クロッタを1台完成させた後(後の2台は部品待ち)、

韓国へライアバックの交渉、

沖縄へペロルライアの納品と講座

など、外へ出ていく日々でした。

そんな中、店の方にはザーレムからたくさんのライアが届きました。

これで、待たれている皆さんにお届けできます。

 *    *

先日、とても大きくてきれいな虹を見ることが出来ました。

虹は私のライフワークの一つで、ずっと虹のこと考えています。

それは、「虹が素敵だなー」と考えているのではなく、

(もちろんとっても素敵です)

どうやって虹が出来るのだろうということをです。

そうして、考えていけば考えていくほど、

その成り立ちは不思議になってきます。

虹の成り立ち、不思議さについて

このつれづれのNo.181No.182にも

書いていますので、興味のある方は読んでみてください。

自慢なのですが、私は虹を見つけるのが得意です。

どんなにかすかに出ていても、それを見つけ出すことが出来ます。

それは、いつも虹のことを考えていて、

小雨が降っていて、お日様が出始めたら、

どこかに虹が出ているかもしれない、と探すからです。

そして、太陽の真反対の場所を探し、

そこ(自分の頭の影の場所)を中心に45度ぐらいの円を描き、

その円周上を探すのです。

その日も夕暮れ時で、雨が上がり、

夕暮れの太陽が明るく照らしていました。

早速、外に出て、手で測りながら、虹を探し始めました。

ここら当たりに出てもよさそうなんだが…

もう夕暮れで、太陽の光が弱すぎるのかもしれない…

そう思いながら探し続けていると、

空の左端に、かすかに虹色に色づく場所を発見しました。

やっぱりあった!

オレって天才!

自己自慢(?)に浸りながら、

最後の余韻のようなかすかな虹のかけらを眺めていました。

ところが…

その虹は終わることなく、

どんどんはっきりとしてくるではありませんか。

そして空に大きな虹がかかりました。

太陽が沈みかけなので、その大きさは最大限です。

夕暮れの色づいた雲の上に鮮やかな虹がきれいに出ています。

つぎに副虹が現れました。虹の上(外側)にもう一つ現れる二重目の虹です。

今度は過剰虹です。内側に淡い虹のラインが現れています。

虹の過剰なサービスです。

その虹はずっと、ずっと、長い間出ていました。

こんなに長いこと虹を眺め続けたのは初めてです。

そして、真っ赤になった雲の中へ、

ゆっくりと静かに消えていきました。

先日、ある方のフェイスブックに虹の写真が出ていました。

主虹と副虹、それに水に映っている主虹の3本があり

トリプルレインボーと書かれていました。

その写真を見て愕然!

空の虹と水に映った虹がずれているではありませんか!

それから、ずっと考えています。

これまでの虹と遠近法、反射する像の作図の知識を総動員してもわかりません。

虹のことに関して、なんでも分かったつもりになっていた私は

自分の愚かさにおろおろするばかりです。

虹に関する新たな真実が開かれ始めているような予感もします。

虹は不思議です。

2019.07.05 井手芳弘 

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