動き絵キットと必要な材料

動き絵キットを使った工作をご紹介します。

  • 対象年齢:8歳以上
  • 所要時間30-60分※細かい絵はさらに時間がかかるかもしれません。
  • 制作費用:¥2,500ほど キットとその他の文具代 (キット代¥2,310 2020.02.時点の価格)

準備するもの

  • 動き絵キット
  • 鉛筆
  • 消しゴム
  • ティッシュ
  • 色を付ける場合は細字の色ペン
  • クリップ2-4個

早速作っていきましょう

キットには複数作成できる個数が入っていますが、ひとつ作る時は下記の材料のみ使います。

動き絵作りの工程は2つあり、枠作りと絵作りです。 まず枠づくりをします。


台形の形の紙の裏側(グレーの面)に附属の接着材を付けます。

黒いストライプの入ったプラバンを接着剤の上に載せます。 プラバンの表面をよく観察し印刷面を上にします。プラバンを裏表交互に眺めると、黒い線が近い感じのする方があるので、そちらが印刷面です。

ストライプと窓の様に穴が開いたところの辺が平行になるように慎重に貼りましょう。

次にスティック状のグレーの厚紙に接着剤を付けます。 これを長方形の厚紙のグレーの面の上辺に角のカーブを合わせて載せます。固定するために、おもしを載せるか、写真の様にクリップで止めます。

もう一つのグレーのスティック状の厚紙にも接着剤を付け、下辺に載せます。

先ほどプラバンを付けた紙が上下のスティックの間をスムーズに通るかどうか確かめます。きつすぎず、ゆるすぎずの位置に下辺のスティックを固定させます。

※この工程は完成時のクオリティに影響する箇所なので慎重に行ってください。

スティックの上辺、下辺、両方に接着剤を付け、写真左上の正方形の穴の開いた厚紙を貼り付けます。

クリップで四辺を止め固定します。少し時間をおいて接着剤がくっついたら枠の完成です。


次は絵作りの工程に入ります

今回は縄跳びをする女の子を動かしてみようと思います。

動き絵では2枚の絵を一枚の紙の上に書き込みます。ひとまず1コマ目の絵はストライプを気にせず、書き込みます。

書き込んだら、ストライプの白い線の箇所の内側のみに色を塗ります。

※今回の作例では芯の太い色鉛筆で作成してしまいましたが、先端の細い(0.3-0.5mm程の)カラーペンで書くことをお勧めします。ストライプからはみ出して色を塗ってしまうと完成時のクオリティが下がってしまうからです。


1コマ目の動きを書いたら、同じ紙の上に2コマ目の絵をかきます。

グレーのストライプの内側に着色します。

下書きの線を消します。今回はペン書きではないので少し苦戦しました・・・。


完成した絵を枠の内側に入れます。

絵の上にプラバンのついた厚紙を通すと・・・

女の子が動き出します。縄を高く振り上げて・・・

ジャンプ!

これで動き絵の完成です。お疲れさまでした。

ストライプの間隔がかなり狭いので、目が疲れたかと思います…。しっかり目を休めて下さいね。


動き絵を成功させてポイントとしては、できるだけ動く箇所を少なくする、とにかくシンプルな動きにする、という点が重要そうです。

それ絵を踏まえて縄跳び少女のリベンジをしてみました。

顔、紙の動きを2コマとも同じにしてみました。

ストライプの線をはみ出して塗っているので、残像はありますが、1作目より動きがはっきりした気がします。


皆さんもそれ絵ぞれの素敵なアイディアでチャレンジしてみて下さい! どんな作品が出来たかも、ぜひ教えていただきたいです。


こちらのブログを動画でも紹介しています。よろしければご覧ください。


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