけるようキットを作りました。よかったらご覧下さい。
月の満ち欠けのキット

ペロル
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